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桂文治・柳亭小痴楽二人会

昨日は『桂文治・柳亭小痴楽 二人会』
at 深川江戸資料館

元師弟の二人会🙂


いつもは興行主さんに直接お願いするチケットを
指定席なので自分で選びたくて"ぴあ"で取りましたわ。

深川江戸資料館、初めて伺いました。
230席ほどのホール。落語とかちょうど良いキャパね❗️
お席はセンター下手より4列目。

開口一番は、空治さん。
まくらに微妙な下ネタ振って撃沈😅
後に上がった小痴楽師匠が「わざわざ、"まくら振ってもいいですか?聞きに来たから、いいよってOKしたのに、このザマですか(笑)」と🤣
まくらって、スマート(または面白く)演るのってなかなか難しいものよね。

ネタは『錦明竹』
何度もかけてきたネタなのでお手のもの👍
・・の割に台詞間違って、その間違ったことも噺の中に入れ込む、そんな余裕も出てきた😁

元師弟の文治師匠と小痴楽師匠
2人ともそれぞれの立場で当時の話しをまくらに。とても良い師弟関係だったことがわかる🥰

小痴楽師匠は「文治師匠の厳しさがあったから、今の自分がある」そして、
「親父のところに帰されて、親父が「オレの言っていることが違うと思ったら、平治(文治師匠)の言ったようにやれ」と言われてきた」とも・・泣ける🥲

文治師匠は「遅刻魔でどうしようもなかったけど
落語が好きな気持ちはわかっていたから、破門にするのではなく、お父さんのところに帰した。
いい噺家になった。うれしいね。お父さんを超えるかもしれないね。これからも精進してほしい。後輩たちにも伝えてほしい噺がたくさんある」と

"二人会"と謳っているけど、今回は文治師匠が小痴楽師匠を立ててる感じがした。

文治師匠『幽霊の辻』『平林』
"幽霊の辻"こういうホール落語会でよくかける噺。落語作家の小佐田定雄先生が枝雀師匠に書いた新作落語。

堀越村の行き方を教える茶店のばぁさん健在❗️
ベースの噺に時々ネタやその場で拾ったエピソードなどを入れ込むので、毎回違うクスグリになる

文治師匠の『平林』久しぶりに聞いた。
前座ネタと言われるけど、めっさ磨きがかかった『平林』。そんなクスグリ入れていないのに登場人物の描写だけで笑える🤣(一つだけ強烈なクスグリが・・"平林"の読み方がわからなくなり
道ゆく人に聞く定吉。途中で"昔昔亭桃太郎師匠"に道を聞く。桃太郎師匠のモノマネ上手なのよ

小痴楽師匠『のめる』『付き馬』
"のめる"は寄席でも聞くネタだけど、落語会だと少し長くなる。
小痴楽師匠の工夫で好きなのが、登場人物が会話の合間にぼそっと独り言言ったり、ぼやくのね。
"のめる"はその工夫が活きるネタ。

文治師匠が小痴楽師匠に華を持たせてトリを任せる😊

『付き馬』小痴楽師匠で聞けるのはうれしい💕それフルバージョン❗️

吉原が舞台の廓噺。
今はなくなってしまった"吉原"での遊び方やルールを話しながら、客引き(牛、牛太郎)のことにふれる。

"夕べ格子で勧めた牛が 今朝はのこのこ馬となる"
「こんな川柳もできたそうで・・」と本題へ。
調子のいい冷やかしの客、気のいい若い衆、吉原界隈の商人。ポンポンと軽快な語り口。目の前に吉原、浅草の街が広がる。

この"付き馬"どなたに教わったのだろう。
もちろん小痴楽師匠の独自のキャラ立ても活きているけれど、サゲまでずっと愉しく聞けた。

良い二人会だったな。
また来年も開催するそうなので、楽しみにしている。
ありがとうございま〜す🤗

小痴楽師匠の『付き馬』が聞けた🥰

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