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幸せの数

自分が幸せじゃないときには、自分の周りは幸せだらけだ。

見知らぬ高校生のカップルが手を繋いで歩いている。子連れの夫婦が二人並んでニコニコお子さんを眺めている。若い女性がちょっと微笑みながらマニキュアを指で撫でている。

きっと彼らは幸せを手に入れてるんだろう。

私はよく、周りの幸せにひどく敏感になる。


私には子供が二人いて、この子たちは大きなトラブルもなくすくすく伸び伸びと育っている。よく笑う。よく喧嘩する。よく歌う。よく寝る。不思議なくらい子供たちは良い子に育っている。私は彼らをとても愛している。


私は不自由のない生活を送っている。夫がいる。

美容院に行ったり友達とランチしたり、仕事も追われるような量ではなくほどほどにこなして眠くなればお昼寝をする。私はよく喋るし社交的だし人に親切なほうだ。オシャレだって普通には意識してる。

周りの人から見ると、私はたくさん幸せを手にしているように見えるだろうね。何も不満なんてないように見えるかもしれないね。


幸せってどこで測るんだろう。

答えは知ってるよ。

自分の中だ。

何を幸せと考えるか。何を不幸せと考えるか。満ち足りているか満ち足りていないかは自分が決めることだね。


noteをはじめたあの頃は、私の周りには幸せはあふれていた。あふれすぎるほどあふれていた。どんな瞬間も、あちこちに転がっている小さな幸せは私を傷つけた。


いまはね、少し心が良くなってるよ。

私を傷つける幸せの数はちょっと減ったみたい。


#エッセイ #幸せをテーマに書いてみよう #note

こちらの企画に参加させていただきました。



お気持ち嬉しいです。ありがとうございます✨