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2024.07.21両国タイトルマッチについて

wrestle peter pan2024両国国技館大会が近づいてきた!!

私は上野勇希とサウナカミーナ(竹下幸之介を含む)が好きなので、タイトルマッチの上野とMAOの話をします。文章に自信が無いので許してね。


上野さんはインタビューで自分とMAOを例えて「盾(上野)」と「矛(MAO)」って言っていたけれども、見てて本当にそうだよなー。わかりやすい例えだ。上野さんの試合を見ていても、最初は相手の技を受け続けることが多くて、耐え抜いてからのその場飛びドロップキックで会場を湧かせる運び方とかね。対してMAOは瞬殺できるならしちゃう。自分のリズムに乗れたら無敵、ガンガン攻めてそのまんま勝っちゃう、みたいな。ちなみに、浅い初心者ファンの浅い感想ですので、そうかな〜?と思っても、浅いだけだな〜と思ってもらいたい!笑

ここから、ほんの少しだけ真面目に……

ライバルの話をしたい。
サウナカミーナにとって竹下幸之介って、少し異次元の存在だよね。先生みたいなところがある。2歳から人生をプロレスに捧げプロレスラーになるために生きてきた男に、そりゃあ教えを請いたくなるよなあみたいな。だから、竹下は目標にはなるし、いつか勝ちたいけれど、竹下とサウナカミーナの誰かが「ライバル」にはなることは無いだろう。
その点、上野とMAOは多分ほんとうにいいライバル関係だったんじゃないかな。センスの塊で、0から1を作り出し、次に何をするかわからないアイデアマンのMAOと、人事を尽くして天命を待ち、考え抜いて虎視眈々と勝ちを狙いに行く策士の上野。真逆の存在だからこそ、ライバルだったんだと思う。お互いから学びながら、お互いを意識しながら。

歴史としてはそんな中で上野勇希が一歩先んじて頂点のKO-D無差別のベルトを手にすることになったという事になるのですが。奇しくも同じ日、MAOもUNIVERSALのベルトを手にしていて、その時のMAO、あれ?泣いてる…?汗か涙かちょっとわかんないけど、でも目うるうるだよね?泣いてるよね?って。
飄々としているように見えて、その胸の中にはめっちゃくちゃ熱いプロレス愛とバカデカいエンタメ魂が渦巻いているんだなあとその試合と男泣きを見て思ったし、上野も涼しげな王子をしているように見えて誰よりも強くありたい、悔しい、負けてたまるかという泥臭い思い、意地、みたいなものが強いのは推しててわかる。同じ熱量の二人が同じユニットにいて、一番近くでお互いの試合を見て、一緒に飲んで語り合って来た。お互いに、影響し合ってきた。そんなのきっと、
上野勇希の中にはMAOのプロレスが。
MAOの中には上野勇希のプロレスが。
表面化することは無いかもしれない、でも奥深くに溶けあって混ざり合って沈んだまま今の姿になっている。きっとね。だから負けられない。お互いの奥底に混ざってるはずの自分に負けられない。そして、お互いそのものにももちろん負けられない。だって、ずっと自分に負けないで頑張って来たんだ。そしてずっとそれを、楽しんできたんだから。だから……きっと、ふたりのタイトルマッチは今までで一番楽しいよね。

試合だから、きっとどっちかは負けなきゃいけない。
でも二人は友達だから、
そしてライバルだから。
数えきれないほど相手に「悔しい」って思ってきて、自分に打ち勝ってきて、試合を繰り返してきて、きっとこの勝敗もその歴史のうちの一つになるんだろう。ただ、そこには王者のベルトがある。それは余りにも大きい意味がある。

矛と盾が合わさったら矛盾。矛盾、それは有り得ないこと。今まで存在しなかった論理で、信じられないこと、見たことないような新しいなにかが起こってしまう、かもしれない、タイトルマッチ、
王者・上野勇希vs挑戦者・MAO。

あとは、私たちが見届けに行くだけだ。
楽しみだな。
みんな、楽しもうな。


おこづかいください