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スコットランドと戴冠式

5月6日~8日は戴冠式など英国はイベントが多い期間でした。
多様性に関しても思ったことですが、この戴冠式に関してもいろんな考え方の方がいるみたいです。

スーパーなどでちょこっと戴冠式グッズコーナーがイースター明けから設置されていましたが…規模そんなものなの?というのが正直な印象でした。
日本では天皇即位の時にお面とか等身大パネルとか顔写真付きマグカップも売らないとは思うんですけども。それに比べたら盛り上がってるのかと思うんですが…
BBCで取り上げられてるより温度感が低い、と薄々感じてました。

戴冠式ということを完全に忘れていた4月。私はいつか始めたいと思っていたミシンのワークショップが開催されているのを見つけて、うきうきで6日の教室を申し込みました。(前日になって戴冠式の中継見れない、ということに気づく)
教室に行ったらスコットランド出身が3人、イングランド出身が1人、イタリア出身が1人、そして私。
お昼休みに戴冠式見なくていいのか聞いてみたら
「あれはイングランドのことだから」
と返って来ました。会話終了。あんまり触れない方が良いテーマだったのかも、と思いました。

他の機会にも生粋のスコットランドおばちゃまと話す機会があって、どう思っているのか聞いたら…
"I'm angry" (王室というものに対して)
だそうです。ユニオンジャックの一番下にスコットランドの模様が敷かれてるのが嫌だから見たくもない、とまで言ってました。BBCなんて見ないわよ!とも言ってました。
連合王国というものがよくわかってなかったんですが、やっぱり歴史的な経緯は住まわせてもらっているのだからちょっと勉強したいな、と思いました。(早速本屋さんで買ってきた)

旦那さんは大学の同僚(UK出身者が誰もいなくてヨーロッパの他の国出身者が多い)にパブリックビューイングに誘われて出かけてましたが、閑散としていたそうです。グラスゴーでは独立運動のデモ行進まであったらしい。
スコットランドの人は王室うんぬんよりもさっさと独立させてくれ、という方が多い感じがしました。私がお話しできたサンプルは少ないので偏ってるかもしれません。

ちなみにおばちゃまはBritishと言われるのも嫌がる人が多いから基本的にScottishという方が良い、と教えてくれました。以後気を付けます。
おばちゃまと一緒にいたウェールズ青年は「国旗に含められてないウェールズはイングランドの最初の植民地」と言っていました。スコットランドだけじゃなくてウェールズだとか、アイルランドとか、知らない背景がたくさんあるんだと実感しました。

個人的には戴冠式がどんなのだったか気になっていたんですが、飽きるくらいにBBCでダイジェスト放送を繰り返し放映してくれました。一応見られてよかった。

日本のGWも終わり、生活基盤も整ったので私も本格的に仕事復帰です。
時差8時間…頑張ります。

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