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「寂しくない?」 あなたはよくそう聞いてくれる。 「うん、寂しくないよ」 「寂しくない?…
日曜の夜は9時頃に家に着いた。 中山さんとは岐阜から東京までずっと一緒にいられたし、いつ…
夜、ひとりぼっちが寂しくて、月に話しかけた。 「ねぇ、そばにいて」 そう言うと、月はそっ…
「君が彼を忘れるまで待つから」 そう言われてあの人との付き合いが始まった。私は前の彼を忘…
ベランダから少し遠くに見える線路沿いにいろとりどりのお花が咲いている。赤や紫、黄色にピン…
「君は愛されたがりだな」 あなたが笑って私の頭を撫でてくれた。 だからあなたの胸にギュっ…
Monday 「君のほっぺはふんわりしてるね」 そう言ってあなたが私の頬にキスをくれた。 だからあなたの頬にもキスを返した。あなたの頬はちょっと硬いね。 Tuesday 「君の手は小さいね」 そう言ってあなたが私の手にキスをくれた。 だからあなたの手にもキスを返した。あなたの手は大きくて力強い。 Wednesday 「君の髪は柔らかいね」 そう言ってあなたが私の髪にキスをくれた。 だからあなたの髪にもキスを返した。あなたの髪からジャンプーの香りがしたよ。
「知らないことは知らないままがいいよ」ってあなたが私に言った。 私が知らないこと。 あな…
ベランダで薔薇に水やりをするあなたの背中にそっと近づいて、私も薔薇を覗き込んだ。 「きれ…
カランと私のグラスの氷が傾いたのは、あなたの手がグラスに少し当たったから。突然私に向かっ…
熱が何度出ているのか、体温計はすぐそばにあるのに確かめる気力もありません。 夫の中山が帰…
「明日どうしよっか?」 金曜日の夜に、あなたに尋ねた。 「うーん、何するかなぁ」 そうの…
私があのnoteを投稿した翌日のことだった。noteから「クリエイターお問い合わせ」を知らせるメ…
あなたの規則正しい寝息を聞きながら、あなたの腕のなかで目を閉じた。 スースーという音に安心する。 大好き。 あなたと私の肌のぬくもりが同じになったころ、私は静かに眠りに落ちた。 おやすみなさい。 また明日ね。 #詩 #あなた