見出し画像

初心者向け 将棋ウォーズの対局マナー

将棋のオンラインゲームの中でも一番人気の「将棋ウォーズ」。

意外と知らないオンライン将棋の対局マナー。どこかに書いてないですか?と声があったので、私が体験したものを文章にして書いていてみます。

1・まず最初に「投了」について

インターネットでオンライン対局だと相手が見えないので「投了ボタンを押さずに接続を切るという人」に遭遇する事も少なくはありません。故意に接続を切るという行為はもちろんですが、例えば、将棋の大会で詰まされた局面で走って逃げるようなもので、自分の負けを受け入れてこそ、将棋というゲームは成り立ちます。どんなに強い人でも必ず負けることがあるのが将棋。もう自分に勝ち目が全くない局面になったら投了するのも大切です。

将棋教室などでまず最初に習う「よろしくお願いします」=「挨拶」と「負けました」=「投了」は必ず言うようにしておくと良いとある先生から教わりました。将棋ウォーズでは相手が見えないですが言ってみるのも良いかもしれませんね。

・また、例えば明らかに強い人と対局すると、ほとんどの駒を取られてしまう場合もあります。人によっては自分の駒として自陣に打ってしまう場合、玉以外の駒を全て取ろうとする(全駒と言います)ようなこともあります。自分の駒が無く、相手が詰ます攻撃をしてこない場合でも悔しいですが、これは何を指しても勝てないなとわかったら潔く投了した方が良いです。

・負けとわかった時点での「思い出王手」などは相手は指されると不愉快になることもあり、「駒をタダで捨てるだけの指し方」「自玉をわざと危険にさらす」など、意外とルールに書かれていないマナーがあります。

3・「成らず」について

これはネット将棋ならではですが、最初の角交換で不成で角を取ってしまうと「成らず(者)」だよ。。。と対局相手はバカにされた気分になる事があります。(3切れのように時間が無い場合は当てはまりません)これは「舐めているプレイ=舐めプ」の1つと言われています。

また桂馬や銀など、金に成らない方が良い場合は不成でも全く問題がありませんが、「角や飛車」など成るのが当たり前の駒などは取られるとわかっていても成る方が良いです。

4・一期一会(一局一会?)の心で

将棋ウォーズでは棋譜をツイッターでツイートする機能がありますが、ツイッターで「晒してやる」と棋譜をツイートする方を時々見かけます。

将棋ウォーズ運営さんは、棋譜や将棋・対局の動画などは、良いものを「自分と相手の将棋を見せるために作った機能」であり、相手に対しての怒りや恨みを書く行為は、将棋ウォーズ運営さんも望んでいないはずです。

腹が立つ気持ちもとても理解できますが、明らかにマナー違反には通報する機能がありますので、一期一会(一局一会?)だと思い、流せるように心がけてみて下さい。

5・「詰み」の局面での長時間放置

例えば、頭金で詰みという局面で、自分の勝ちが決まっているのに、残り時間をギリギリまで使って詰ませないという行為もあったりします。「投了しないから見せしめだ」と言わんばかりに放置して時間ギリギリで詰ます。対局してくれた相手の方を最後の最後で冒涜している行為なので、絶対にやめましょう。

6・「番外編」SNSやYoutubuでは、「教え魔」には気をつけて

・教えてと頼まれてもいないのに、毎回「超長文」で教えてくる人 

・傷つけるような言葉でマウントを取って来る人 

・下ネタばかりを入れてくる人

・怒りの感情をぶつけてくる人

・指導だと言って、言われる側の心理状態や体調などを全く無視して、こう    しろああしろと書き続ける人

これが毎回当てはまる人には距離を保っておくと良いかもしれません。

本当の良き指導者やコーチと言われる人たちは、必ずと言っていい程、言われる側(教えを受ける側)の立場になって言葉を推敲しています。コメント欄を読んであなたの心が疲れてしまわないように心がけてみて下さい。

SNSという世界は「言葉が必ず先行する」ので、自分の心も弱ってしまいます。私も良い言葉や優しさに目を向けていければ良いなと思ったりする今日この頃です。

6・まとめ

将棋ウォーズは、対局相手をコンピューターにすることもできますが、やはり人間と人間がオンラインで対局できるのが魅力のゲームです。そして、「自分一人では将棋の対局は成立しない」のを忘れず、「対局相手に感謝の気持ち(リスペクト)を持って指したい」ものですね。

「将棋を楽しく指す」これが一番大切にしていきたいと思ったり。

これは、プロアマ・棋力も関係なく一番大切な事なのかな?と思う今日この頃です。ご参考になれば幸いです。長文を読んで下さりありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?