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【皮モノ小説】あなたの皮の中②(終)

 皮の女子と中身の女子の交流のお話。

※当記事、及び関連する私の著作物を転載した場合、1記事につき500万円を著作者であるFakeZarathustraに支払うと同意したものとします。

※本作品はR18指定の内容です。note運営の判断の如何に関わらず18歳未満の閲覧はご遠慮ください。

※本作品に於ける描写は、現実的な観点での法的な問題、衛生的な問題をフィクションとして描いており、実際にこれを真似る行為に私は推奨も許可も与えません。当然、その事態に対して責任も負いません。

※フィクションと現実の区別の出来ない人は、本作品に影響を受ける立場であっても、本作品の影響を考慮する立場に於いても、一切の閲覧を禁止します。

※挿絵はDALL·E/GPT4を用いています。


 皮の中は快適だ。
 厚さも寒さもない。
 心地よい空間で、彼女の美しい感情ばかりを受け取る。
 彼女はどんなネガティブなニュースにも、攻撃的な感情を持つことはなく、悲しみ哀れみの他は、冷静な考えへと至る。
 それは人間よりもずっと人間らしい感情だ。

 否、人間が理想として語る人間らしさの体現だった。
 人間より人間らしいと言う表現は、ある意味彼女に対する侮辱だろう。
 その人間らしい人間と言うのは、人間の中にどれほどいるだろうか?
 そして、彼女はその人間とは取り扱わないのだということなのだろうか?

 私は怒りを燃やしても、彼女はそんなことを気にしない様子だ。
 私の正論に対しても、「そんなこと気にしないわ」と言うばかりだった。

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