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雛の国見せ

3月もあと2日。今さらながら、ふっと「菱餅の色」のことが気になり、そこから「ひなあられ」の由来を調べていたら、『雛の国見せ(くにみせ)』という言葉に出会いました。
これは、江戸時代に流行した風習で、部屋に飾られていた「雛人形」をお天気の良い日に、野山や河原、海辺などに連れ出して、春の景色を見せてあげるという、なんとも微笑ましい風習。そのときに持参していったのが、菱餅を砕いて作った「ひなあられ」。一緒に持ち運べる人形っていうのだから、質素なお人形だったのだと思います。
実はこの雛人形には、生まれてすぐや、幼くして亡くした弟や妹への思いが託されているそうです。
昔は、子どもが生まれるのも育つのも困難な時代。
この美しい春の訪れを小さな弟や妹に見せたかったなと思うお兄さんお姉さんの優しく切ない気持ちが伝わってきます。
日本の古くからの風習には、それぞれにいろいろな思いが込められているのですね〜

〜ひなあられの色の意味〜

赤(ピンク)   血や魂などの生命のエネルギー
緑      木々の息吹などの自然のエネルギー 
白                  雪の大地を模した大地のエネルギー
ここに黄色が入って四色になると、「四季」を表します。赤は春、緑は夏、黄色は秋、白は冬です。

これからは、「もっと大切にいただこう♡」ひなあられに対する思いがあらためられた「嬉しい発見」になりました。
最後まで読んでいただき、大変ありがとうございました💐

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