指定校推薦入試の廃止を訴える論客が出てきた!

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200113-00000012-pseven-soci

とうとうこういう意見を堂々と言える人が出てきた。誰しもが分かっている大学入学への近道。その近道を止めた方がいいという上記の主張には完全に賛成である。

そもそも、実質学校の通知表だけできまってしまう倍率1.0のろくでもない制度はさっさとなくしてしまうべきだった。

彼らは秋に内定が出て、残りの高校生活をバイトと自動車学校、思い出作りに費やす。

もちろん全員がそうではないが、大多数が学力を錬成しない。近場の高校は進学校を自称しているが、内実はほぼ指定校推薦によるもの。その上、学力が乏しいため、留年や退学が相次ぎ、次々と指定校を切られている。特に震災後、指定校傾倒が顕著になり、学問の根本を追及する学者的な先生がいなくなってしまった。

「震災」を理由に、生徒に苦労をさせないような傾向が全てにおいて出てきた。結果として井の中の蛙は空の高さも知らないまま、都会へ出ていく。そしていきなり現実を突きつけられるのだ。

指定校推薦はその高校と大学の信頼関係においてのみ成立する。しかし、その信頼関係が必ずしも正しいとは限らない。

本当に信頼しているなら、一般入試で競わせても十分満足のいく結果を出してくれているはずである。

しかし、現実はそうならず、入学時のプレースメントテストでも下位に指定校推薦組が集まるのはどこの大学でも同じ。

学力を自ら向上させ続けるような向上心を持った生徒でなければ、この制度を適用させるのは難しい。

人とは怠ける生き物である。

そして、それは際限がない。

人間の根本を理解していれば、この制度がいかに腐りやすいか分かりそうなものだが……。

福島県のどこかに住んでいます。 震災後、幾多の出会いと別れを繰り返しながら何とか生きています。最近、震災直後のことを文字として残しておこうと考えました。あのとき決して報道されることのなかった真実の出来事を。 愛読書《about a boy》