日本の危機的エネルギー事情に警鐘!

武田邦彦さんのお話です。

【武田邦彦】この3人は絶対この真実を国民に話すべきなんです!政治の世界で重要なポストの人と話したのですが日本はトンデモない状態に有るという事を再認識しました!




石油事情

ある人物(長く政治に関係されてきて、重要なポストもやり、人格、識見共に優れた人)とお話をしてきた。

学者も実業家、政治家も「これが日本人か?」というような状態にある。
彼も私も危機を感じている。
今の日本は子供たちに引き継ぐようなレベルではない。

パレスチナ問題


今の戦争は臭い匂いが漂っているひどい状態。

石油の危機


日本人が最も注意しないといけないのは石油。
石油がないと、自動車、電力も失い、冷蔵庫も動かない悲惨な状態になる。

1972年の石油ショックの時、中東に依存してはいけないとなった。
ペルシャ湾は出口が非常に狭く、そこから日本向けタンカーがたくさん出ている。

今でもペルシャ湾の沿岸国から90%の石油を輸入している。
(サウジアラビア、カタール、オマーン、アラブ首長国連邦などで、直近9月度は96%となった)

従来はロシアからも輸入していたが、ロシアウクライナ戦争で輸入が止まっている。
ペルシャ湾の入り口で日本の死命を制されている状況にある。

一刻も早く、岸田政権の関係大臣は日本の危機を回避するように動いてもらわないといけない。

石油統計速報 令和5年9月分

外務大臣の使命


上川陽子外務大臣(2023/9/13-)はとにかくサウジアラビアに行くこと。
サウジアラビアは周辺の安全について全体として支配している。
今の王太子は非情に優れ者で、どっちかというとやや親日です。(最近は怪しいが)
日本は中東外交をサボっている。

次にイランに行く。
イスラエルに行ってもしょうがない。

ムハンマド・ビン・サルマーン(サウジアラビアの王太子)

上川外務大臣のカイロ平和サミットへの出席(2023/10/21)

防衛大臣の使命


木原稔防衛大臣は、ペルシャ湾の入り口の日本のタンカーの航行の安全のために軍艦を派遣しないといけない。
憲法9条の問題がありますが、憲法問題を片付けないといけない。
本当は関係ないんですが、9条の文言の「国際紛争を解決する手段」か否かによって大きく分けている。
日本タンカーの航行の安全保障というのは、国際紛争に全然関係ありません。
日本のタンカーを軍艦が守るだけなのだから。
外洋というのは、基本的にそうなっている。

先日、南シナ海で中国とフィリピンの船が衝突するいざこざがあった。
ここをどうするのか。
難点は3カ所にある。
ペルシャ湾の出口、マラッカ海峡(マレーシア、インドネシア間)、南シナ海の3つが日本人のエネルギーの生命線です。

日本の自衛隊は何のためにあるのか。
これらのルートの安全は自衛隊が守らないといけない。
自衛隊以外に守ることはできない。

自衛隊は世界の軍事力の第5番目。
自衛隊が行けば他の国は手出しできません。

パレスチナ問題が起こってから、アメリカのミアシャイマーは「近々、パレスチナで大きな紛争が起こる」という論文を出していた。
アメリカでは議論になっている。

経産大臣の使命


西村康稔経産大臣は、石油が入らなくなったら大変になる。

3人の大臣は行動するとともに国民に対して演説が必要です。
ここは日本人として動かないといけない。


話は明治時代へ


ある方との話は明治時代に移り、先人は一つ一つにポリシーがあり演説があって実施している。
これが大切。
自分で政策を持っていて、一生懸命演説で国民を説得する。
国民が不安になっても「大丈夫。俺がいるから」くらいでないといけない。


アメリカ外交の衰退


実は、アメリカの国務大臣のレベルが下がっている。

トランプ大統領の時は立派な国務大臣がいた。(マイク・ポンペオ)
トランプ大統領も発信力は強かったが、国務大臣も発信力があった。

だが、バイデン大統領になってからは国務大臣は役人のちょっと偉い人くらいのレベル。(アントニー・ブリンケン)
バイデン大統領と一緒にやってきて論功行賞のように大臣になった。
アメリカの国務大臣がだらしないと戦争が起こる。

ウクライナ戦争が起こり、パレスチナで戦争が起こる。
つまりは国務大臣の人選を誤ったためとも言える。

アメリカも日本も一流国の大臣は、それだけ世界に影響を及ぼすのです。


メディア界の衰退


テレビや新聞の論説陣が動かないというのは情けない。

政治家の本は売れないというのは聞いたことがあるんです。
読み手が「どうせ嘘が書いてあるから」ということのようです。

ある出版社の社長に会ったときの話ですが、テレビの解説者の本が売れなくなったらしい。
なぜか。
嘘をついているから。

確かに今のテレビで論評する人たちは、嘘つきしか残っていません。
誰とはいいませんが。

とにかく、テレビ局の言うとおりの嘘を言わないと解説者にはなれないんです。
当たり障りがなく、何の意味もない解説。
だけど、本が売れなくなっているまでとは思いませんでした。

昔は売れていました。
テレビの解説をやると名前が売れますが、今は逆になったんですね。
やはり、民主主義では言論は大切なんです。


日本人の心

日本人の魂を持って、職業に忠実で誠意のある報道。
誠実とは「嘘をつかないこと」です。
言ったこととやっていることが同じ。
嘘をつかないことは社会の財産なんです。

これが失われると、いちいち言っていることを調べなくてはいけない、いくつも調べなくてはいけない。
嘘が入っていると社会は大変なんです。

国も小さい資源もない日本がこれだけ繁栄してきたのは、一流国になっているのはなぜか。
他ならぬ日本人の誠実さなんです。

誠実な日本では、泥棒も嘘も犯罪も少ない。
本当に幸福な人生を送ることができます。

外国と日本の一番大きな差は、国民が誠実であったかどうかです。
政治をやる人が、自分のためではなく国民のためにと思ってやったということです。

外務大臣、防衛大臣、経産大臣はまずは発信してください。
「自分はこう考えている、国民の石油を確保するためにはこうなんだ。」ということを言っていただきたい。


アメリカのリアリスト


ジョン・ミアシャイマー。

伊藤貫さんも度々お話しされる方です。

この博士について、及川幸久さんが語ってくれています。

2023.11.1【米国・イスラエル】ミアシャイマー博士の予言【及川幸久−BREAKING−】


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