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【本の感想】石本藤雄の布と陶

自分の中で陶芸ブームが来ているので、
昔買った本を本棚から引っ張り出してきました。
いつ見ても、ときめく作品がいっぱいなこの本。。

1974年からマリメッコのテキスタイルデザイナーとして活躍し、現在はアラビア・アートデパートメントで陶芸の制作を続ける石本藤雄氏。

今回は、そんな石本氏の日本初の作品集である、
「石本藤雄の布と陶」の感想回です。

わたしがこの本を買ったのは、
2019年に京都で開催された
「マリメッコの花から陶の実へ 石本藤雄展-琳派との対話-」
を見に行ったとき。
当時はどちらかというと陶よりも布(テキスタイル)やパターンデザイン、北欧のデザインに興味があったので、足を運んだ展示会でした。

とにかくときめく素敵な作品の展示を見て、
テンションが上がってこの本を購入したのです。

石本氏は48歳の時にマリメッコを半年休職し、
アラビアで陶芸を一から学び始めたそう。
マリメッコで活躍されていた石本氏と私では比べ物にならないのは承知ですが
30代半ばで陶芸にチャレンジする自分と勝手ながら重ねてしまいます。

もちろん才能と努力あってこそだと思いますが
マリメッコで仕事をしながらアラビアで作陶するなんて、
夢のような環境ですね。

釉薬の研究に熱心だったとのことで、
陶の作品は鮮やかで、深くて、素敵な色の作品ばかり。
テキスタイル作品にも通じる
シンプルだけど大胆、大胆だけど繊細だったりするエネルギーを感じます。

なかでもやっぱり私は花の陶器のレリーフが好きで
いつか作品を手に入れたい・・という野望を持っていたり。
そして自分もレリーフ作品を作ってみたいなぁ、なんて思ったり。

久しぶりにゆっくりとこの本を開いてみましたが、
ときめきと、陶芸へのモチベーションをもたらしてくれる本でした。

Amazonでも中古本しか販売してなさそうですが、
気になる方がいらっしゃったらぜひ。

(アフィリエイトではありません〜)

ではでは。


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