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【日本100名城スタンプ】19.川越城

日本100名城スタンプを押しに、2024年2月に埼玉県さいたまけん川越市かわごえし川越城かわごえじょうへ行きましたのでご紹介します。

※ 本記事は訪問当時の情報を記載しておりますので、最新情報は公式サイトやお問い合わせなどで確認をお願いします。


スタンプ設置場所の情報

日本100名城スタンプは、川越城本丸御殿の中にあります。川越城本丸御殿の入館には入館料が必要です。

  • 川越城本丸御殿受付窓口

    • アクセス

      • 東武東上線・JR川越線 川越駅からバス

      • 西武新宿線 本川越駅からバス

      • 東武バス「札の辻」から徒歩8分

    • 入館料

      • 100円

    • 開館時間

      • 9:00 ~ 17:00

    • 休館日

      • 月曜日(休日の場合は翌日)

      • 第4金曜日(休日は除く)

      • 12月29日 ~ 1月3日

スタンプまでの道のり

今回は、池袋駅から東武東上線で川越駅まで向かいました。

東武東上線 池袋駅

池袋駅からは「小江戸川越クーポン」という割引乗車券を使用しました。池袋駅~川越駅間の往復と、川越駅からの一部区間が1日乗り降り自由となります。

小江戸川越クーポン

池袋駅から東武東上線で川越駅に着きました。

川越駅東口

川越駅東口から東武バスで「札の辻」バス停へ向かいました。「札の辻」バス停へは、蔵のまちを通る①・②番のりばでバスを待ちます。運良く「小江戸名所めぐりバス(③番のりば)」に乗れれば、川越城本丸御殿が目の前の「博物館前」バス停まで行けます。ただ、少し本数が少ないのが難点です。

川越駅東口バスのりば

川越駅東口から東武バスで「札の辻」バス停に着きました。

札の辻 バス停

川越の観光名所・蔵のまちエリアのバス停のため、目の前に小江戸な町並みが広がりました。

蔵のまち

札の辻交差点から東へ進むと、川越城本丸御殿があります。「札の辻」はかつて高札場があった場所ですが、今の札の辻交差点にはその名残はありません。

札の辻交差点

ちなみに先日下呂温泉で高札場を見かけたので、参考に貼っておきます。高札場とは、幕府が決めた法令などを木の板(高札)として掲示した場所です。

参考:下呂温泉・湯之島の高札場

札の辻交差点を東へ進むと、川越市役所と共に「川越城大手門跡」の石碑がありました。

川越城大手門跡(左奥は川越市役所)

大手門跡石碑の横には、川越城の築城で有名な太田道灌太田道灌像が設置されていました。太田道灌は他にも江戸城の築城で有名です。

太田道灌像

川越市役所の前に、川越城図が設置されていました。今は本丸御殿の一部しか残っていませんが、川越市役所のあたりから外堀を巡らせた大規模な城でした。

川越城図

大手門は川越城図だと一番左、外曲輪の西にありました。

大手門の位置

大手門跡を過ぎて更に東へ進むと「川越城中ノ門堀跡」の遺構がありました。

川越城中ノ門堀跡

中ノ門堀は、外曲輪から中曲輪へ行くための中ノ門に設置されていた堀です。

中ノ門堀の位置

中ノ門堀跡は川越城で唯一現存する堀跡で、平成21年(2009)に復元整備されました。敵の侵入を阻むために7mの深さ、18mの幅と急勾配があり、内側の土塀から攻撃ができる仕組みとなっています。

整備された中ノ門堀跡

中ノ門堀跡を超えて更に東へ進むと、いよいよ川越城跡の本丸御殿へ到着します。

川越城跡の石碑

スタンプ設置場所の紹介

川越城本丸御殿の前には、「川越城本丸門跡」の石碑が設置されています。門跡ということで、土塁で道幅を狭くして門跡を再現しています。

川越城本丸門跡

本丸門は、二ノ丸から本丸へ行くための北門にあたります。

川越城本丸門の位置

本丸門跡を抜けると、いよいよ川越城本丸御殿とご対面できました。大唐破風おおからはふ屋根の車寄くるまよせ(玄関)を備えています。

川越城本丸御殿

川越城の日本100名城スタンプは、川越城本丸御殿の受付を過ぎた隣に設置されていました。

日本100名城スタンプ(川越城本丸御殿)

スタンプのデザインは川越城本丸御殿です。

川越城 日本100名城スタンプ
川越城本丸御殿

川越城について

スタンプが押せたので、川越城について巡ってみます。

三芳野神社側から見た川越城本丸御殿

川越城は、長禄元年(1457)に扇谷上杉おうぎがやつうえすぎ氏の家宰かさいだった太田道真おおたどうしん道灌どうかん父子により築城された平城です。

川越城本丸御殿 廊下

江戸時代に松平信綱まつだいらのぶつなにより大改修が行われ、本丸・二ノ丸・三ノ丸や中曲輪・外曲輪・堀を設けた近代城郭として整備されました。本丸御殿は嘉永元年(1848)に再建されたもので、本丸御殿大広間が現存しているのは川越城と高知城のみで貴重な遺構です。

川越城本丸御殿 大広間

川越城本丸御殿も明治時代に多くの建物が解体され、玄関・大広間と家老詰所が残るのみとなっています。

川越城本丸御殿 家老詰所

家老詰所の中では家老が打ち合わせをしていました。黒船来航後、幕府は江戸湾に台場を築造し、川越藩は第一台場(現在は品川埠頭の埋め立てで消滅)の防備を担当しました。

川越城本丸御殿 家老詰所内部

川越城本丸御殿以外にも遺構があり、例えば「川越城富士見櫓跡」は、天守の無い川越城の代用天守として利用されていました。

川越城富士見櫓跡
川越城富士見櫓跡から見た川越市街

他にも、本丸御殿近くにある三芳野みよしの神社は、童謡「とうりゃんせ」の発祥とされています。

三芳野神社

まとめ

今回は埼玉県さいたまけん川越市かわごえし川越城かわごえじょうと日本100名城スタンプについてご紹介しました。

  • 最寄駅:東武東上線・JR川越線 川越駅

  • 移動:川越駅から東武バス、「札の辻」から徒歩8分

  • スタンプ設置場所:川越城本丸御殿受付窓口

  • 城跡:川越城本丸御殿(スタンプ設置場所)

川越城の日本100名城スタンプは、川越駅から少し離れた川越城本丸御殿にありますが、小江戸川越の雰囲気を楽しめるので歴史を感じるには良い場所かと思います。他にも川越には様々な遺構があり、例えば現存する江戸城の遺構(家光誕生の間)があるので探してみると楽しいです。

喜多院 家光誕生の間

また、川越はコエドブルワリーで有名で、駅前にブルワリー直営レストランがあり、食事をしながらできたてビールを楽しめました。

コエドブルワリー
担々麺とコエドビール

最後までご覧いただきましてありがとうございました。

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