なぜ金融の世界に飛び込んだのか??


今回は、私が金融の世界に飛び込んだ理由を書きます。

ズバリ、「最初に内定が出たのが事業者金融業者だった」だけです(笑)。
これは格好つけた言い方で、他に内定を貰えなかった。
他に内定が貰えるまで就活を続けなかった。
まともに就活もせず怠けてました。

今思うと、「自分に自信が無くて、弱い自分と向き合う事から逃げていた」んだと思います。
ついでに言うと、早く部活(ラクロス部)に戻りたかったのもあります。

私の学生生活はまさにラクロス一色。
自分の将来の事なんて微塵も考えていませんでした。
もう少し真面目に自分と向き合い、将来を見つめていたら、
金融とは異なる世界を歩む人生になったのかもしれませんが、
今は、ちょっと金融以外の世界に身を置くことは考えられないです。

というのも、最初に入った事業者金融業界での出会いがきっかけで
金融の世界に「やりがい」と「適性」のようなものを感じたんです。

当時(平成11年頃)の事業者金融業界は業績絶好調で、
私が入社した「商工ファンド(後にSFCGへ社名変更)」という会社も
過去最高益を弾き出し、株価も新聞を見るたびに上場来最高値を更新する
ような勢いのある会社でした。

入社式も豪華絢爛で、当時まだ存在した「赤坂プリンスホテル」で
900名ほどの同期が集まり、盛大に行われました。
入社時の社員数が1500名ほどでしたので、900名入社って異常ですよね。
入社式での社長の挨拶は凄かった。
一言ずつ噛み締めるように話す社長の姿にオーラを感じました。

「Forbes」という雑誌がありますが、
毎年「世界の億万長者」という特集記事が掲載されます。
その「世界の億万長者」に名を連ねていた社長でしたから、
「凄い会社に入社したんだな」とちょっとばかり
誇らしさを感じたのを覚えています。

2010年に102社からなる企業グループになる。君もその社長にならないか⁉

それが、採用時の謳い文句。
そんな言葉に心ひかれて入社した若者は数知れず。
私も、その内の一人でしたが・・・。

初めて飛び込む社会の荒波に、期待や不安を抱えながら
私の社会人としての人生が始まりました。

(つづく)



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