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クサイ台詞とお礼。

バコボコッ…

『おらぁ!!』

『気持ちわりぃんだよ!!』

ボコッドスッ…

『陰キャの癖によぉ!!』

…僕は今殴られてる……
なんで?って…それは僕が…
陰キャで気持ち悪いからだ…
この人達もそう言ってる…
小中高と…いじめてくるやつは
皆同じこと言ってる…だからそうだ…

??:おめぇら!!
弱いものイジメしてんじゃねぇよ!!

『あ"ぁ"?!』

『はっ?女じゃねぇかよ』

『おいおい、〇〇の彼女か?』

『ちょw笑わせんなってぇw』

『冗談はその辺にしておきな?』

『じゃねぇと、君も痛い目に遭うよ?』

??:来いよ。弱いものイジメしか
出来ねぇ奴らに負けねぇよ。

『んだと?こ"らぁ"!!』

……勝敗は一瞬だった…
僕をいじめる三人の男はたったの
一分ほどで倒した…二人はその場で気絶
一人は鼻が折れながらも逃げて行った…

??:お兄さん大丈夫すか?(笑)

〇〇:あ、ありがとうございます

??:はいはい、じゃあとりあえず
ここ離れよっか。(〇〇を担ぎ上げる)

……公園にて…

??:大丈夫?って…
明らかに大丈夫じゃないよな。(笑)

〇〇:あ、あのぉ…名前聞いてもいい?

??:なに?ヒーローインタビュー?

〇〇:まぁ…うん。

的野:俺は的野美青。
こう見えても性別は女でさ?
□□高校の一年生なんだぜ?(笑)

〇〇:ぼ、僕は…石森〇〇です。
僕も□□高校に通ってて…
高校二年生です。

的野:え?ってことは
俺の先輩じゃないっすか!
さっきまで敬語じゃなくてすみません!

〇〇:敬語なんてい、いいよ…
助けてもらったのは僕だし…
その…な、なにかお礼したいんだけど
なにか欲しいのある?

的野:おぉ〜太っ腹〜って〇〇先輩
お金さっきぶんどられてたじゃん。(笑)
お礼とか要らないよ?。(笑)

〇〇:そ、それでも…なにか僕に
して欲しいことある?そ、そのぉ
一発ギャグとか?一人漫才とか?

的野:な、なにそれ…(笑)
そんな芸人でも面白くなるか
紙一重なもの学生がやって
面白くなるわけないじゃないですか(笑)

〇〇:そうだよね…あはは…

的野:あ。じゃあ……

〇〇:じゃあ?

的野:俺の家に来て?
手伝って欲しいことがあんだよね。

〇〇:わ、わかった!
精一杯やらせてもらいます!

……的野宅にて…

〇〇:お、お邪魔します

的野:どうぞどうぞ。(笑)

…手を洗い美青の部屋に入る……

〇〇:それで、手伝って欲しいのって?

的野:俺の性処理を手伝ってよ。

〇〇:え?何言っt((……んんっ…//

チュ……(〇〇にキスする美青)

〇〇:ぷはぁ…え、えぇ?!

的野:うわ…ちょっと血の味すんなぁ。

〇〇:ご、ごめん…って
なんで今キスを?!

的野:だから言ってんじゃん
性処理の手伝いをしてって言ってんの

〇〇:えっ…あっ。

的野:なに?まさか〇〇先輩って
童貞だったりすんの?

〇〇:うっ……//

的野:ま、まじかよ……えっろ。//
いいじゃん。俺で童貞捨てなよ。(笑)

〇〇:あっ…ぼ、僕は……

的野:ボソボソ喋ってんなよ。
おめぇが何でもするって
言ったんだろ?なら黙ってさ
俺に抱かれてればいいんだよ。

〇〇:えっあっ…ちょっと待って…//

ガバッ……

的野:俺のハジメテ…
お前にくれてやるよ…//

〇〇:えっ?!

……「事後」

的野:やべぇ…気持ちよかったわ。
(〇〇の横に寝っ転がる)

〇〇:は、はい……

的野:なに?まだ恥ずかしがってんの?

〇〇:そ、そりゃそうでしょ…

的野:なら服着ればいいじゃん。

〇〇:あ、あぁ…的野さんが
僕の服投げちゃうから…

的野:裸のまま布団出ないと
だもんな?(笑)

〇〇:うん…

的野:じゃあいいよ?目つぶっててやるよ

〇〇:わ、わかった…
じゃあ…服取りに行きますよ

的野:早く行って?(目を瞑る)

ジタバタ…
(投げつてられた服を回収する)

的野:ふふっ…(目を開けてる)

〇〇:わぁ?!ち、ちょっと!
何見てるんですかぁ!!
(回収した服で股間を隠す)

的野:何って、〇〇先輩が
服着直してるの見てるんだけど?

〇〇:そ、それが問題なんだって!

的野:別に、回収するしか
言ってないじゃん。(笑)

〇〇:わ、わかったから…
もう一回目を瞑ってて!

的野:はいはい、わかったよ。(笑)
(手で目を隠す)

〇〇:はぁ……
(服を着直す)

的野:それにしても…
〇〇先輩にハジメテ貰ってもらえて
良かったわ。

〇〇:え…?

的野:趣味なのかなぁ?
まぁ…ハジメテは顔が良い人って
〇〇先輩は…可もなく不可もなくって
感じの顔だよね(笑)

〇〇:な、なんで上げて落とすんだよ……

的野:ははっ…ごめんごめん。(笑)
けどさ、〇〇先輩って気遣いできて
めちゃくちゃ優しいよね?

〇〇:や、優しい?

的野:だって…俺の中に入れる時に
俺がちょっぴり痛がったらすぐに抜いて
大丈夫?って…それにさっきまで
俺の腰優しく撫でてたじゃん。
"大丈夫?"って(笑)これに関しては
優しい超えて変だけどね。笑

〇〇:ぼ、僕が…動かなかったから
的野さんに僕の上で動かないと
いけない訳になったし……

的野:ってかなんであんなに
イジメられてたんだ?

〇〇:…それは……
僕が…陰キャで気持ち悪いからだよ

的野:なんだよそれ。
それあいつらが言ってきただけだろ?

〇〇:…小中高みんな僕に言ってたよ?

的野:そ、そうか…な、なんか
嫌な思い出思い出させちまったな…
ごめんなさい…

〇〇:大丈夫。慣れてるから…

的野:(両手を大きく広げ)
…来な?

〇〇:え?

的野:だ、だから…
ハグしてやろうかって…

〇〇:い、いいよ…大丈夫だから。

的野:大丈夫とかじゃねぇよ
俺の命令だから……おいで?

〇〇:……うん。
(的野と抱き合う)

……ギュッ…

的野:〇〇先輩…身体中さ…
痣だらけだったよな?

〇〇:あ、うん……

的野:切り傷も根性焼きの跡も……
全部全部…ああいう奴らが〇〇に
やったんだよな?

〇〇:………

的野:これからはさ…
俺が守ってやるよ…心配すんな…

〇〇:えっ……

的野:だから俺と付き合えよ…

〇〇:ふぇ?!

的野:何驚いてんだよ……

〇〇:も、もっと知り合ってから……

的野:そんなの後でいいって……

〇〇:えぇ……

的野:なに?俺と付き合いたくないの?

〇〇:めちゃくちゃ付き合いたいです。

的野:即答かよ(笑)

〇〇:的野さんはいいの?

的野:なにが?

〇〇:僕みたいな陰キャで気持ち悪いやつ
嫌でしょ?

的野:嫌じゃないけど?
ってか陰キャだとか気持ち悪いとか
思ってねぇしな?難しいことは
わかんねぇけどさ…?
俺は〇〇に一目惚れしてんだよ

〇〇:え?

的野:俺があの道を通ったのも
〇〇を見つけて助ける判断をしたのも
全部運命なんだと思ってるから

〇〇:そんなのいつ思って…

的野:今思いついた…そんな理由で
付き合うの嫌か?好きになれないか?

ギュッ……(抱きしめる力を強める〇〇)

的野:ん……?

〇〇:好き……です。//
ヤったら誰でも好きになりそうとか
思われちゃうかもですけど…
僕も…的野さんのこと…好きです…//

的野:やっば。//
可愛すぎじゃん…//

〇〇:別に可愛くなんか…//

的野:その仕草、言動、行動
全部、俺の前以外ですんなよ?

〇〇:え?う、うん!

的野:あ、それと、これからはさ?
み、美青って呼んでね?
お、俺も……ま、〇〇って…よ、呼ぶから

〇〇:……う、うん。

的野:そ、それじゃあ…
俺も服着るからベッドに座ってて?
(抱きしめる手を離す)

〇〇:あ、服着るなら外に出るよ?
(外に出ようとする)

的野:だ、ダメ……
(〇〇の手を掴む)

〇〇:え?

的野:ち、ちゃんと……俺の体…
目に焼けつけて?…//

〇〇:う、うん……//

的野:っ……//

〇〇:っ……//

的野:や、やっぱり見るなっ!!
部屋から出ろっ!!

〇〇:うぇ?!

バタンッ……(部屋から出される〇〇)

〇〇:そ、そりゃそうだよね…(苦笑)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
翌日……

……僕が教室に入ると…

ザワザワッ…

『すみませんでしたぁ!!』

『も、もう喧嘩売らないんでぇ!!』

『勘弁してくださいぃ!!』

……イジメ来たヤツらが何故か
僕の名前で土下座で謝罪している……

〇〇:あ、あぁ……
も、もうやらないでね?
僕以外にも。約束できる?

『出来ます!!』

〇〇:じゃあ、今いる人達に
"怖がらせてごめんなさい"って
謝って?

『怖がらせてごめんなさい!!』

『体格が少しいいだけで』
『イキっちゃってごめんさい!!』

『大きい声出してごめんなさい!!』

〇〇:あはは……

…あまりにも簡単に謝罪し
無様だったので拍子抜けしてしまった…

……その日の帰り…

的野:ま、〇〇?

〇〇:ど、どうしたの?
み、美青っ?

…相変わらず照れながらも
お互いの名前を言い合う……

的野:いじめてきたヤツら
謝って来たんだろ?

〇〇:そうなんだよね…
あまりにもすぐ土下座するからさ?
なんか拍子抜けしちゃったよ(笑)

的野:ま、〇〇が教室のみんなにも
謝らせたんでしょ?

〇〇:うん。みんなの事も
怖がらせてたもん。

的野:ってかアイツらのこと
許したの?

〇〇:うん。もう終わったこt((
って……なんで指鳴らしてるの?

的野:もう一回ぐらい締めとかないとな

〇〇:いいって…(笑)
僕はさ?美青が傍に居てくれれば
いいからさ?(美青を真っ直ぐ見て言う)

的野:ち、ちょ…よ、よくそんな…(笑)
クサイ台詞堂々と言えるよな…(笑)

〇〇:どんなにクサイ台詞でも
素直にはっきり伝える方がさ?
いっぱい愛されてる気がするじゃん?

的野:っ……//じゃあ…俺も…//
一生俺に〇〇を守らせてください…//

〇〇:あうっ……//

的野:〇〇の体には誰であろうと
指一本も触れさせねぇからよ…//

〇〇:かっこいい…//

的野:一生俺だけの物だから…//

〇〇:嬉しいけど…//
なんか独占欲強いかも?(笑)

的野:別に良くね?
も、もしかして…〇〇は…
メンヘラ好きじゃない?

〇〇:っ………

的野:な、何とか言えよ……

ニギッ…(美青の手を握る〇〇)

〇〇:メンヘラと付き合ったこと
ないからわかんない(笑)

的野:そ、そっか……//

〇〇:メンヘラって相手を心配させ
ちゃうから起こることでしょ?
なら大丈夫!僕、いじめられっ子だし
これから出会う女性の中で一番
かっこよくて、綺麗で、可愛いのは
美青だってことぐらい考えなくても
わかるもん。(笑)

的野:クサイわぁ…//クサすぎ……//
けど…嬉しい…//好きぃ……//

〇〇:逆に美青こそ
僕以外の人に目移りしなi((

ガシッ……グッ…
(〇〇を抱き寄せる)

的野:俺が目移りしないように
てめぇが俺を管理しろよ?一生な?

〇〇:…………"てめぇ"って言った?

的野:え?

〇〇ふんっ。
(手を離し一人歩き出す)

的野:ま、待って!!
う、嘘ですからっ!!
(〇〇の手を掴む)

……チュ…
(掴まれた瞬間振り向きキスする〇〇)

的野:ふぇっ?!

〇〇:もう僕からは逃げれないから…
一生僕に一目惚れしてよね?

的野:あうっ……//

……〇〇のクサイ台詞にハマってしまった
的野美青さんでした……
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
……終わり





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