【TF小説】ハイエナと呼ばれて⑤(終)
ハイエナの呪いにかかった女性がそれなりに頑張って生きていく話。
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※挿絵はDALL·E/GPT4を用いています。
関係各所は、やっと忘れかけた話を蒸し返すなと思っただろう。
実際、ゆっくりと消えていっている動物化した人たちをどうにかして繋ぎ止めようという活動である。
個人情報保護は必要なのは確かだが、警察は様々な情報を握ったままだった。
あれこれと"上の方"から攻めると、出てくるのは悲惨な統計だった。
全国三百二十二人の"呪われた人"が確認されていて、そのうち八十一人が自殺をした。
それから行方不明なのは百三人だという。
残りは百三十八名。うち一人は私だ。
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