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【こっち向いてよ向井くん】感想※ネタバレ有り

最終話、やっと見終わりました!
個人的にはすごく良い終わり方だったなと思います。
現代の考え方や価値観を強調しているようなドラマで、未婚アラサーな私にはとても刺さりました。


全体を通しての感想

最初から最後まで、「向井くん」(赤楚衛ニ)の恋愛を軸にいろんなテーマについて考えていく構成が良かったです。

ただの恋愛ものかと思いきや、向井くんがリアルに悩む様子や恋愛に向き合っていく様子に、見ている側も色々と考えさせられるような気がしました。

また、元気(岡山天音)と麻美(藤原さくら)の夫婦の問題も物語に加わることで、現在結婚している人もそうでない人もいろんな視点から楽しめるドラマだったかと思います。

個人的には、劇中のサントラを担当しているFUKUSHIGE MARIさんが大好きで、音楽も毎回楽しみにしていました。

(ちなみにゲスの極み乙女のキーボードを担当しています)

最終話のシーンでは、本人が登場してピアノを弾いてました!!!
激アツです!!!


個人的に刺さった言葉

「独身でも、結婚してても、母になっても、好きな仕事をしても寂しいときは寂しい」

こっち向いてよ向井くん 第6話

美和子(生田絵梨花)と向井くんの共通の友達である杉さん(野村麻純)の言った言葉です。

私は結婚に憧れがあり結婚=幸せと考えていたけど、必ずしも幸せになるためには結婚しかないわけではないんだなと思いました。
むしろ仕事の辛さから、いつの間にか結婚=逃避になっていた時期もあり、改めて結婚とは?ということを考えさせられました。

みんなと同じように結婚して、出産して…というだけで幸せになれるわけじゃない。
幸せの形は人それぞれであり、結婚しても1人の人間として自分の人生を大切にしていきたいと思いました。
自分の価値観もわりと古かったんだなと痛感しました…。

「自分の人生の舵は自分が取らないと」

こっち向いてよ向井くん 第7話

ぶっ刺さりました。
ここまで色々と翻弄されてきた向井くんに、どこか自分を重ねるところもあった。
恋愛に対して受け身でいたり、自分の気持ちが追いつかなかったり、人に合わせてしまったり…

でもそんな向井くんがこの言葉を発して、私もはっとしました。
他人任せではいけない。
向こうから誘ってきたから…とか、相手が望んでいたから…と、つい自己犠牲がちになる恋愛ばかりしてきましたが、自分の人生を大切にしなきゃなあと反省。

「パフェの本体ってこのバニラアイスのゾーンじゃないの?」

こっち向いてよ向井くん 第8話

洸稀(波瑠)と向井くんがパフェを食べるシーン。ここから朝までカラオケ→朝ごはんの流れが、リアルで1番好きでした。

洸稀の言ってることもすごく良くわかる。
恋愛って深入りすると面倒だし、美味しいとこどりしたいよなあとも思う。
そしたら、うじうじ悩んだり振り回されたりせずにすむのに。

でも、向井くんはそんなバニラアイスゾーンが恋愛の本質だと言ってくれたようで。
お互いの価値観とか嫌な部分とか深い部分を見せられる相手と、しっかり恋愛したいなと思いました。
そこまで辿り着くのに時間がかかるかもしれないけど、そのバニラゾーンが楽しみという向井くんって素敵だなと思いました。

相手を深く知るのは悪いことばかりじゃないな。


元気と麻美の関係

この2人の関係はずっと見ていてハラハラしました。

最初は麻美の言うことが私もなんなのかよく分かっていなかったけど、だんだんと「夫」という形に捉われている元気が嫌だというのが伝わってきて…。

麻美すごいなと思いました。

私も自分の中で気付かぬうちに、理想の妻とか理想の夫を作り上げてしまっていて。
他にも理想の母とか理想の父とか…いろんなものを型にはめてしまっていたな(反省)

でも、麻美が好きになったのはありのままの元気だった。
麻美、本当に素敵な人です。
元気もちゃんと麻美のこと大好きで。良い関係だなと思いました。

私ももし結婚したら、相手を型にはめないように気をつけたいし、自分自身も型にはめすぎないようにお互いを尊重した関係でいたいなあ。

最終回について

洸稀と向井くんの関係も良い終わり方だったなと思いました。
向井くんはちゃんと自分の思いをぶつけて相手に求めなかったし、洸稀もそれに対して自分の思いを応えていた。

恋人という名前だけの関係に捉われず、明日も会いたいというような2人だけの関係を続けていくのは、素敵だなと思いました。

形にこだわったり周りからの目を気にしたりせずに、自分たちのあり方を考えるのはなかなかできることじゃないと思います。


色々考える良いドラマでした。

これから私の人生も自分で舵を取っていきたいと思います!!

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