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チームファミーリエ・メンバー`s note

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「チームファミーリエ」のメンバーによるnoteマガジンです。弊社は各専門分野を持ったスペシャリストによって構成され、互いのスキルを補完し合いチームで事業を行っています。
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#息子

ボードゲーム

子どもたちが思春期に入ってからというもの、彼らのどちらかが嵐になればどちらかが凪になり親に優しくしてくれる、というようなことがよくある。時には更年期の夫と私も同じでどちらかがなんとなく調子が出なかったりするとどちらかが元気になってみたりして家庭が暗黒の世界になるのを防いでいる。 最近機嫌のいい息子がボードゲームをしようと数日前から言い出した。どこ行ったけな、と探して2日後、思いもかけないところから見つかっていざ対戦とあいなった。が、昔はあんなによく遊んでいたのにいい手を思い

小言

私の息子はただいま中学3年生である。受験受験とハッパをかけたり小言を言ったりしたほうがよいのかもしれないのだが正直なところ毎日が慌ただしい家庭なのでお構いなしである。週末の予定をアナウンスすると時たま「忘れてるかもしれんけどボク受験生やけん」と言われる始末。「そりゃごめん。移動中とか空いた時間に勉強してくれ。あ、ついでにご飯四合炊いといてー」と誰もそんなの配慮しない家庭環境である。 上の娘の受験時も同じだったが我が家は定期テストの前でも模試の前でも夏期講習の途中でも演奏会や

おにぎりくん

息子が学校の授業で絵本を作ってきた。「おにぎりくん」という題名である。 おにぎりくんが坂道で遊んでいたらつるっと滑って穴に落ち、蛇に助けてもらうという話である。ひねりも何にもない素直な絵本だなあと思う。そんなひねりのなさがかなり気に入った私は何度もこの絵本を読んでいる次第である。 おにぎりくんはおもちゃがなくても坂道を転がるだけで楽しいと思っている。穴に落ちてずいぶん泣いている時に蛇が現れてもちっとも怖がらず、「きみはだれ?」とたずね、「ぼくはへび。ここからだしてあげるよ