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あなたをぜんぶ、私のものにしたい。 あなたの手もあなたの背中も。 あなたの声もあなたの息…
私がまさかうっかり連載しているシリーズ『中山さん』は現在、12本公開しています。私はプロの…
中山さんとの初めてのデートはとにかく緊張して、何をどうやりとりしたのかよく覚えていない。…
たくさんしゃべった。 いっぱいしゃべった。 ありったけしゃべった。 吐き出せるものをぜん…
ここにおいでと広げてくれたシーツに顔をうずめ体を沈めた。 ほのかな石鹸の香りがあまく私を…
「あのさ」 「うん」 「なんかさぁ」 「うん、なに?」 「夫から離婚届渡されたんだ」 「…
「もしさ、私が離婚したら、あなたどうする?」 「じゃぁ、僕と結婚しようか」 そうなんだ、翔は私が離婚したら私と結婚するんだ。 「じゃぁさ、私が離婚しなかったら、この先、私たちどうなるの?」 「どうもならないさ」 そうか、翔は私が離婚しなくても、このままなんだ。 「でもさ」 「うん」 「君が離婚して、僕と結婚したら、僕たちの何が変わるの?」 「え、形だよ。私たちの形」 「形? どんな?」 「そりゃぁ、夫とか妻とかになるから対外的に私たちが認められるってこと
僕の手から君がこぼれた。 もっと優しく包んでおかないとこぼれ落ちるほど君は儚かったんだね…
あなたの寂しさを癒したいと私は思ったけれど。 君の寂しさを癒したいとあなたは思ったけれど…
ドクドクドク。 何かが聞こえる。 ドクドクドク。 私の中から何かが聞こえる。 ひどく耳障…
会社を出るときはいつも少し後ろ髪引かれる気分で「お疲れ様でした」を口にするんだけど、今日…
君の寂しさを受け止めたい。 君のつらさを慰めたい。 僕はまだ力不足で君の孤独を癒すことが…
「2人目でもいいから」 そう言いながら私は2人目でもいいからなんてこれっぽっちも思ってい…
僕は君の腰のラインに恋をした。 いつも僕は君の腰のラインを見ていた。しなやかに反っている君の腰のラインはとても女性らしくて上品で美しかった。 君と会って話すときは君の目を見て話していたけど、君が席を立ってトイレとかに行くときにはじっと君の腰のラインを見ていた。 僕は絵が好きだからいろんな女性の美しい姿をたくさん眺めたことがあるけれど、君ほど美しい腰のラインの女性は見たことがない。 僕はきっと飽きもせず、君の腰のラインだけを眺められるだろう。 君が笑うときには明るい白