宇宙戦艦ヤマト2202 第2章 感想(ネタバレあり)

 第2章のDVDを観たので、オーディオコメンタリーを聞きながら雑感を書いていく。今回は良い点と悪い点でまとめず、各話ごとに感想を書いていこうと思う。

第3話

素晴らしい。ヤマトのパース良し、音楽の使い方も演出も良し、土方さんが11番惑星にいる理由回収。古代と雪の別れ良し。良い描写であった。

時間断層のアイデアも良い。3年での異常な復興を説明するとともに、私にとってこれはサーシャの成長につながるアイデアだ。私は後のサーシャ登場を確信している。時間断層には感謝の極みである。

一つ気になったのが「死んでいった者たち」で思い出されたのが沖田だけってのがね。伊東はどうよ?ドメルの次くらいにかっこいい死に方したでしょ?俺もユリーシャに手を握られながら死にたかったなー(?)

ところで斉藤は桂木のことを「あんな良い女」と言ってたのね。確かに、良い女だよな(7章まで観た感想)

第4話

素晴らしい。原作の良くも悪くも大雑把なヤマト発進までの流れを上手くリメイク出来ている。長官の正論が通じないヤマトクルー好き。発進シーケンス良し。山崎がいなくなって徳川の死亡フラグが立ってしまったが良し。

「星名君!」のあたりはちょっと強引な気がしたが、まあそれほど気にすることもないか。

島が乗り込んでくるアイデアも良いと思った。

第5話

素晴らしい。真琴とサブちゃんのシーンは2202全体でも屈指の名シーンだと思う。「順番だよ」。映画館でも泣きそうになったのを覚えている。

アンドロメダとの対決も良い。こりゃ南部さんはヤマト艦長になりますわ。イズモ計画のあたりはちょっと違和感あったけど(アンドロメダ連射しすぎじゃね?主砲弱すぎね?)、主砲の出力を絞っているとも考えられるし、それほど気にするほどでもない。アンドロメダにあった沖田レリーフをコスモタイガー隊がヤマトに持ち帰ったのね。劇場で観た時は軽くスルーしてた。それを持たせた南部さん、分かってるなー。

第6話

なんやこれ。一気に暗雲たちこめるグダグダ感。
貸しってなんだよ永倉。私は(空白)、私は(空白)、私は、逃げたんじゃない(グダグダ)。

斉藤、橋の上に寝転んでどんな状況だ。どうしてこうなった。
(5/10追記)22話で伏線回収。


「ねえ、ヤマトは?」←流石に唐突すぎ。兄がヤマト好きだからまあ分かる・・・のか?(いや、分からない)
「ヤマトは来る」←えええ?永倉がヤマトに拾われたの知らないでしょ。子供を安心させるために適当に言ってる感があって、本当にヤマトに対する信頼がないんだよ。ヤマトを信じる理由がなくて言葉が薄っぺらく感じる。
こういう違和感から見ていて徐々に冷めて良き、ヤマト登場も全く熱くなれなかった。ヤマト登場からの音楽の使い方が本当にグダグダ。救助の静止画はとどめだった。完全に冷めた。

大帝のアップは何を表しているのか?盛り上がりに欠け時間稼ぎみたいに感じた。大戦艦が縦に並ぶ動きにもかっこよさは見いだせなかった。
最後地面が焼かれた後も間延びして見えた。ずっとグダグダしていた。

まとめ

第2章を劇場で観た後のことは良く覚えている。6話の絵コンテを絶対許さないと名前を覚えた(もう忘れたが)。結末の印象は残りやすいと言われるが、後味の悪い一抹の不安を感じる終わり方だった。こうして見返してみると、3話~5話の出来は本当に素晴らしい。それだけに6話が許せない。

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