シャドバ初心者講座~競技シーンへのステップアップに向けて~

どうも、切札です。今回はチームの身内向けに作成するシャドバ上達に向けての言語化メモのようなものを作成したいと思い、筆をとりました。

(2024/3/3追記)という形で書いていたんですが、今はチームも脱退し、この記事の用途もなくなってしまったので、改めて一部内容を変更し、一般公開させていただきたいと思います。ORS環境に作成した記事なので、一部今の環境とは異なる部分がありますが、ご了承ください。例に挙がっているものが古いだけで、内容については今の環境にも、後の環境にも通用するものです。

今回の内容は過去記事「切札隼の初心者向けシャドバ攻略#1切札隼の初心者向けシャドバ攻略#2」の内容を総まとめにし、さらに競技シーンへの取り組み方へブラッシュアップできるような内容を追加しようと考えています。

かなり長い内容になることが予想されますが、あえて一記事にまとめて見返したい部分を見返すというような形で鍛錬のお供にして頂ければと考えています。
では早速参りましょうか。お付き合いよろしくお願いします。


シャドバは究極の「知識ゲー」

前提として、シャドウバースは「カードゲーム」であり、定めらたルールにおいて、対戦相手に勝利することが目的のゲームです。
そして、このゲームの主戦場は「PvP」。対戦相手は、中身のある「この世に生きる誰か」で、自分と同じ人間であるわけですから、そこで何かしらの差をつけなければ当然勝利は近づきません。

ではその「何かしらの差」とは何でしょうか?
・持ち込むデッキ?
・練習量、試行回数?
とか色々挙げられると思います。

もちろん、これはその通りで、どんなに煮詰まった競技シーンあるいはプロシーンでも差がつくのはこのあたり。しかし、本当に大事なのは「差がついてはいけないところで差がついてしまっている部分」でしょうか。
「何かしらの差をつけないと勝てない」裏を返せば、「何かしらの差がついてしまうと勝てる試合も勝てない」ということです。
当たり前のことを言っているようですが、ここをしっかりと強調したいのです。

最初に「対戦相手も人間だ」という話をわざわざ強調してしたと思いますが、シャドバの対戦相手の実力は、対戦前に一見するだけでは測りきれませんよね。
競技シーンだと、自分より上手をいっている人と対戦することがざらになってきます。カード、デッキの把握は勿論できているでしょうし、、そこから各ターン各プレイにおいて、どのような選択肢を選ぶと都合がよいのかを日頃から検討もしているでしょう。
そんな中で、自分(あなた)が「知らんカードが出てきた」とか、「知らんデッキと当たった」とかそんなことを言い訳に負けてしまったとしたら、めちゃくちゃもったいなくないですか?こういった事情は、本来差がつくはずがなかった部分で差がついたということになっているわけです。

このような経験に心当たりのある方は、まずは差をつける前に、「差を埋める」ステップが必要です。競技シーンで戦っているプロやアマチュアの方々がよく会話しているのは「差をつけるための話」なのであって、「差を埋めるための話」ではありません。シャドウバースの非競技プレイヤーの方々は、基本的にこの「差を埋める」ステップが必要な状態にある方がほとんどなのではないか、と私は考えています。それをかっ飛ばして競技に混ざろうとしても、しんどいよってことです。
今回の記事は、このあまり競技勢たちが今更教えてくれない「差の埋め方」を解説した記事になってます。必見です。

(余談)厳しい話をするようですが、、、

正直今のシャドバは、eスポーツ化、そしてその普及にも力が入れられているため、競技シーンのみならず、ゲーム内のランクマッチのプレイヤーのレベルも急激に水準が底上げされていると感じます。プロプレイヤー、競技プレイヤー等がSNSを用いて、強力なデッキの構築、回し方の指標を公開するようになり、より「情報戦」が加速。そんなに環境で強力な立ち位置にあると言い切れないデッキが、有名プレイヤーの一声でランクマに氾濫する事もあるほど。そのため、競技勢の、プロの思考をゲームのランクマのみを楽しんでいるようなカジュアル勢も取り入れるようになりました。
そんな中でシャドバという対戦ゲームを、対人戦の面で楽しもうとするには、間違いなく相応の準備と覚悟も、ぶっちゃけいります。
だからこういう解説を、必死こいて作っています。一人でも多く、競技シーンに来て欲しい…切実な願いです。

ここからはじゃあ具体的に「差を埋めるステップ」とは?という疑問に私なりの解答を与えていきたいと思います。

その1 カードの効果を覚えとくのはメリットしかない

人それぞれ記憶できるリソースには差があります。しかし、競技をやるうえではですが、ローテーションに存在するカードの能力は、覚えるように意識しておきたいところです。

メリットをご説明しましょう。
・カード→デッキへと理解段階がステップアップした際に、その把握、理解スピードが大幅に向上する。
・自分でデッキを作成する事やレシピの微調整案を考えることができる。
・試合中、思考リソースを他のことに多く割くことができる。

これらは上2つが「デッキ理解の助けになる」話、最後1つが「試合中の助けになる」話に大別されます。

デッキを理解する段階にステップアップした際に、その把握、理解スピードが大幅に向上する。

具体的にどういうことかというと、極端な例ですが、デッキレシピを提示された時に
「あーこういうデッキね。ok」で終わるか、
「これどういう動きするデッキなん?」になるか。という話です。
デッキ理解のスタートラインが違うという話ですね。デッキを一度も触らずに前者のような反応が文字通りできるようになれば、少ない試行回数からデッキの深い理解に向けて足を踏み込むことができます。

ちょっと抽象的すぎて分かりにくかったかもしれませんので補足しますと、カードを全部覚えていると、デッキを一目見ただけで、だいたいカードごとのそのデッキ内での役割が見えやすくなる、ということです。ちょっと当たり前すぎるのですが。デッキを回すとなれば、そのデッキのカードの効果を覚えていくのは当然のことと思う方も多いでしょう。しかし、競技で戦う上では、自分が使いこなせる強いデッキだけを理解・把握しても、全然勝てません。環境にある全てのデッキを理解することを目指さなければならないのです。そのために必要、という事なんです。

まずは、「カードを覚える」ということは実際にはどういうことなのか、例を出してみます。

例えば

「出航の咎人・バルバロス」とそれが入ったデッキ「財宝ロイヤル」を例に挙げましょう。まず、基本能力をおさらい

出航の咎人・バルバロス 4/5/3→7/5 クラス ロイヤル タイプ 指揮官・八獄
・融合;財宝・カード
これに融合した時、「EPを消費せずに進化できる」を持つ
・ファンファーレ 戦慄の海賊旗1枚を手札に加える。自分がこのバトル中に融合かプレイした財宝・カードの合計が7枚以上なら、自分のppを3回復
・ファンファーレ エンハンス7;疾走を持つ
・進化時;相手のフォロワー1体を破壊する

トークン 戦慄の海賊旗 1コスト スペル クラス ロイヤル タイプ 財宝
ランダムな相手のフォロワー1体と相手のリーダーに3ダメージ

で、こいつを見て実際に私はどのくらいの情報を持っているかというと
・財宝関連のカード、フィニッシャー、デッキの核
・タイプ指揮官と八獄
・条件達成時実質1コストで盤面処理+海賊旗を抱える運用
・条件に関わらず海賊旗を事前に抱えておく運用
・財宝カードを融合可、手札を空けることやPPの支払い無しに財宝7カウントの早期達成が可能
・条件達成時エンハンスで実質4コスト進化込み7点
軽く挙げるだけでもこのくらい。ただ能力を覚えるのではなく、実際の運用までイメージして脳内で言語化しておくことが重要なのです。
(※今となっては実際に使用した経験があるので、かなりの情報を持てていますし、皆さんもこれくらいなら想像つくでしょう。が、本来は未使用の状態で、これくらいイメージできていることが理想ということです。)

で、次は財宝ロイヤルのレシピを見てみましょう。

このデッキを見せられて、「ああそういうデッキね」となって欲しいわけなんですけど、上記の「バルバロス」の情報を元にしつつ、その他のカードについても同様のレベルでカードについての情報を持っているとすれば
・財宝カウント(融合・プレイした財宝カードの枚数)7を達成する必要がある
・連携数が重要で、その数値は主に10。他に7,20を参照するカードがある。
この程度は簡単に分かることです。で、メインギミックとして財宝関連のカードが搭載されている必要があるわけですけど、じゃあ「財宝関連能力」を持たないカードが数枚入っていますが、その採用理由は何でしょうか?

財宝関連能力以外のカードだと、連携関係能力のカードとドローすることができるカードを特徴として読み取ることができたでしょうか。
連携関係能力に関しては「ロジャー」「副船長」が連携を稼ぎながら財宝カウントを稼ぐことができるカード(つまり連携稼ぎを副次的効果として持っている。)なために、連携10達成がしやすいので入っているというわけです。
(もちろんその上でこのデッキのメインルートとしっかりシナジーが合うカードが選ばれています。その理由についてまで喋ると長すぎるんで割愛)
で、ドロー関連能力については、それ以外のカードを見てみていただくと分かるように、「海原の斥候」くらいしかまともなドローソースがなく、デッキの回転力が乏しいため、ドローあるいはサーチによって山が掘れるカードを追加しているという形(こちらもその他もろもろのシナジー込みで選択されたカード達です。)

ここまで長々とやってきましたが、結局ここまでの説明をする上で、私の頭の中では、このデッキに存在する15種類のカードの能力が何度も復唱され、実際盤面での運用方法まで含めた情報までも氾濫している状況でした。
デッキを見るだけで、カードの情報を知っていればここまで準備ができるんですよね。
ところで、カード一つ一つには、そのデッキに採用された「明確な理由」が存在します。その理由を説明、理解することは、自身のゲームプレイに根拠をつけることへの大きな助けとなるとともに、デッキの理解へと繋がります。で、その「明確な理由」をはっきりさせるためには、そのカードの「情報」を出来るだけ多く、事前に読み取っておかなければ想像ができないんですよね。
以上が、カード一枚一枚を覚えることのメリットの一つ目(二つ目)になります。

で、自分でデッキを組むとなった時もここまで説明してきたことと同様です。それを自分から理由付けしてカードを選んでいくのが構築を組むという作業になるだけです。また、構築されたデッキを改善していく作業にも、今回解説したような要素が必要になってきます。
例えばですが、「時空の提督・モニカ」は連携10で能力が発動する強力なロイヤルフォロワーですが、何故採用されていないのでしょうか?
採用されているカードに理由があるのと同時に、採用されていないカードにも全て採用されていないそれなりの理由があります。
また、採用されている場合とそうでない場合があるケースのカードもありますよね。いわゆる「自由枠」「交換枠」といわれる場所。それはなぜでしょう?そこにも意味があるはずですよね。
だから「全部」把握しておく必要があるんですよ。(少なくとも私はそう思います)

試合中、思考リソースを他のことに多く割くことができる。

詳しいことはまた後程まとめますが、シャドウバースをプレイする上で、試合中に頭の中に用意しておくべき思考回路は大まかに3種類あると私は考えていて、
・自分のデッキの情報
・相手のデッキの情報
・実際の対戦中の場面に起きている、自身が読み取ることのできる情報
この3つです。カードのことを熟知しているということは上2つの情報の中に含まれます。(前述したように、デッキの情報を理解しているということの源泉はカード情報の熟知ですからね。)

簡単な例で行けば、「このカードの効果知らん、覚えてない」とかで一々自分相手関わらずカードの効果を指さし確認しまくっていたら、他に考えなければならないことがいっぱいあるはずなのに90秒をその分無駄にしてしまいます。これはあまりにも致命的ですよね。
そんなことよりも考えることって何?という疑問にもお答えしましょう。
・次のターン、及びゲーム全体の大まかな進行の流れの構築(情報が一つ変化するたびに再思考)
・自分の実行するムーブが最善択かどうかの思考
・相手の変化した情報から相手のムーブ、ゲームプラン、手札を推測
・相手から意図、想定していなかった動きが発生した場合、その理由思考。
・自分の動きが情報の変化により想定とずれた、悪化した場合、そのカバームーブの思考
言い出したらキリないけどざっくりこんなものでしょうか。

より詳しく言うなら、4つ目の事象が発生した場合は往々にして普段は見ないようなカードが登場することが多く、そこでカードの知識、情報だけでもあれば、即座にそのカードの採用理由、ここでプレイした理由などを考察することにシフトできます。
また、そもそもの上記の思考内容の数々がよりスムーズにいくのはここまでの話を理解していただければ、納得のいく話だと思います。

じゃあ結局このミッション達成のために必要なことはなんやねん

それは、地道に覚えるしかないです。はい。
ここで覚える努力ができない人が正直競技で戦うのは厳しいと思います。(別にプロでも何でもない私が言うのもおこがましい限りですが・・・)
もちろん、こんなことしなくても、カードの情報を即座に読み取り、デッキ理解まで難なく行える人は少ないですがいます。その場合は意識してカードを覚えるなんて作業はカットしても問題ないことが多いです。
しかし、それは才能・センス・これまでの経験のいずれかの領域。あなたにその才能があるのなら可能ですが、そんな人ははなっからこの話を理解しており、既にその先の領域で格闘しているというのが現実です。
(私にはそんな才能ないので、一枚一枚丁寧に欠かさずこの作業をしています。)
例としては、「カードの事前評価をする」とかでしょうか。一見するとただうきうきして机上の空論並べまくるだけの無意味行為のように見えますが、ここで先程「バルバロス」で例に挙げたような「能力の整理」「運用のイメージとその言語化」を私は行って、カードの能力を覚えるとともに、情報を整理してから新環境のデッキ構築に臨んでいます。そこで自分が思いつかなかった運用も、逆に思い通りにいった運用も、自分できちんと思考した経験から強烈なイメージが残り、カードの能力と共にいわゆる「エピソード記憶」として脳内に即座に鮮明に叩き込まれていくのです。
私が環境初期からいつもガンガン勝ちまくれている最大の要因は間違いなくこれです。

その2 デッキの内容を理解し、情報として所持しておくのはメリットしかない

ここでの話は、その1でも語った通り、カード1枚毎の情報分析がきちんとできている上で出来る話になります。それを念頭の上でお読みください。

まず、改めて、シャドバのゲーム中に必要な情報ですが
・自分のデッキの情報
・相手のデッキの情報
・実際の対戦中の場面に起きている、自身が読み取ることのできる情報
この3点でしたね。

ここでゲーム前に準備しておくべきとしているのは、上二つの「自分と相手のデッキの情報」です。
自分のデッキをしっかり理解して情報として持っておくことはまあ当然ですよね。でなきゃどんなに相手のデッキが環境外デッキでも自分のデッキを最大出力で回すことができません。これは結構皆意識してれば出来てしまうことだと思います。

さらにここから大きな壁となるのが、「相手のデッキの情報」です。
つまり言い換えると「環境に存在する全てのデッキの情報」です。
でないと、対応できない対戦相手が現れることになりますからね。
これを極めるのが、環境始まった後の我々の最初のミッションになります。これが「対面理解」「大局観」の話に大きく繋がるわけです。
これらは「自分と相手のデッキの情報」を理解して初めて、その情報を分析し、自分側が有利に、相手側が不利にゲーム進行するための具体的策を思考しその結果完成するものです。

この上二つの情報や、その結果から生まれる「大局観」はゲームを開始する前からある程度用意することができます。よって、その1同様にゲーム中の思考リソースをよりゲーム中にしか割けないことに使えます。これがその2最大のメリットです。

ターン中の90秒で思考したい理想は、まず、「自分と相手のデッキの情報」を元手に、三つ目の「実際に盤面上で起こっていることと、自分への公開情報」を適応させ、それを用意した「大局観」とリンク、その事前準備を参考にしながら、なにか公開情報が追加、変更されるたびに、それによって択が生まれたならその択検討、プラン変更・再構築の必要ができたならその検討、相手への嫌がらせ(プレイ面でのね)・ケアの検討を繰り返す。これだけのことを90-90でするのも中々難しいわけなので、「デッキ情報」「大局観」の用意はこう見るとほぼ必須であることが分かります。そしてエスカレーター式にその1で話した要素も必須となるわけです。

散々言っている「デッキ情報」って何?

デッキの情報というのは、ただ単に40枚のカードの内容のことを言うのではありません。
もちろん、それは含まれますが、他にも多くの要素が「情報」としてつまっています。
一部にはなりますが少し羅列してみます。

・カード40枚の組み合わせ。その内容
・デッキの大まかなゲーム進行ルート・プラン(複数ある場合が多い)
・各カードのデッキ上での役割・運用
・デッキの出せる打点(拡張して、そのデッキの攻撃力)
・デッキの耐久性能・回復力(拡張して、そのデッキの防御力)
・デッキ自体の強み・弱み
・全体で見た時の環境での立ち位置
・デッキを扱う上で必要な情報・気を付けるべきこと
・対面によらないマリガンプラン
・デッキの確定枠・自由枠・交換枠

ざっとこんだけの情報を持ち物として持てたらやっと「デッキ理解」のスタートラインです。ここから実践を通して完成させていきます。
で、これを自分と相手で二つ分用意出来たら、次は「大局観」を同時に完成させてゆきます。
これまた羅列してみます。これは二つのデッキ情報、そしてその対戦内容・結果から分析を行います。
・デッキ同士の相性
・お互いがそれぞれにできる妨害やケア
・お互いに対する特攻カードの存在の有無(ケアすべきカード的な)
・お互いにどのようなルートを踏めば勝ちか、負けか。
・特殊マリガンや交換枠カードの入れ替えによる相性変化の検討

一見少ない情報量ですが、実際の試合時には相手のデッキ情報に加える形で大局観を用い、相手の動きを分析することになるので、めちゃくちゃな容量です。さらに、実際の盤面状況と公開情報が絡んだ後にやっと択が見えてその検討が入るわけです

皆さんは対戦開始時にこれだけの情報を既に準備して戦えているでしょうか。勿論、最初から完全ではないです。前述の通り実践経験を積んでここからどんどんブラッシュアップしていくのが、シャドウバースがプレイ面で上達していくということですから。ただ、最低限の用意がなければ、ブラッシュアップするにも、その素材がないからできないわけなんですよ。

デッキ情報を把握することは大変かつ至難の業すぎるが………

とはいえ、これ競技プレイヤーは皆やってますので、出来ないとこれまた戦う上で厳しいものがあります。
ということで、私のやり方をご紹介

自分でそのデッキを回してみる(一番ダイレクトに理解出来うるのはこれ)。そして自分のデッキに対して、仮説込みのデッキ情報を作る。
それをプレイ面で信用できる誰かに共有したり、自ら一つの仮説に着目して実践を重ねたりしてデッキ情報を一旦確定させていく。

・既に完成されたデッキ情報についてそれを言語化出来る人から情報を取り入れそれを一旦言葉通りに完全に理解する。

ちなみに私は・・・(応用編)

私は、時間短縮法として、対戦を一度もすることなくデッキリストからかなりのデッキ情報を用意することができるように訓練を続け(それはカードの情報をカード見ただけで詳細に想起することができるようになると自然に出来る。)ました。
なので、最初から相手のデッキと自分のデッキの大局観を作るのを主な目的にして対戦に潜ります。
(例えば最近だと秘術ウィッチの練習がしたいと思った。)

なので、思考リソースにも最初からかなりの余裕がある(これは個人差あり)ので、相手のデッキについても同時に自分がプレイしている感覚で試合中思考します。その結果、相手のデッキの情報についても同時に深め、両面からの大局観が自動的に仕上がっていくという形です。
(自身の秘術ウィッチの情報分析にとどまらず、対面したバフドラ等から見た秘術ウィッチの戦い方も同時に分析するという事)

これが難しい場合、その分の試行回数や、情報回収の努力によって補わないといけませんが、競技の世界ですから、それくらいの厳しさはあるわけです。

最後に

今回は競技シーンでは当たり前の領域にまで「差を埋めること」に重点を置いて解説してきました。こんだけだらだら書き連ねても、最後にあなた自身の努力に全て委ねられます。
私が出来るのはやることによるメリット・価値の提示と、やり方の提案だけです。この記事を読んで、少しでも競技シーンへの取り組み方の足掛かりになればと思います。しかし、ただ読んだだけでは何も変わらないということを肝に銘じて精進していただければと思います。行動に移すことが何より重要です。

では、また次回お会いしましょう。

                            切札 隼


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