宇宙戦艦ヤマト2199 第4章 感想(ネタバレあり)

2202のネタバレも含むので注意。

11話

メルダと山本、古代の話。
前の章で「撃たない選択」をしたメルダ、今回もやはり撃たなかった。ちらちらとネックレスの赤い宝石を見て恨みを溜めていた山本もこれで陥落。メルダはイケメンすぎる。

メルダと古代の関係も深いものになっているだろう。共闘作戦の時や尋問の時など、2人で話す時間は長い。

 これは個人的な願望が強いけれども、次回作で友情が確認されるとすれば、デスラーとではなくメルダとだろう。しかし男と女の友情はきつい。やはり山本が出てくる?しかしそうすると主人公の友情パワーが・・・。

 2202ではメルダの出番がほぼ無かったので、やはりデスラーか。しかし2202で古代とデスラーに友情が芽生える気配無かったぞ・・・。次回作で一から友情を積み上げていくのだろうか。

12話

 ガミラス内部の話。ディッツ提督の娘が帰ってきて、タラン(兄)にからかわれ、ドメル夫妻はどうもギクシャクしている感が出ている。こういう描写は好きだよ。

 「ジレルの魔女が喧伝」このあたりは初見では何を言っているのか分からないだろう。こういう台詞はすきだけど。

 2199の古代は自立していて大人だなーという印象。確かに肉親を全てなくしたら自立するしかないよね。2202の古代が情けなさ過ぎてどうしても比べてしまう。
 島の葛藤も描かれていたが、11話の山本と同様に、12話で島も吹っ切れた感じ。ちゃんと人間を描いてくれるのは嬉しい。
 徳川太助の話も出てきた。船乗りになりたがっていると。

 あと細かいことだが、この話に限らず「ご苦労様」、「ご苦労さん」という言葉が2199で見られる。本来、対等または上の人を労う言葉であった「ご苦労様」は90年代前半に「お疲れ様」と用法が逆転してしまったらしく、今では目下の人に使う言葉のイメージが強い。こういうところでスタッフの年齢を何となく感じてしまった。

13話

 潜水艦行動と同様にCICは第2艦橋。これって何か設定あっただろうか?まあ何かしら理由はあるのだろう。

 佐渡先生の手術シーン。外科も内科もこなすスーパードクター、宇宙一の名医。佐渡先生みたいな医師になりたいなー。

 (すでに登場済みだけど)北野が登場(?)。2205で北野ポジションは誰になるのだろうか?ヤマト乗組員として伝説になった北野は、徳川太助とはかなり立場が変わってしまった。

14話

 ナゾ回、オカルト回。ミレーネル・リンケが何かしらやっているのだろうとは分かるが、SFを求める人は混乱するだろうな。話の中心であるユリーシャのオカルト要素を混ぜてある。

 この回で森雪とユリーシャが別人ということがそれとなく示された。そういえばリンケは森雪とユリーシャを見分けられていたように思うが、初見で森雪を見て驚かないのか?気にしすぎかな?

 この回は作画が崩壊気味。頑張れスタッフ。

まとめ

14話は評価が分かれるだろう。私も苦手もとする部類だ。しかしヤマトと言えばオカルト。この手の描写は絶対に外せない。ジレルは星巡る方舟で出てきたけど、次回作以降ではどうなるのだろうか?古代はレーレライとも友情(?)を作り上げていたが、ジレルの力は強力すぎて少し都合が悪いかな?

他の話は非常に良かった。これほど人物描写がしっかりしていたとは改めて驚いた。2199凄いわ。

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