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しちべえ

が家にきてもう1ヶ月半ほど。まだそれしか経っていないのかと思うほど、しちべえはわたしたちの生活にどんどん馴染んでいき、深くしみこんでいっている。もう半年は一緒にいる気がするくらい。しちべえがきてからお母さんと私の生活はとんでもなく賑やかになったし、忙しくなったし、楽しくなった。天使などとは言えない、大怪獣なんだけども、大怪獣がときどきみせる甘えとか、こいつと一緒に起きる朝とか、帰りの寝起きお出迎えとか、ほんとうに可愛いを飛び越えて愛しさで心が満杯になる。すくすくと育って、お腹もみせて寝たりするようになって、しちべえじたいもここでの生活や私たちに馴染んでいってくれてることもすごく嬉しい。昨日、なんとなく、もししちべえが20歳まで長生きしたら、そのときは私は40歳だし、お母さんは70歳だなと思った。動物の一生、特にペットとして人間と生活するものの多くは人間より寿命が短いけど、案外、そう考えるとかなりの長旅なんだなと思った。英語圏の人達の言い回し結構好きなこと多くて、よく家族が新しく増えたりしたときに、これからの生活をjourneyとかadventureとかって言うのをたびたび耳にするけど、ほんとにそうだよねと思う。その言葉がもつワクワクが、未来を想像したときの空を飛ぶような、あの華やかで風を切って新鮮でドキドキしてという感覚に上乗せされて、もっともっとこれからが楽しみになる。そう、これは旅!!もうすでに始まっていて、もうかなり色んな道を歩いてきたように思うけど、まだまだ見ぬところへ行くために、歩いていきたいな。ハチと歩いて、ろくちゃんと歩いて、しちべえと歩く。通った道を、私はちゃんとぜんぶ覚えてるよ。私の人生の1部。私のjourneyでもあるし、母のjourneyでもある。楽しみです。

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