「くるみ割り人形」
みなさま、おはようございます。
昨日に続いて今日は映画館で観たバレエ作品の感想を。
2月にイギリスロイヤルバレエ団の「くるみ割り人形」を鑑賞しました。
チャイコフスキーの「くるみ割り人形」はバレエファンにとっては古典中の古典。
この曲を聞かないと年を越せないくらいの感覚でしょうか(笑)
かく言う私も、小学生時代から高校卒業まで、毎年12月には通っていたバレエ教室の本体のバレエ団の公演に駆り出されていましたから、「くるみ割り人形」は細胞レベルでなじみ深い作品です。
大袈裟でなく、序曲からエピローグまで全部の曲を口ずさめますし、振りもわかります(踊れるではない笑)
今回鑑賞したロイヤルバレエ団の「くるみ割り人形」は、サー・ピーター・ライト版。
ライト氏、サーの称号をもらったのですね。
クララは前田紗江さん、金平糖の精は金子扶生さんと日本人にはうれしいキャスティングの日が収録されていました。
じつはロイヤルバレエ団の「くるみ割り人形」を全幕通しで鑑賞するのは実は今回が初めてでした。
1、2幕ともに家族や子供たちフレンドリーなあたたかで夢のある場面で構成されている中に、ドロッセルマイヤーと甥のハンス(=くるみ割り人形)という関係が加わりちょっと感動できる展開になっていました。
なんといっても見どころは金平糖のパドドゥ。
美しさと荘厳さ、そして視覚的にもまばゆいパドドゥ(頭からつま先まできらっきら)構成。
このパドドゥ、どのダンサーもみんな口をそろえて難しいと言いますし、観ていてもそれはわかるのですが(粘りが多い)、そんなことはみじんも感じさせない美しさでした。
また、クララ役の前田紗江さん、舞台で踊っている様子を拝見するのは今回初めてだったのですが、踊りの印象もチャーミングな笑顔もとてもよくて、一目惚れしました。
好きなダンサーがまた1人増えました。
12月の本公演を日本で鑑賞できるのは2月なので、この時期にくるみ観てもなぁ、と思っていたのですが、観たら大満足!
とても幸せな心地になりました。
それではみなさま、今日も良い日を。