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【TF小説】人間椅子③(終)

 メイドさんが椅子になる話だよ。

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※挿絵はDALL·E/GPT4を用いています。


 私はそうやってカタリナ様とずっと一緒に過ごす事になる。
 他のメイド達と同じように。

 そしてメイドの中では、「サンディは、カタリナ様のことは、カタリナ様自身よりよく知っている」とまで言われるぐらいだ。
 そこまで深く知らないよと言いつつも、少し誇らしくもあった。

 集合意識を使わないレベルでのカタリナ様との交流は、確かにメイドにとってはとても気になる情報だ。
 程度の差はあれ、メイドや元メイドはカタリナ様への愛を口にするのに、躊躇いはない。
 そしてカタリナ様も、そうしたメイド一人一人の顔をしっかり覚えてくれるのだ。
 国内のメイドや元メイドなんて人口の半分はあると言うのに、それを完璧に覚えている。

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