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エディンバラのFringeは嵐のように過ぎ去る

8月はエディンバラが最も盛り上がる時期だそうです。
コロナで中止になったり、動員数が減ったりしたけど、2023年は今まで通りに戻るんじゃないかと予想されてました。
普段は300万人ほど(参考)が参加するそう。(エディンバラの人口は50万人に満たない)
エディンバラ生活1年目、初のFringe参加体験記です。

参加したプログラム

オルガンコンサート

ロイヤルマイルの聖ジャイルズでオルガンコンサートを聞いてきました。
定員の半分くらいしか入っていなくて結構空いてました。

大きなオルガン。壮観です。
演目リスト。

価格は1人£10(+£1.25のシステム手数料。以下省略します)。
ヨーロッパに来たなぁ~という気分に浸れたし、Fringeデビューには良かったと思います。

コメディバレエ

フランスのグループによるTUTUという演目。
インスタの広告で見つけたんですが、ふわふわのチュチュでお尻ふりふりしてるマッチョなお兄さんたちがバレエ踊ってる。面白くないわけない。
予想通り、いや、それ以上に面白かった!

ポスター✨このビジュアルにやられました。

こちらも価格は1人£10。
エディンバラ大学の卒業式などが行われるMcEwanホールでの公演で、普段は中の見学ができないからラッキー、と思っていたけれどほぼほぼ覆われててホールの内装は見えませんでした。

アクロバットショー

The Black Blue Brothersというケニア出身の黒人アクロバットグループです。
音楽に合わせてノリノリでアクロバット(組体操レベル200、みたいな感じ)を披露していきます。
最後はスタンディングオベーション!
これは夫のリクエストで一人£18。平日よりも金~日はちょっとだけ料金が高かかったです。

始まる直前。ステージは思ったより小さめ。

ロイヤルマイルツアー

ボランティアガイドの方と一緒に90分ロイヤルマイルを歩きながら歴史や豆知識を聞けるツアーです。個人的ナンバーワン、すごくおすすめです!
最初に受付をしたときにはガイドは僕だよ~とおじさんに言われたのですが、人数多いから分けよう、ということで私たちのガイドさんはおじいちゃまになりました。

ガイドのおじいちゃま。たくさん語ってくれました。


途中でおじさんガイドのグループとすれ違ったりもしたのですが、どうやらガイドさんによっても内容が違うみたいなので来年もまた参加したいです。
人が多くてはぐれないようにするのがちょっと大変なのと、大道芸とか演奏をしているところの近くだとおじいちゃまの解説が聞き辛い…というくらいロイヤルマイルは混雑してます。
ハリポタ好きな人ー、と言われてせっかくなのではーい、と返事したらハリポタゆかりのスポットを多めに紹介してくれたみたいです。

1番奥がJKローリングの手形。
この景色でホグワーツのインスピレーションを得たとか。


予約の時はシステム利用料だけかかって、でもどうせ最後に寄付して~~って言われるんだろうな、と思っていたのですが、あっさり解散して寄付くれくれみたいなのが一切無かったです。

その他イベント系

ハンドメイドマーケット

中心部から少し西側で開催されていた大規模ハンドメイドマーケットです。
いろんなお店があって楽しかったです!
かわいいポストカードを大人買いしたのでお友達に送りたいと思います。

お店もたくさん。賑わってました。

屋台ご飯

エディンバラ大学はほぼメイン会場(建物から出るとすごい喧噪だけど、中までは影響ない、と夫が言っていました)で屋台もたくさん出てます。
ついお祭りの雰囲気にやられていろいろ屋台で買って食べました。。
私調べですが、意外なことに大学周辺の屋台ではフィッシュ&チップスは1軒のみで、一番多いのはフライドチキンとハンバーガーでした。
あとジョージストリートにも少し屋台を見かけましたが、大学周りが盛況でした。

大学構内に屋台が並んでワイワイ。
ギリシャのピタパンみたいなの。チーズがおいしい。
クレープを焼いてくれるお姉さん。

各所の大道芸

ロイヤルマイルや大学構内、各種広場のいたるところでパフォーマンスが行われています。どこまでがパフォーマンスで、どこからがパフォーマンスの宣伝なのかよくわからないくらいたくさんやってます。
とにかく賑やか。ふらふら歩くだけでもいろいろ楽しめます。

ブックフェスティバル

エディンバラ大学の美術系の建物でやってました。
作家さんによるサイン会や、公演イベントもたくさん催されていたみたいです。
エディンバラ大学のメイン会場から歩いて行けるのですが、こっちの方が落ち着いていてお子様スペースもあったり、平和です。(笑)
ついエディンバラのミステリー集を買ってしまいました。

大学の建物が会場になってます。
本買っちゃった。ドイルも入ってました。


来年に向けての反省・おすすめ情報・個人的感想

公式アプリに載ってないイベントもたくさんある&キャンセルもある

私がボランティアしたイベントは公式パンフレットにもアプリにもなく、Eventbriteなどで告知がされていたみたいです。こういうイベントがたくさんあったみたい…来年はもうちょっと早めに情報収集も始めたいと思います。
公式に載っていても探しきれないのでインスタや他の手段で気になるイベントを探すのがおすすめです。ハンドメイドマーケットはバスに乗っていて窓から告知ポスターを見つけました。

また、イベントの一部は事前購入(決まった額)&当日好きな金額払って観てね、というのがあるんですが、もし都合着いたら安く見られるかな、とか思っていたら公演がキャンセルされてる、なんてこともありました。
そんなにきっかりやります、という感じじゃなくてちょっと緩い側面も…

結構寒い(8月)

エディンバラはかなり風が強いです。今年の8月は気温が20℃に満たない日がほとんどでした。夜の公演から帰ろうとすると本当に寒い(気温12℃+強風=12月くらいなんじゃないか、という体感気温)。
でも感じ方には個人差があるみたいなので、タンクトップの人とダウンジャケットの人が並んで歩いてたりするので目安がわからなくなります。

同時期にやっているミリタリータトゥー

詳細は拙筆に譲りますが、ぜひご鑑賞いただきたいです!
エディンバラ城が会場になってます。花火や航空機ショーもあったり、参加してなくても外からもちょっと楽しめます。(ロイヤルマイルで待ち構えてるとタータン集団が降りてくるのが見られるんじゃないかと思います。今年は居合わせることはなかったので来年リベンジしたいです)

会場にたどり着くのが迷う

会場の名前をGoogleマップで検索しても普段登録されている名称じゃないので出て来ないことがあります。また、アプリから地図で飛んでも入り口の場所の指定が微妙なので迷います。公演を予約したら少し早めの到着がおすすめです!
席は早いもの勝ち(指定なし)のものが多いので、その意味でもちょっと早めの到着が良いと思います。

交通網は意外と通常運行

車は確かにいつもより渋滞しているし、バスも遅れているような気がするけど、普段から遅れてるし、まぁこんなもんじゃないっけ?という感想です。
夫は普段35番のバスで大学に通ってますが、メイン会場付近を通るけどルート変更も無かったそうです(戴冠式の時はルート変更ありました)。
1か月も続くので日常の一部、ということなんでしょうか。
バス使ってもいいですが、中心部だけなら徒歩でどうにかなるのでそんなに困らなかったです。

経済効果…?

meetupでお兄さんが話していたのですが、興行の会社はイングランドの会社が多くて実はそんなに地元にお金が落ちていない、という側面もあるそうです。
宿泊や飲食はエディンバラにお金が確実に落ちているかと思いますが、メインはショーのチケット代=大きい会社が取りまとめていることが多い、とのこと。少し意外な地元民のこぼれ話かもしれないです。

祭りの後

一気に撤収作業が始まります。
エディンバラ城のタトゥー用スタンドもクレーンで取り外され、大学のいろんな囲いや建築物も業者さんがせっせと解体していました。
そして人が消える…!!歩道が人でいっぱい、ということもなくなり、終わったな~という感慨。
meetupで地元の人に聞いたら終わって嬉しい~~、という意見が過半数占めてました(笑)

大学構内の撤収風景。
トラックに積み込んでる。


始まるまではワクワク、始まったらあっという間に終わっちゃいました。
街全体が1か月ずーーーっと学園祭会場になってる感じでした。

私の自宅は中心部から少し離れているので騒がしくて大変、というのはありませんでした。
来年はもっともっと楽しみたいです✨

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