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★映画鑑賞note: Jonathan Pryce主演作品いろいろ(日本未公開作品)


Jonathanおじいちゃんに嵌りすぎて、片っ端から出演作のDVD借りて見ていたのですが、日本版が出ているものは、脇役で出ているもの以外は大体攻略したし、IMDbを見ると、他にもたくさん出演作があることに気がついたので、主演のものを幾つか、米のamazonやeBayで購入してみました☺️(ついでに「テリー・ギリアムのドン・キホーテ」も米版で購入。。。)B級ものかと思いきや、どれも意外と良い作品でした!

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★「Sherlock Holmes and the Baker Street Irregulars」BBC family drama / Directed by Julian Kemp(2007)


これは映画ではなく、BBCのティーン向けドラマだそうです。シャーロック・ホームズのスピンオフ作品で、ホームズのアシスタントの少年探偵団 "Baker Street Irregulars"のお話。ホームレス少年少女たちが、罠にかかってあらぬ殺人容疑で自宅軟禁されてしまったホームズと、行方不明の仲間を探して助けるために、犯人を追いかけ奮闘するお話。ホームズは警官に見張られながらも、自宅からIrregularsに指示を出したり、いろいろと推理して助けます。当時のロンドンの街のイメージを再現するためか、ロケはアイルランドで行われたそうです。クラシカルな街並みや建物がいい感じ。

一般的なホームズのイメージとは若干かけ離れた感じの"Jonathan"ホームズですが、私は一番好きなビジュアル。。。バーガンディーのベルベットのスーツにスカーフとか、ボウラーハットとか😍 (⬆️のバイオリンのシーン、弾いてるのは「キャリントン」のテーマ曲??)勿論パイプをふかすシーンもあります。

シャーロック・ホームズは子供の頃に少し読んだきりなので、原作との関連は全然わからないのですが、ストーリーも良く練られていて大人でも楽しめるし、Irregularsの子供達のキャラや演技もいい感じで、面白かったです。DVDはこれだけで、ドラマもシリーズ化はされてないみたいなのが残念です。


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★「The Moon and The Stars」Directed by John Irvin (2008)


イギリス・イタリア・ハンガリーの共同作品で、イタリアで撮影されています。(おそらくチネチッタですが、全部かどうかわかりませんでした。。。)DVDのパッケージやクレジットの順番では、Jonathanが主演扱いですが、話の内容的には、ユダヤ人映画プロデューサー役のAlfred Molinaが主役と言っていい感じでした。ジャンルは"WAR DRAMA"ということで、第二次世界大戦開戦前夜の不穏な空気が漂う中、ハンガリー人の監督による映画「Tosca」の撮影が、イタリアのチネチッタにて、ドイツ・イギリス・イタリアのインターナショナルキャストで開始されたが・・・というお話。Jonathanは⬆️の予告編の通り、アル中でヤク中の、落ち目のイギリス俳優役。あんまりそういう役のイメージないけど、ちゃんとそれっぽいのが凄いです。相手役のドイツ人スター女優役のCatherine McCormackが、とても綺麗で素敵です。(イギリスの女優さんみたいですが)

話の背景にはファシストやナチス、劇中で撮影されているプッチーニの「トスカ」もベースになっていると思うのですが、不勉強なのであまり分からず。詳しい方が見たら「そういうことか」と腑に落ちると思います。政治的・社会的圧力によって、主役のユダヤ系イタリア人プロデューサー(ゲイでもある)や、ドイツ人スター女優が段々追い詰められていくのが、3国の状況も絡めて描かれていて、興味深かったし、その後の戦争のことをあらためて考えさせられました。

90分にまとめるためか、ストーリーが駆け足気味なのが少し気になりましたが(150分くらいあればもう少し突っ込んで描けたかも)、クラシックカーや、ローマの街が一望できるゴージャスなホテルの部屋、ティールームでのデート・シーンなど、なかなかお洒落で楽しめました。ミニサイズのスコーン(イギリス人はJam first!)が可愛いです。あとJonathan、話が進むにつれて横柄な感じから、なんだかカッコイイ人になっていきます。Victor Foxファンは是非(笑)。

<追記>

Catherineさん、調べたら「Dangerous Beauty」という作品で主演されてました。Amazonプライムで無料だったので早速見てみましたが、こちらの高級娼婦の役も、あどけなさと妖艶さの両方を兼ね備えていて、美しくて素敵です💫 ちなみに相手役は「キャリントン」のマーク・ガートラー役の人でした。(こっちでは報われてる。。。)

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★「Dough」(2015)  Directed by John Goldschmidt


割と最近の作品。見た目がまんまドン・キホーテです。(撮影は同時期かしら??)Jonathanがパン屋さん!見たい!と思って、予告編見たらパン捏ねしてるシーンがツボだったので、迷わずポチ(笑)。内容も移民・宗教問題を絡めつつも、ファニーで見た後にほんわかした気分になれる作品でした。

新しく出来た隣のスーパーに客を取られ、おまけに従業員が辞めてしまって、閉店の危機に陥っている、ロンドンで2代続くベーカリーを営むNat (Jonathan) のお店へ、アフリカ系移民でムスリムの青年Ayyashがやってきて。。。というお話。Natのお店で清掃員として働くAyyashの母や、Natの孫の女の子、お店のテナントの大家のおばちゃんがチャーミングでいい感じでした。そして今回もユダヤ人の役。。。Kosherというユダヤ教の人々が食べる食事(ムスリムのハラル・フードと同様、宗教的な規則に則した食べ物)や、日本では馴染みの薄いユダヤ文化についても色々と登場するので、勉強になりました。(ベーグルはユダヤ移民の人々のパンが基になったというのは知っていたのですが)

移民の青年を取り囲む厳しい現実(仕事がなくお金を稼ぐために大麻ディーラーのところで売人として働いたり)への目配せもあったり、現代社会が抱える問題についても考えさえられる、結構身の詰まった、食べ応えのある作品でした🍞

♦︎ちなみに「Dough」とは「パン生地」のことです♫


💘 一癖あるお洒落なイギリス紳士にも、チャーミングなユダヤ人のおっちゃんにも、ドン・キホーテにもシャーロック・ホームズにもローマ教皇にもなれるJonathan、ほんと名優です。演技力凄いし、台詞まわし上手い! 英語の話し方も心地よくて素敵🇬🇧 作品見る度に、ますます好きになってしまいます。インディペンデント映画でも良い作品に出てるので、興味あれば是非チェックしてみてください♫ 

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