着ぐるみコンパニオン
とあるソシャゲの美少女着ぐるみのコンパニオンの話。
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あるソシャゲのイベントである。
このソシャゲは学園者でありながら、割と際どい衣装と百合展開で押しているイロモノジャンルではあった。
だけど脚本家の面々が割と熱っぽくシナリオを書いているし、当初から抱えていたイラストレーターがどれも神絵師にクラスチェンジしたと言う事もあって、三年目辺りから逆にダンロード数が伸びるという不思議な現象が起きたゲームである。
四年目にして初めてリアルイベントを開催すると言うのは些か不思議な事ではあるが、零細ゲームが一流ゲームとして進歩できたのは、開発当初に冗長性と発展性を残していたお陰だし、大きなトラブルもなく続けていられる運営チームのお陰でもある。
さて、そこそこ大きな展示場には、多数の着ぐるみキャラを登場させる。
コンパニオンさんに美少女着ぐるみのお面を被って貰うのだ。
肌色タイツを着ていれば際どい衣装も条例上OKだと言う話だ。
女の子は小柄な子を中心に揃えたのだけど、このゲームが好きだと言う人が多くて驚いた。
再現度の高い衣装に、お面を被ってキャラクターになりきって貰う。
その為に態々勉強会と演技指導の日を設けたぐらいだから。
しかし、そうなってくると、結構思い入れの強い子も出てくる。
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