「振り込め詐欺に遭ったけどバカだから助かった話」
「振り込め詐欺に遭ったけどバカだから助かった話」
ノートの記念すべき最初の話は私が昔体験した恐怖の話です
この話で私のひととなりがわかるはずです
すべての始まりは私が初音ミクのエロ画像をネット上で探していた時です
とあるサイトにメールアドレスと電話番号を登録すればエロ画像見放題という明らかに詐欺のサイトがあり、幼い私はそのサイトに登録しました
当然、初音ミクのエロ画像は見られるわけもなく、その日から大量の架空請求のメールが届くようになりました
学生だった私にはとても払えない請求額に夜も震えて眠れなかったことも覚えています。
また、当時「カイジ」を読んでいたこともあって授業中に黒服が現れて無理矢理連れて行かれるのではないかという妄想をして精神的に限界でした
ここで誰かに相談していればよかったのですが、事の経緯を説明するが恥ずかしく誰にも相談できませんでした
そして私が出した結論はお金を払ってしまおうという選択です、実にバカだ
私にはお金がないので母親か父親の通帳をこっそり持ち出して駅前のATMに直行した
そうして私が受付の機械の前に立ったときあることに気づきました
「ATMの操作の仕方がわからない」
通帳を入れたのに向きや入れ方がまったく認識しない
悪戦苦闘しているといつの間にか後ろで並んでいる人がいて一度離脱して再び機械と対峙しました
そしてついに通帳を読み取り表示されたメッセージが
「パスワードを入力してください」
私は絶望的な思いで家に帰ったのを覚えています
(当時の私は通帳さえ入れれば金を引き出せると思っていたらしいです、バカを通り越して心配になるヤバさ)
さて金も払えない、他人に相談できないではどうするか
私は架空請求のメールに書かれている番号に電話しました
出たのは怖そうな男の声で最初は何もしゃべれませんでした
すると大きい声で「もしもし」と怒鳴るような声が響き、
私は恥も捨てて未成年であること、金は持っていないなどのこれまでの経緯をしゃべりまくりました
そしてどうなったかというと
爆笑されました
そして「わかった、わかった」と陽気な声がして電話が終わりました
私は狐につつまれたようにぽかんとしていました
そうして電話の後はメールが届かなくなりました
これがこの話のすべてです
今にしてみるととんでもない大馬鹿者だとおもいます
読者の方もこんなバカがいるのかと思ったはずです
ですが現実にこのような架空請求で実際に子供がお金を払ってしまったという事件も起きています
その子供はお金の振り込み方を知っていたということで私よりも賢いです、私があまりにもバカすぎたので助かったのです
それ以後、私はネットリテラシーを学び二度とこんなことがないように気をつけています。
ちなみにこの事件のトラウマで初音ミクが嫌いになりました
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