アーカイブスーツ①導入編
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高身長の女性が、小さくなれるスーツを着て接客したり色々する話。
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私は一言で言えばデカイ女だ。
身長が百八十あって、並の男よりもデカイ。
特に運動に力を入れたつもりはないが、自然に腹が割れている筋肉質な身体だ。
中学生の頃から嫌と言うほど運動部に誘われた。
自然、私の事を怖い女だと思う人が多くて、真面目に彼氏と言う存在が出来ない。
私個人としてはかなり可愛い物好きで、部屋なんかぬいぐるみがいっぱいだし、ファンシーな小物も沢山持っている。
だけれど、その部屋を見る人間なんて親ぐらいしかいないし、そんなものを持って外を出歩くなんて恥ずかしくて出来ない。
一度、高校の頃にメイドカフェをやって、憧れのメイド服に心時めかせたものだが、周囲の人間としては「あの武藤にメイド服着せたらクソ面白いぞ!」と言う発想だった。
それを周囲の女子も考えていたのだから、複雑な気分だ。
とは言え、私はそんなことに一々傷つくポーズをするのも嫌いだし、精神的な面で言えば"強い女"と言うのも一つの目標ではあるのだ。
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