見出し画像

平熱日記_2024年5月_Part2

某月某日
昨日の暑さと打って変わって、肌寒いそして風の強い一日だった。
現在短編小説「夜の会話(仮)」と「蟹記」を書き始めている。GW中に仕上げようと思っていたが、捗らず。なぜか。酒を飲むからではないか。
平熱日記_2024年5月_GW編をアップする。
夜、思いついてジャズを聴く、ティナ・ブルックス「True Blue」などいい調子で聴くが、トニー・フラッセラのアルバムが見つからない。かなり変質狂的に探したのだが出てこない。実に不思議。ただ、やっぱり、ジャズはいい。

某月某日
朝、ジョギングから帰ってくると、嫁が財布があったという。半信半疑であったが、リビングの鉢植えの中に落ちていたという。まさかそんなことがと思いつつも実際にそこにヴィトンの二つ折り財布があるのだから、それは現実なのだ。まじかまじか、と思いながら風呂に入り「となりのカフカ」を読むのだが活字が意味を伝えてこない。脳が喜びすぎて文字を受け付けていないのだ。GWが終わり出社、という朝に最高のプレゼントをもらってしまった。
週末に秋津の昼からひとやすみ(魚のうまい店)に行くことを嫁に約束する。

銀行のカードの停止・再発行依頼の取りやめ処理で手を取られる。結局「発見届」なるものを提出しなければならないのだ(三井住友だけはネットで大丈夫)。でもまあ、仕方ない。

K次郎君からメールが届く。関東在住組で会おうという。連絡先を共有してもらうと、さっそくF森君からメール、62歳でリタイヤして、自転車で日本一周とか結構ワイルドな人生を送っているのだ。それでメールの交換。

FBにブー公君が同窓会2次会の写真を送信してくれる。ブー公と英樹ちゃんと私が写っている。いい感じでおっさん化しているのがよくわかる。

T中光子がFBでメッセージをくれる。「同級生っていいなあ」そうだなあ。
光子は幼馴染、昔からこんな性格、変わらない。

「となりのカフカ」の日記のつけ方の池内氏の解釈に目からうろこ。つまりカフカ、日記と言いながら現実の仕事や確執のあった父親のことに関する言及はないのだそうだ。なぜか。それを創作として日記に書いているから。これには驚いた。と同時に、創作のあり方を考えさせられた。現実と創作の境界線をあえて曖昧にするという創作の方法論もありなのではないか、と感づいたら電車の中で興奮した。しかも財布は見つかったのだ(関係ない)。

某月某日
娘が帰ってきた。1週間ほど滞在するとか。元気そうだ。

昨夜、探していたトニー・フラッセラのアルバムが出てきた。財布といい、うれしいことが続く。

つぶやくように

役員ブログ「インサイダー取引規制の正解」をアップ。1時間足らずでいいねが10を超える。うれしさのあまり関係者グループチャットで共有する。

阪神、広島に連敗である。とにかく打てない。逆に広島はチャンスをものにしている。現時点での勝利への渇望は広島の方が強いといった印象。
池田紀「となりのカフカ」読了。明日から「城」へ行くか。
やはり眠れない。

5月9日
カフカ「城」読み始める。その世界へスーッと入っていく感じ。カフカの長編に共通した感覚。
朝入浴中に筒井「定年食」を再読。自分も定年を過ぎて、なんとも身につまされる。そしてこのモチーフは藤子なども応用している。

某月某日
朝から肌寒い。
寒さで3時に目が覚めた。またも睡眠不足かと思ったが、前日の10時に入眠しているので5時間は寝ている。最低限の仕事はしたと思っていると、朝、嫁が私が12時まで起きていた、リビングにいた、私は見たとかいうので恐慌に陥る。またも生霊となってしまったか寝ぼけたかだ。おかげで今日は一日中眠かった。

財布が見つかり、使用停止再発行の届け出をしていた銀行キャッシュカードの発見届・再利用の手続きをしている。2行完了し。後1行となった。訪問したりネットで申し込んだり。訪問は待たされ、ネットはワンタイムパスワードの処理などめんどくさいのだが、根気よく行こう。

足首の不調で、1か月ほどジョギングを控えて、代わりにウオーキングをしていたのだが、昨日からジョギングを2キロほど試してみる。足首は大丈夫だが、2日目の今日はふくろはぎが筋肉痛の様子。ボチボチやろう。

某月某日
某ネット通販でベルトを注文する。クレカは使用停止状態なのでコンビニ決済を選択する。で、決済方法とかめんどくさそうなのでキャンセルしようとするが中古品なのでできない。ああ、と思うがバーコード決済は異様に簡単なのだ、と知り、さっそく手続きしようとコンビニへ。バーコードをチェックしてもらう。え?何だろう店員のこの間は、と思っていると、キャッシュトレーをおずおずと差し出される。
あ。お金を払うのですね。出直してきます、というお粗末であった。
いずれにせよクレカはきょう再配達される。すったもんだの1週間であった。

嫁・娘と秋津の昼からひとやすみで飲食。とにかく魚が絶品の店なのだが、じつは焼き鳥も極上であることを知る。さんざん飲み食いして16000円。娘も大いに気に入った様子。
その後阪神横浜戦を見るが、寝ている間に信じられないような逆転を食らっていた。青柳・伊藤が相当不調である。

某月某日
昨夜クレカ到着。早い。ありがたい。
さっそく引き落としの変更手続きをネットで行う。便利である。もうこの便利さから逃れることはできない、ああ、という感じである。これで明日赤い銀行に発見届を提出すれば一件落着である。ふう。

昨日から強風が続く。パナマ帽を飛ばされそうになるので、ティッシュを詰めて対策を講じる。

某月某日
朝、お気に入りのカットソーが所定の場所にないことに気づく。
このところの紛失物、ベルト、財布、そしてカットソー。財布こそ鉢植えから出てきたものの、鉢植えからというのが不自然で作為的である。結論、座敷童である。帰省した時にどうも連れてきてしまったらしい。事ここに至っては、そう結論するしかない。

朝からひどい雨の一日。昼過ぎに退社し、赤い銀行でキャッシュカードの発見手続きを終える。これですべて完了。座敷童のせいとはいえ、疲れました。

某月某日
昨日今日と、いやもう眠くて眠くて。

某月某日
夜半にヘッドフォンでジョージア・サテライツを聴いてみると、なんとこれがはまったのだ。なぜだ?JBL至上主義だったのかもしれないが、これで22時以降も音楽が聴けるという楽しみが生まれた。過度のこだわりはよくないということか。

ダン・ベアード元気か?


某月某日
朝、ウオーキングの勢いがついて小金井街道から所沢街道と歩き続け、ひばりが丘の団地を経由して帰宅。およそ2.5時間、約12キロほど歩く。途中ふらふらする。気を付けよう。

GM6月号Tin Pan Alley特集を購入。Tin Panにはひたすら憧れるのみ。井上堯之は、ジュリーのバックを務めることになったとき、「歌伴」になってしまったことをかなり悲観したようだが、Tin Panはその価値観を逆転させたかのようだ。

某月某日
「城」後半に差し掛かり、オルガとKの対話、というか一方的にオルガが話し続ける。カフカ長編後半特有の混とんとした畳みかけ。勢いがあふれている。多分カフカ、ここはノリノリだったはず。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?