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シャドバ デッキ解説 AOA狂乱ヴァンプ

どうも、切札です。デッキ解説記事、かなり見てていただけているようで、ありがたい限りです。
一応「ランクマ向け」という形で解説しておりますが、競技シーンに持ち込んだ場合でも、フォローできるような情報をお届けできるように頑張ります。
※今回の投稿するデッキはまだ配信予定がありませんが、配信し次第、リンクを添付しておきます。
(4/13追記)4/12に配信を行いました。
あまり記事に関連のある動きをお見せ出来なかったのが心残りですが、参考までにどうぞ。
https://www.youtube.com/live/NUmNdxHQhKs?feature=share

構築とデッキについてコメント


結構綺麗ですね。あんまり見た目前環境と変わってない?

さて、今回は前環境から引き続き強力な「狂乱ヴァンパイア」の解説となります。

前環境からの弱体化点は「愛絶の姦淫・ヴァ―ナレク」ローテ落ちによる火力、1t4自傷の安定感の低下、「虚飾の炎熱」ナーフにより、序盤の圧倒的面押しが不可になった点。この二つはかなり致命的なポイントでしたね。特に「ヴァ―ナレク」の与えていたデッキへの影響は大きく、どうなることやらでしたが、それを覆す新カードの追加により、地位を保っています。

ということで、強化点についてですが、やはり「ハーモニックウルフ」「魅惑の狂想曲」の二枚でしょう。
「ハーモニックウルフ」は新たなドローできる1コストの自傷で、スタッツも偉い優秀なカード。
「魅惑の狂想曲」は、安定感、OTKの成立期待値が大幅に低下していたガロダートムーブをたった一枚から救い上げることに成功。隙は大きいですが、狂乱の面を広く押し付ける展開と組み合わせて、最小限のリスクで勝ち筋を大幅に増やせます。

ということで以下、いつも通り語れるカードについて解説しましょう。

ハーモニックウルフ

前環境から欲しかったくらい待望のカード。1/1/2という優秀なスタッツでプレッシャーをかけつつ、序盤の狂乱への自傷を1-1の手札交換で実行できます。ドローが即時でない点のみ注意が必要ですが、それを逆手に取って手札を空けにいく動きの起点とさせることもできるかもしれません。

猛襲の特攻隊長

枚数が落ちている理由は前環境と変わらず、「副総長」のサーチ先を少しでも限定させるため、他のパーツとの枚数を検討していった結果、消去法で一枚減ってしまったという形です。
ですが、一連のガロダートムーブに加えると、打点を2点追加することができ、そのおかげで勝つことも少なくありません。枚数が落ちているわけですから、慎重に使用検討をする必要があります。

高貴なる闇夜・ヴァイト ,クイーンキャッスル

進化可能開始ターン周辺のドロソ、回復、盤面形成を担う「ヴァイト」
数少ないドロソなので、いっぱい欲しいですが、3枚だとコストの重さもあって、過剰なため、枚数が落ちています。これも前環境から変化なしです。

あわせて「クイーンキャッスル」ですが、今環境になり、回復としての重要度が増しました。かつては、「特攻隊長」と採用枚数を争っているような人もいましたが、今環境は3枚必須という形になったのではないでしょうか。

魅惑の狂想曲

0コストの「デビルアイドル・トリル」「デモンディーヴァ」を手札に加えるカード。
「デモンディーヴァ」は狂乱状態なら、あて先がいるだけで0コス3自傷かつ相手に3ダメージ自身を5回復という驚異のガロダートムーブサポートカードに豹変します。これがとんでもなく強い。盤面の守護にも5点分触れるので、「ドラズエル」をはじめとした強力守護を貫通してリーサルを通せます。

デメリットとしてはスペル使用ターンは5pp消費するだけのムーブになるので、事前に強い盤面を作っておき、相手に処理させたうえで、最悪「トリル」をプレイするだけで解決できるような状況を作るように意識しましょう。

「トリル」も「アズ&イズ」のチョイスで、進化権を使わずに自動進化、かつ2点の回復か、「デビルソング」のチョイスで3コストのAOEを抱えることができ、対面によっては使いようが豊富にあるカードです。

もう一つ、スペルプレイ時に「トリル」「ディーヴァ」の順に手札に入るので、9枚の手札でプレイすると「ディーヴァ」が溢れます。しっかり手札は最低限8枚以下に落としてからプレイしましょう。

環境での立ち位置

今回の記事からは、このタイミングで「ランクマでの立ち位置」について個人的な感覚とともにお伝えしようかなと思います。

現在のランクマは様々なデッキと当たる機会があり
・よく当たる
テンポエルフ、ディスカドラ、アルバハドラ
・上記ほどではないがよく当たる
復讐ヴァンプ、狂乱ヴァンプ、連携ロイヤル、マーズヒーローロイヤル
・たまに当たる
回復ビショップ、ゴーストネクロ
・当たる時がある
その他ネメシス、ウィッチのデッキ

という感じです。「たまに当たる」と「当たる時がある」は分けましたがほぼ一緒とみていいです。復讐(狂乱)ヴァンプはいうほど当たらないのですが、たまたまという説が濃厚なので、良く当たるカテゴリに入れても差し支えはないでしょう。ヴァンプというクラス全体でみると、間違いなく頻繁に当たっていますからね。でも、ドラゴンの方が少し多い感じもします。

ということで、特に注意して見るべき対面は上位4クラスというわけです。
狂乱を当てはめていくと、
テンポエルフ
→自傷利用が可能&回復能力が高いため、ついていける。有利
ディスカドラ
→微有利。ケアできるカードはあるため、8tまで耐えてガロダートでotkというラインまで到達しやすい。が、上振れには勝てない。
アルバハドラ
→ディスカドラよりは全然有利。しかし、otkプランが用意出来ずアルバハとなると流石に厳しい。
復讐ヴァンプ
→5分か微不利。自傷を咎められてやられるケースや体力を4点以下にされて択がなくなるケースが多い。しかし回復札が多ければ捲れる可能性も。アビスのケアもできるし、ビーターが強い
連携ロイヤル
→微不利。確定除去がほぼないため、ガルドルやヴァイスがキツイ。また、タケツミのダメカも厄介。しかし、回復能力自体はそこまでのため、ガルドルやヴァイスといった厄介札がなければ勝ち切れることが多い。
マーズヒーロー
→有利。テンポエルフと同じ要因で。

という感じで、復讐ヴァンプ以外には基本的にやれるとしていいでしょう。(連携ロイヤルについてはこの中で一番少ない方ですし、ガルドルやヴァイスで耐える型はそこまでデッキとして強くないので目をつぶっても大丈夫です。)復讐ヴァンプ対面も回復を駆使して勝ちを見出すこと自体は可能ですので、ランクマで使うにはかなり狂乱はおすすめできるということです。

回し方

マリガン

基本的に前環境から変わらず、ドロソカードの三枚構成にすることを意識してます。先手の「副総長」は返します。後手は持ちます。また、横展開の強力な対面では先手でも持ちます。
ドラゴン対面は「笛吹き」もキープして、盤面で押すプランを見ます。

序盤

進化可能ターンまでか、進化可能ターンに狂乱に入るようにします。
具体的には3tで5自傷稼ぐのが理想。これで後4の「ヴァイト」進化から「キャッスル」の回復が起動します。5tには「ハウリングデーモン」を狂乱で使えるようにしたいので、そこまでには確実に狂乱になっておきたいですね。
できるだけ面を広げて、5tにチャンスがあれば「魅惑の狂想曲」を打てるようにもしておきたいですね。
手札に両方持てている時は、自身が有利なら「狂想曲」盤面で負けているなら「ハウリングデーモン」とするのが良いでしょう。回復はあまり無駄にはしたくないので、体力が落ちていないなら、多少盤面が不利でも「狂想曲」に行った方がいいかもしれませんね。

終盤

分割リーサルを狙えそうなら狙っても良いですが、今は基本的にotkを狙って耐えれるターンは耐えるのが吉な場合が多いです。「ハウリングデーモン」
「クイーンキャッスル」「デモンビーター」の回復3種の神器を使ってターンをもらいましょう。
実感としては、「ハウリングデーモン」や「ヴァンピイ」で削られた体力を「ガロダート」1枚で押し切るか、20点近い体力を8pp所謂「ガロガロ」で二枚使ってotkの2通りが多く、ガロダートを2ターンに分割して使うということはあまりないですね。

リーサルプラン

主な使用打点から整理
あまりに簡単すぎる「ディーヴァ」「ガロダート」4pp(あて先必須)
1+1+1+3+8=14
2pp「特攻隊長」(あて先必須)2点
0pp「眷属への贈り物」1点
ヴァンピィ進化(狂乱)贈り物+召喚4pp
1+1+1+1+1+1+1=7(贈り物3点、召喚4点)

ディーヴァ無し
6pp
0コス1自傷+2自傷+「ガロダート」11点
7pp
3自傷+「ガロダート」11点
「ヴァンピイ進化」+「贈り物」×2+1自傷+「ガロダート」17点
8pp
0コス1自傷×2+「ガロダート」×2  22点

よくあるやつ
6pp 「ディーヴァ」+「特攻隊長」+「ガロダート」16点
  「ディーヴァ」+「ヴァンピイ進化」+「贈り物」+「ガロダート」17点
8pp「ディーヴァ」+「ガロダート」×2 25点
  「ディーヴァ」+「ヴァンピイ進化贈り物召喚」+「ガロダート」21点

対面ごとのポイント

色んな対面に共通していることではあるのですが、「デモンビーター」が刺さるのかどうかはきちんと見ておきましょう
例えばディスカ等の盤面とリーダーに同時に打点が出るデッキにはもちろん刺さるし、大量守護を貫通出来ないデッキにも刺さります。アクセラも強力ですが、大事に使いましょう。
連携ロイヤル対面、回復ビショップ対面は、確定除去枠として「ヴァンピィ」しかいないこのデッキですので、使いどころは慎重に。これらが増えてきた場合は、「邪悪への変貌」を採用するのもありです。
復讐ヴァンプ対面は回復をとにかく最大限活用しつつ「相手は復讐にしない」「守護を立て続ける」「自傷し過ぎない」配慮することは多いですが、その時の手札と相談しながら最善を尽くしましょう。
相手が少し下ぶれた瞬間、その隙をつけるはず。
ミラーについては、前述のリーサルレシピを参考にケアしつつ、「一方的にディーヴァを抱えた状況」を作れれば最高ですよね。
また、「防衛隊長」がない場合、体力4以下になると自傷回数を稼げず勝ちへの択が一気になくなることになります。(「ディーヴァ」があると3以下になります。)なので、これは他対面でもそうですが、対策なしに決して体力を4以下にされないようにしましょう。残り体力1はこのデッキだとほぼ負けです。前述のリーサル表は「(回復もするけど)自分も4点は最低もらっている」ということを忘れないようにお願いしますね。

追記

復讐ヴァンパイア対面の相性を
5分か微不利 に変更しました。

まとめ

狂乱は攻撃力と回復力が高い今環境でも数少ないデッキの一つであり、多分otkの難易度は下手すると一番簡単なのでは?と思うほど。是非、皆さんも使いこなしてみてください。
では、また次回

切札 隼


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