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羊毛おひなさまの作り方

先日、『羊毛おひなさまと掛け算に繋ぐジャンプ』でポポスが作っていたおひなさま。

小さな子でも、大人の見守りの元、行えますので、作り方をシェアさせて頂きます。

●ニードルや針の使用について

この作り方は指先の体温とアイロンを使って圧着させます。

手仕事で作るお人形、例えば小人さんや立ち人形、ウォルドルフ人形を、子どもが子ども自身の手で作るとき。

それは『自分の分身』

つまりは、『自我の分身』に当たります。

その『分身』をプスプスと刺すという行為。子ども自身のニードルの使用はもちろん、子どもの前でも使うことは避けてあげる方が望ましいと思います。

もし、圧着が上手くいかない場合、羊毛によっては圧着しにくいものもあります。

その場合は、子どもに『後は、小人さんが寝ている間に仕上げてくれるよ。』と言っておいて、寝ている間に、ニードルや刺繍糸で何ヵ所か止めてあげてください。

とくに小さなお子さまの場合は、手に触れた時、お人形が崩れるという事は大きなショックになりますので、しっかりと止めてあげてください。

●~年中さんくらいのお子さま、手仕事に馴染みのないお子さまの場合

ベースの部分はお母さまが作られるのが理想的です。

内衣、外衣は、小さなお子さまでも、手仕事に馴染みのないお子さまでも好きにちぎってお楽しみ頂けると思います。

●羊毛について

羊毛はメリノウールが圧着しやすく、扱いやすいです。

幼い子供が美しいと感じられる『色』の羊毛を『少なめ』に籠などに入れて、子どもの前に用意します。

くれぐれも、多すぎる『色』、多すぎる『量』にならないようお気をつけください。

●アイロンについて

内衣、外衣は、アイロンの熱とスチームでフェルト状にします。

アイロンは、小さなうちからお母さまがお子さんの前で行い、充分に『観ている』子どもであれば、年長さんくらいで危なくなく使うことが出来ます。

小さなお子さんや、アイロンに馴れてないお子さんの場合は、お母さまが行うのが良いかと思います。

●真っ直ぐ立たせる

シュタイナー教育では、お人形は真っ直ぐ立っているかどうかがとても重要です。

何度か立たせながら、ぐらぐらしないよう真っ直ぐ立っているか確認しながら作ると、素敵なお雛様になると思います。

*サイズの目安

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乱筆で申し訳ありません。

この程度が扱いやすいかと思います。

鮮やかで美しいお雛様(お姫様)は、魂の美しさを現しているとも言われています。

自分の『手』で、『心』を込めて仕上げる手仕事は、子どもたちに形を変えて素敵な力となり、子ども自身や周りの世界との関係の助けにもなってくれます。

ぜひ、お子さまと一緒に手を働かせて作ってくださいね。

↓YouTubeの動画をご覧頂けます。

『羊毛おひなさまの作り方』

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