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Reasons to be Cheerful

<2020/8/8追記>ストリーミング配信期間終わってしまったので、YouTubeのリンクは削除しました。Graeaeのサイトで、新曲のほうは聴けるようです。


イギリスのGraeae Theater Companyによる、Ian Dury and the Blockheadsの曲をモチーフにしたミュージカル"Reasons To Be Cheerful"が、8月頭まで限定で、YouTubeで配信されています。

Graeaeは障害者の方々による劇団で、私もミュージカルの存在は知っていましたが、見るのは初めてでした。おしゃべりから始まって、雰囲気は学校イベントで見るようなフランクな舞台ですが、歌も踊りも勢いがあって、面白かったです。全編英語ですが、字幕もあるし、難しい内容ではないので、Ian Dury and the Blockheadsの音楽が好きな方や、1970年代の英国パンク好きなら楽しめると思います。割と素朴な感じのパンクスの少年の青春ストーリー(両親との関係だったり、恋だったり)で、温かくてほろ苦いお話でした。

曲は「New Boots and Panties!!」からと、あとはおなじみのヒット曲("Sex and Drugs and Rock & Roll", "Hit Me With Your Rhythm Stick", "Reasons to be Cheerful Part 3", "What a Waste", "Spasticus Autisticus"など)で構成されていて、歌詞もそのままなので、凄いと思います。("Plaistow Patricia"も!)特に"Spasticus〜"は、障害者の方々が演じているだけあって強力でした。


Blockheads役の方々も勿論いて、Ian役は歌もかなり似ていてパワフルな方でした。Chaz Jankelと一緒に作ったという新曲も最後に披露していました♫ Ianが亡くなって今年で20年ですが、こうやって色々な人に勇気やインパクトを与えながら受け継がれていくのは、素敵なことだと思います。改めて偉大&リスペクト!