カタン専門学校 その3 交渉

交渉については、一番ゲーマー肌の人に誤解されているポイントだと思います。相手に得をさせることをやっかんでばかりいると、他の活発な人にどんどんおいていかれます。

交渉をなぜするべきかを説明します。

・交渉をすれば、やった二人のみが有利になる、やれなかった二人を不利にできるから。

以上です。交渉はやればやるほどオトクです。

ただし、そのためには以下のどちらかの条件を満たしている必要があります。

・その手番で建設するために足りない資源をもらう場合

・その手番ですぐに使うわけではないけど、自分の土地ではめったに産出しない資源を将来のためにもらう場合

つまりは、「必要なものをもらえる場合」ということです。不要不急のものをもらってきてしまうと、それは相手だけが喜ぶのでダメな交渉となります。

特に後者の将来の資源をもらってくるのは、貯めてるうちに盗賊で盗まれたりするリスクはありますが、本当に必要ならもらっても大丈夫です。特に鉄の生めない道系の初期配置の人は、一枚からでもこつこつと鉄をもらってくることが将来の街アップグレードにつながります。※ゲーマー肌の人はここで港に頼るので、余計に資源ロスが発生してさらに遅れる傾向がある気がします。

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また、これは攻略法ではありませんが、交渉するときのコツを一つだけ紹介します。

・「〇〇の資源を出します、△△の資源をください」と出すものとほしいものをはっきりと言う

だって、いらないもの(=出せるもの)とほしいものは、自分にしかわからないんですから。それに変に有利な条件を相手が認めるわけもないんですから。変にもったいつけずに、自分から条件を明示する方が相手も判断しやすくなって、自然と交渉も成立しやすくなります(たぶん、普通は)。

そして、最初の条件がはっきりしていれば、その条件がダメでも別のオッケーな条件を相手が逆提案してくることもあります。あるいは、最初の条件にオマケをつける交渉も、どこまで譲歩していいか考えやすくなります。

ゲームがよりほがらかになるので、ぜひためしてみてください。オススメです。

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交渉は、盤面で6点ぐらいになるまでは、有効ならバンバン行った方がいいです。相手が7点ぐらいになるとさすがに勝たれてしまうので控えた方がいいですが。交渉が活発なプレイヤーが一人でもいると、交渉なしのスタイルでは置いていかれる一方なので、自分にも有効な交渉なら柔軟に構えた方がいいでしょう。

特に点数が低い人同士の交渉はすごく有効です。ゲーム中の不運を覆すのは談合です。カタンはこれができるから、初期配置で多少の不利をこうむっても勝負になるのです。初期配置でなにもかも産出することはできませんが、足りないものをもらってくることはできます。

交渉を活用してこそカタン。負けてても交渉であっという間に追いついてくるのが本当に怖いプレイヤーだと私は思います。

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