【連続ニセモノ警察 第12話~ブランド企業におけるニセモノ対策関係部署~】
ニセモノ対策には、被害の定義によって大きく3つの部署が関わっています。お互いが連携し対策効果を最大化しています。
1. 知的財産部門
コストをかけて登録・維持している知的財産権の侵害を被害と定義しています。ブランド力があればあるほどコピーされる可能性が高まるので、知財権の取得はブランド保護に大きく貢献しています。
2. ビジネス部門
売上やマーケットシェアの減少を被害と定義しています。
特に新興国や、市場に進出しようとする国では、ホンモノよりニセモノの方が安く人気がある場合もある為、ニセモノ対策による市場の正常化が課題となっています。
3. コンプライアンス部門
ニセモノの存在を知りながら対策を怠っているのは、企業責任を果たしていないと社会からマイナス評価されるリスクを被害と定義しています。加えて、ニセモノの収益は犯罪組織の収入源になったり、奴隷労働の温床なっている可能性もあることから、SDGsの側面からも対策の必要性があります。
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