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「勝ち負けだけじゃない」

高校総体県予選が終わり、3年生は部活動を引退して受験勉強に切り替えていき、チームは1・2年生に移り変わる時期になります。

新チーム結成からの1年間

このチームは、1年前には弱小チームでした。
偶然にも近隣に全国制覇した高校があり、その監督を父親にもつ部員がうちのチーム内にいたこともあって、強豪校が意識して練習している内容を参考に、先生と部員で練習内容を考えて毎日頑張ってきました。
新人戦では立て続けに接戦を勝ち上がって7位に入り、中国大会最後の一枠を得ました。
この経験を経ることで、県外の学校と練習試合を行ったり、合宿を行ったりもできました。早朝に駅に集合して、特急や高速バスで移動したりしたことも貴重な経験ですね。(妻はブツブツ言っていましたが…)

高校総体県予選

3年生の保護者の方にとっては、子どもと同様、いやそれ以上に思いが高まる大会になります。子どもの成長をすぐそばで感じながら、ずっと支えてきた生活がいよいよ最終章となりますからね。

目標は「ベスト4」!
これまで苦労しながらも1つずつ階段を上がってきたチームにとって、決して届かない壁ではありません。

ただ、1つ不安がありました。それは初戦の対戦相手です。
圧倒的な力がある3年生スーパーエースがいて、そこに力のある新1年生が複数加わったため、脅威を感じるチームです。
団体戦は、予想どおり大接戦になりました。
2−2で迎えた最終試合は、こちらのキャプテンと相手の1年生の対戦です。
一進一退の展開を繰り返し、声を枯らして応援する中で、試合は惜しくも敗れました。

思えば、1年前は全く逆の体験をしました。
私が応援するチームが、シード校を立て続けに倒してベスト4に入ったこと。
そのときの対戦校の気持ちを感じています。
嬉しい、悲しい、だけじゃないですよね。

「勝ちがすべて」ではない

勝利を目指す、そのことは決して悪いことではありません。

  • 自分に自信がつくこと

  • 勝つことがモチベーションになること

  • 勝つことが日頃のうまくいっていないことも覆してくれること

勝ち続けている間はよいかもしれません。
でも、負けたとたんにうまくいかなくなるチームもたくさん見てきました。

どう行動できるか

「勝ち」の反対は「負け」ですが、
「勝ち」と「成功」、「負け」と「失敗」はイコールではありません。

勝負なので「勝ち」「負け」は必ずつきますが、そこで何を学んだか(気づきがあったか)、が重要です。

一生懸命やったからこそ、自分の嘘偽りのない姿を出すことができ、そこから自分にできることは何か、何をすればよいか、考えていきたいですね。

勝って終わり、でもないですし
負けたら終わり、でもないです。

勝っても考えるし、負けても考える、その習慣を身につけていきましょう!
そのためには勝つことも負けることも、いろいろあっていいじゃないかな。


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