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あなたに会えてよかった

いまさら、自己紹介って言うのもなんですが.... ワタシは今から35年前に当時米海軍に所属していたアメリカ人と縁があって日本を離れてはるばるアメリカに嫁いで来ました。私たちの間には可愛い2人の息子をもうけましたが 残念ながら1996年に離婚。それまで完全専業主婦をしていたワタシは一転して近くの日本食レストランで働きはじめました。自分で食べていくだけが精いっぱいのワタシが二人の子供を連れて、慰謝料をもらっても 十分に養っていけるはずも無く子供は泣く泣く父親の方に引き取られてワタシは休む暇もなく毎日がむしゃらに働きました。こんな悲しい事があっても日本に帰らなかったのはやっぱり子供たちが居たからこそ。でもそのうちニホンジンのオーナーと意見の食い違いが出て来てここでも働きづらくなってきました。こんなことなら、自分のやりたい事が自由にやれる自分の店を持ちたいと思うようになりその想いは日々にだんだんと強くなって来ました。やがて、それがまるで自分に課された運命なのかもしれないと。そしてこれが実現したのはまさに今の夫との出会いでした。彼は「ねえ、私のどこが好き?」の問いかけに速攻で「そのちょっと悪戯っぽい瞳でニコッと笑った笑顔が好きだ」と答えてくれました。初めてのデートの日に時間を忘れて夜通し語り明かしたのは彼とは会うべきして出会った運命の人だったのです。

自分で言うのもなんですが、人懐っこい明るい性格、この自慢の笑顔と抜群の記憶力(特に一度名前などを覚えると絶対に忘れない)興味を持ったものにはとことん探求する好奇心,それに語学には非常に興味を持っていて、ごく簡単な挨拶程度の会話しか出来ませんが、スペイン語、フランス語イタリア語、韓国語、中国語など数カ国語、あのタモリ氏と同格(笑)くらいの才能があります。(爆 それはこういった国々の人々がひしめき合う“人類のるつぼ”と呼ばれるアメリカに居るからこそなのですね。こうした色々な国の人々と友達になるのでそうなると挨拶くらいの会話はしたいですものですから。そして、つい最近わかった事なのですがワタシには生まれつき備わった特殊な能力がある事に気が付きました。それは他の人の心が読めるということです。特殊な能力だなんて・・じつはタネを明かせば簡単なことなのですが、ワタシは人と話す時相手の目をじっと見ながら話します。人はよく「まるで吸い込まれれるような眼差しだ」と言いますが、“目は心の窓”その人の目を見れば何を考えているのかわかるものです。そしてこの事をわからせてくれたのは小さな黒人の男の子でした。ワタシは至る所で子供の姿を見つけるとすぐに目が行くのですがこの子の時は他のことに気が取られて彼のことに気づかなかったのです。「どうして僕のこと見てくれないの?」ワタシを遠くからじっと見詰めるその瞳が話し掛けて来ました。その子の心の叫びがはっきりと聞こえたのです。なるほど、子供の心は大人よりもとってもピュアです。あちらからどんどん話し掛けて来てくれます。するとだんだんと周りの大人の心も読めることに気がついたのです。人の心を一度掴んだらもうこちらのものです。“かゆいところに手が届く”これがワタシの自慢する武器ともいえる賜物です。

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