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三峰結華STEP

 アイドルマスターシャイニーカラーズの三峰結華STEPコミュを読んだので、感想を書きます。

三峰結華のキャンパスライフ

 中高生時代に教室でアニメトーク投げて自爆した過去を持つ三峰は、一線引いた友達付き合いをしています。本心を見せる友人関係は避けるタイプですが、友人達は三峰と打ち解けようとしてくれています。三峰なりに察していて、表面上ですが真摯に付き合っているようです。

 誘ってくれる友人が大学にいたようです。大卒資格のためだけに通学していて、名前を覚えてくれている知り合いはいないと思っていました。バイトに誘ってくれたり代返引き受けてくれたり、尋常じゃなくいい人でした。この人たちなら心を開いても安全な気がします。

 ヲタ活をオシャレで誤魔化したり、バイト斡旋を袖にしたり、のらりくらりと友人達から逃げます。気持ちは分からなくもないです。
 コミュニティに属さないとか三峰なりの処世術なんです。仮にヤバい人間がいるコミュニティに足をツッコんだら、関わるだけ人生をムダにするし気分も悪いです。その理屈は他人にも当てはまります。そのトラブルの相談するのも、友人の人生をムダに遣わせることに繋がります。だから慎重になるのは少し分かるんです。
 そして気まずくなるのも少し分かります。こんな臆病な人間不信は、救いようのない性格だからです。仕方のないことを考えている上で、三峰はやり過ごしているんだと思います。解釈違いだと思いますが、理解はこの程度です。

シャニPからのスカウト

 三峰を脅かさず、かつシャニPは距離を縮めてきます。

 シャニP持ち前の愛嬌で、三峰の心は絆されていきます。根の明るさに当てられて、感動した三峰は警戒が解けていきました。

 ノリが明るいのもそうですが、シャニPのキザな一面も存分に発揮されています。ためらいなくスカウトする自信はどこから来るのでしょうか。

ここは舞踏会かと錯覚しそう

 男性ユーザーは女性相手にこんな言葉かけたことありますか? 仮に営業トークと割り切っても、ここまで口説いて懐柔なんてできますか。
 このファミレスに酒があるのか分かりませんが、私だったらシャニPに色のついてないドンペリくらい差し上げてしまいますね。

いつまで疑っていられるか見物ですよ

三峰の青春

 283プロに仮所属してから、絶好調の三峰がスタートします。新海誠監督作品にある、非日常の触りのような高揚を感じました。例えるなら「前前前世」が流れるシーンで、軽快なメロディに乗ったキャラが非日常を満喫する展開です。

 ドルヲタの三峰とって、アイドルは挑戦でした。慣れないダンスレッスンは面白くて、友人に秘密にする後ろめたさすら楽しくして、そんな絶好調が三峰のうきうきしたモノローグから伝わってきました。青春映画の大トロ部分を味わっているようでした。

実家面談

 挨拶しに実家まで帰省していました。WING前にご両親と会っていたんですね。小糸WING文書偽造の件があるので、実家面談は見ていて緊張します。

 三峰自身も学業両立に悩んでいて、シャニマスは進路描写が丁寧です。医大B判定霧子然り将来と向き合ってくれるアイドル育成ゲームなので、千雪の雑貨屋云々もSTEPで期待しています。

ファッションショー

 STEPは場面ごとに着替えてくれるので、ファッションも楽しいです。SR私服もSSR私服も、どちらもクオリティが高くてシャニマスはオシャレです。随時追加されているドレス衣装もシナリオでみたいです。
 そしてシャニマスは商売上手なので、ラストに新SSR私服を着せてきます。

あなた→結華 お兄さん→Pたん

 シャニPの明るさに当てられて、三峰はアイドルになってしまいました。 三峰視点だと、シャニPがやたら愛おしい男に映ります。三峰といえば湿り気ですが、今回はシャニPの眩しさが輝いていました。
 283プロのアイドルになるまで敬語の三峰でしたが、帰りの新幹線で初めて「プロデューサー」と言葉を解きます。
 フラットな好感度から始まって、「プロデューサー」と呼べるまでを丁寧に追ったシナリオでした。

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