1回目の教習所での挫折経験〜バックれ編〜

仮免や路上教習の前にすでに挫折を繰り返し、心の折れてしまった私。

次第に教習所に行かなくなります。

ちなみにお勉強の得意な私は学科教習はいわゆる第一段階の教習は全て終わっていました。

あとはひたすら実技教習を進めていくだけでした。

私の通っていた教習所は教習期間が6ヶ月となっており、第二段階に進むとさらに3ヶ月延長される仕組みでした。

真面目に通っていたのははじめの1ヶ月ほどでした。

当然、同時に入所した友達と会う頻度も減っていき、顔を合わせても一応平気なフリをしているものの劣等感で気まずい思いをしていました。

友達はあっという間に第二段階に進み、やがて卒業していきます。

自分はというと第一段階の途中で止まったまま。

家庭でもある時から教習所の話題を出さなくなった私を見かねた親からは、

教習所入っているのか、

どこまで進んでいるのか、

ちゃんと卒業できるのか、

と日々聞かれるようになります。

曖昧な返事しかできない私を見て、おそらくその気がないことを悟ったのか、親も次第に話題にしなくなっていきました。

そして期限が近づくと教習所から連絡が入ってきます。

幾度となく無視を繰り返しました。

最終的に期限が切れ、正式な手続きを踏むことなく、バックレるようにして私は教習所をやめることとなりました。

教習所に行くのが怖い。

教官に叱責され、呆れられるのが怖い。

運転技能が全く上達せず辛い。

予約やキャンセル待ちが面倒で続かない。

多くの挫折を経験し、失望感、劣等感、恐怖感など様々な負の感情を抱きました。

しかしながら最も心に来たのは親の金を無駄にしてしまったという罪悪感ではないでしょうか。

高校生の私はバイトもしておらず、貯金も大してありませんでした。

教習所に通う費用は全て親が出してくれていました。

そのことも親が教習所へ行っているのかと気にする理由の大きな一つでもあったわけです。

何万円という金額をドブに捨てた形になりました。

あの時のなんとも言えない罪悪感。

それからしばらくは車を見るのも嫌でした。

周りがみんな高校卒業〜大学入学前後の時期に運転免許を取っていました。

新しい資格とともに新生活に入るみんなに比べて挫折を味わいながら始まった大学生活。

なんとなく心に引っかかるものを感じながら過ごす大学4年間は決して気持ちの良いものではありませんでした。

私は運転免許取得といういわゆる誰でもできることにおいて、失敗と挫折を繰り返し、途中でリタイアを経験しました。

そしてその後、心に何か引っ掛かるものを感じながらの大学生活を経験し、確かにさっさと免許を取っておけばよかったと後悔もしています。

しかし、今現在、教習所をやめたい、通うのが辛いという方に絶対にやめるなとは言いたいと思いません。

なぜなら、何度でも挑戦はできるし、最終的に運転免許を取得すれば、あの時感じた失望感、劣等感、恐怖感、罪悪感というものは次第に薄れていくものだからです。

だから、今のあなた自身の気持ちや状況を最優先して問題ないと思います。

もし、改めて挑戦する場合にはもう一度自分の性質を分析して自分に合った環境で運転免許取得を目指していけば良いと思います。

私の1回目の教習所生活での挫折経験については以上になります。

決して焦らず生きていきましょ。

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