Santana feat. Michelle Branchーthe game of love

いつ頃だろう。自分が洋楽を本格的に聞くようになったきっかけとなった曲だ。サンタナがどれだけ有名なアーティストが知りもしなかった。とりあえずボーカルの声の透明さと、リフの心地がとてもよかったので、アルバムを買った。

聴いてみると、何度もリピートして聞いている自分に気づく。

不思議と繰り返し聴いても飽きがこない。歌詞を見ると、中高生にも分かる表現で明瞭に作者の意図が伝わる。
一番好感が持てたのは、流行りのラブソングのように甘い言葉の連発ではなく、練られた比喩と、韻ふみで、複雑なリズムをつくって、耳に抜けていく音符が心地よいところだ。

サンタナの偉業を知ったのはこのアルバムを買ってから一年以上も後のことであった。

「雨をあげて見せるよ」と言って、ライブをすると本当に雨があがったというエピソードは私のなかでも最も衝撃を受けたものだ。偶然ではあるのだろうが、彼のスピリチュアルメッセージのようなものだろうか。

とにもかくにも、召し上がれ!

福島県のどこかに住んでいます。 震災後、幾多の出会いと別れを繰り返しながら何とか生きています。最近、震災直後のことを文字として残しておこうと考えました。あのとき決して報道されることのなかった真実の出来事を。 愛読書《about a boy》