見出し画像

【TF小説】ハイエナと呼ばれて⑤(終)

 ハイエナの呪いにかかった女性がそれなりに頑張って生きていく話。

※当記事、及び関連する私の著作物を転載した場合、1記事につき500万円を著作者であるFakeZarathustraに支払うと同意したものとします。

※本作品はR18指定の内容です。note運営の判断の如何に関わらず18歳未満の閲覧はご遠慮ください。

※本作品に於ける描写は、現実的な観点での法的な問題、衛生的な問題をフィクションとして描いており、実際にこれを真似る行為に私は推奨も許可も与えません。当然、その事態に対して責任も負いません。

※フィクションと現実の区別の出来ない人は、本作品に影響を受ける立場であっても、本作品の影響を考慮する立場に於いても、一切の閲覧を禁止します。

※挿絵はDALL·E/GPT4を用いています。


 関係各所は、やっと忘れかけた話を蒸し返すなと思っただろう。

 実際、ゆっくりと消えていっている動物化した人たちをどうにかして繋ぎ止めようという活動である。

 個人情報保護は必要なのは確かだが、警察は様々な情報を握ったままだった。
 あれこれと"上の方"から攻めると、出てくるのは悲惨な統計だった。

 全国三百二十二人の"呪われた人"が確認されていて、そのうち八十一人が自殺をした。
 それから行方不明なのは百三人だという。

 残りは百三十八名。うち一人は私だ。

ここから先は

3,831字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?