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そのときの心持ちはどうしたらいいの?

「あ、怖い・・・」

そういう感覚を持つことがある。若いときは多かった。いまは本当に少なくなって、ごくたまにしかその感覚は来ない。

でも先日、出先でその感覚が来た。ただ「怖い」と感じる感覚。「怖い」以外当てはまる言葉はないけど、それがふいに私を覆う。

テーブルに無造作に置かれているフルーツを眺めていた瞬間だった。その怖さはかなり強い感覚で、消えるのに少しだけ時間がかかる。じっとしていれば徐々に収まるのだけど、その間は怖くて嫌だ。

これが起こるときのパターンのようなものは特になくて、誰といても、一人でいても、スーパーの中でさえそれはなんの前触れもなくやってくる。一度収まったのに数十分後にまた来るときもある。

たぶん何かとすれ違う、もしくは何かが私を通り抜けているんだろう。ただ「怖い」だけで、怖い何かは何も見えないし聞こえないけれども。

怖いからその場を動くこともある。「場所」が悪いのかと考えて、ひとまずその場から離れてみる。でもそれですぐに怖さが消えるのかというと、そうでもない。いつもその時間はある程度一定で特に対処はなさそうだ。時間にしてたぶん数分ぐらい。

高校生のとき、何かの拍子にその話を友達にしたことがある。すると彼女も「私も同じ!」と言った。彼女の場合は「罪悪感みたいな感情」が来るらしい。私とちょっと違うと思ったけど「うんうん、そんな感じ」と答えておいた。でも決定的に違ったのは、彼女は「見える」ことだ。その感情が来るたびに二人組の男性が見えると。

そうなんだ。私は何も見えない。

でも見えなくてよかった。なんか怖いし見たくない。

霊感とか霊の存在とかわりと信じているけど、絶対に見たくはない。もしかしてと感じる以上のことはごめんこうむる。ちなみにその「怖い」体験中にどういう心持ちでいるべきか、毎回悩む。

よく言われる「私は何も助けられませんよ、来ないでね」と強く思うのがいいのかな。情をかけると寄ってくると聞くんだけど、どうなんだろうね。

仲良しさんが参加されていた怪談のハッシュタグを見てこの話を書き始めたけど、特に怪談っぽく怖くはならなかったのでただのエッセイでいいかな。と思ったけど企画趣旨を読ませてもらったらこんな感じの文章でもお仲間に入れそうなのでタグ付けさせてもらいますね。他の人のもいろいろ読んでみよっと。

でも最後はいつものセリフで。

今日もみんな元気でね。


拝啓 あんこぼーろさま、よろしくお願いします。



お気持ち嬉しいです。ありがとうございます✨