61.看護観、人生観、死生観



  

  看護師なら

   看護観などは良く問われただろう、

  看護学生のときから自分の看護観を探してきたが

  未だにわからない、

  

  今になって思うが


  本当に正解はないんだ、ともに不正解もないんだと


  看護観は

  人生観、死生観と似ている

  人それぞれに思いがあり、

  その人にとって、大切にしていることはそれぞれ違う

  優先順位でお金が1番という人もいるし

  家族や健康が1番という人もいる


  看護学生のときは実習がくるたびに自分の看護観を  

  問われていたり、

  考えることが多かったが

  看護師として、働く年数が経つにつれ

  看護観というものを考える機会がほとんどなくなった

  日々の業務に追われ、

  看護師というよりは     

  看護師資格を持ったマシーンのように

  日々の業務をこなすだけであった


  患者さんのことを考えることもできるが

  1人1人の患者さんのことを思えば思うほど

  やってあげればあげるほどに時間はないし  

  仕事、残業(サービス残業)は増えていく

  自分を追い詰めることにしか繋がらなかった

   

  今は本当に、急性期病院を辞めて良かったと思う。


  やはり広い世界にでなければ


  急性期病院では、洗脳的に

  急性期が1番的な洗脳や、患者さんのためなら

  早く来る前残業、サービス残業は黙殺される

  上層部もわかっていながら手を打つことは少ない

  

  そんな、環境で看護師が働きたいと思うだろうか?

  否だ

 

  看護師を辞めてみて、

  急性期以外の看護師として働いてみて

  今まで見れなかった景色や考えができるようになってきている

  看護の本質とはなんだろうか?

  それはまだわからない、

  しかし、少なくとも、

  急性期病院だけが看護師ではないし、

  今すぐに答えを見つけることはない、

  

  看護観、人生観、死生観は似ていると思う

  人によっては考えが全然違うし、

  そのことを互いに受け入れながら

  考えをブラッシュアップしていくことが本当に重要だと

  思う。

  

  仕事を辞めたい、仕事に行きたくない、  

  看護師ってなんなんのだろうとか

  看護師の悩みは尽きない、

  1日で仕事を辞めたりするのは少し違うと思うが

  今は一般職でも転職がかなり盛んになってきている

  同じ職場ばかりでは考えが偏ってしまう、

  少しの勇気を振り絞り

  違う環境に飛び込んでみるのもいいかもしれない

  急性期だけが看護師ではない

  病院だけが看護師ではない

  看護師資格を使う仕事だけが看護師ではない

  看護観とは、何かこれからも探していきたい


  


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