怪獣と平和
怪獣と巨大少女がアレコレする話。
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それは五年前、日本を怪獣が襲った。
体高は30メートル。トカゲのような体つきで、直立二足歩行。
恐竜の生き残りとか色々な説が出たけど、わずかに得られた生体サンプルは、地球上のあらゆる生物の遺伝子とは異なる形だった。
上陸したのは尾鷲南部。
人口の少ない所から上陸して、そのまま山間部に居着いてしまった。
自衛隊が駆除を試みるも、放射線を含む光線にやられて仕舞った。
放射能汚染が心配されたが、光線で励起された地帯は直ちに通常の線量へと戻った。
むしろ、放射性物質を身体に蓄えるのではないのか? と言う説が持ち上がり、高レベル放射性廃棄物を与えると喜んで食べてしまった。
これについて、「いつか暴れた時、大変な事になるのではないか?」と心配されたが、処理に困った放射性廃棄物は世界に山ほどある。
世界はそんな"彼"に喜ばない筈がなかった。
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