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フィットネスクラブの離職 改善策

こんにちは。大辻彰誉です。

前回は、フィットネスクラブの離職についての記事を読んだ感想を発信させていただきました。

今回はその改善策についての記事を読みましたので、僕なりの感想をお話ししていきたいと思います。

①賃金、待遇の見直し

まず出てくるのはやっぱりここですよね。労働量や成果に対する賃金、待遇が正当であるか見直す必要がある。

特に実際働いていて感じていたのは、インストラクターは人気商売です。その為、お客様を飽きさせない為には、レッスンプログラムなどのストックをどんどん増やしていかないといけません。ではいつ練習するのか?

勤務終了後や勤務前、休日の日に営業時間が終了してから練習をしに来たりするわけですね!もちろんお客様のファン化には、この努力はかかせませんし、プロとしては当たり前です。しかしながら、この努力が賃金や待遇に直結してると感じれないと、これはずっとは続けられない!ってそりゃ思いますよね。

「店舗の売り上げを増やしたら給料が上がる!」固定費がいくらかかってるかも分からないインストラクター達にとっては、最初は頑張れても、だんだんそれっていつ?ってなってきてしまうわけです。

「気合いでなんとか!頑張ろう!」
が、「騙されてるのかも?」「上層部は洗脳された人達ばかりだ!」という意見も出てきてしまうわけですね。

実際、レッスンプログラムの取得数によってインセンティブ制度を導入したりとしっかり成果に対しての評価制度を作るクラブも出てきているそうです。

②労働時間の見直し

残業や休日出勤が多い。実際に働いていて特に店長クラスに多いかなと思います。店舗運営もレッスン業務もしながら、マネジメント業務をするのはとてもハードです。仕事が終わらないのは、効率が悪いからと一言で片付けられてしまいますが、店長時代は通常出勤中に業務を終わらすことはほとんどできませんでした。結局勤務が終わってから行うのですが、疲れはてて頭も回りません。結局時間だけが過ぎていくんですよね。終わらなければ休日の日に出てきて業務するということもまれではありませんでした。しかも時間外労働になれば、なんで勤務内で終わらなかったのか?とつっ込まれてしまいます。毎回の説明ができず、退勤打刻をしてから業務外で仕事をする事が多かったです。

店長のサポートがされてるようでされていないが現実だと思います。こういった点は組織がしっかりと現場に入り込む必要があるでしょう。

③働き方の柔軟化

これは特にお子さんがいらっしゃるインストラクターさんですね。保育園の送迎、急に子供が熱を出した!そんな時にすぐに対応できるような職場環境は作らないといけません。業務であれば本当に店舗でしないといけないことなのか?フレックスタイム制の導入など勤務時間を一律にしないことは重要ですよね。

④教育体制の見直し

研修を取り入れてる企業は沢山あると思いますが、実践ベースの教育体制はとても弱いと感じています。どうして売り上げが上がらないの?どうしてそんなに人が辞めるの?沢山上司から言われて、やらないといけないのは分かってるけど、もう余裕がない。だから残業だってしてる。休日にだって仕事しに来てる。それが店舗の現実だと思います。みんなこれでやってきている。それで突き通してしまう文化がまだまだあるのではないかな?と思います。自分達の感覚だけでは見えていないものも沢山ありますので、外部アドバイザーなど客観的に見ることも重要だと思います。

今回は、フィットネスクラブの離職について、そしてその改善案について、実際にフィットネスクラブで働いていた僕自身の体験も含めての感想を書かせていただきました。

今回私が見させていただいた記事を書いてくれた方のように、リアルな課題と向き合いながら良い店舗作りの為の改善案を模索していきたいと思います。

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