2022年9月のジミーソウルラジオ

ジミソラジオことジミーソウルラジオはDJのジミーソウルさん(日本人)が"メロウ&グルーヴィー"をキーワードに幅広い選曲と心地いいお話を届けてくれるラジオ番組です。リラックスした雰囲気もありながら、音楽やそれにまつわるお話も盛りだくさんで私自身、毎週楽しみに聞いています。        
そんな大好きな番組についてもっと知ってもらいたいのと自分用のメモを兼ねて放送内容を書いてみました。野暮なこととは思いますが、まだ聞いたことのない方にも興味を持ってもらえたら最高です。
こちら香川県RNC西日本放送から毎週木曜日夜11:00~11:30放送ですが、ラジコのプレミアム会員になれば日本全国から聴くことができます。気になった方はぜひ聴いてみてください。

9月1週(2022年9月1日) ゲストオサゴダールさん

1.Thee Sacred Souls / Love Comes by Easy
2.Browse Depart / Citylights Blues
3.Browse Depart / Sexy Woman
4.Lost Generation /  This is The Lost Generation

待望のファーストアルバムその名も『Thee Sacred Souls』がリリースされたThee Sacred Souls。ジミーさんもどの楽曲もよいと絶賛しています。今週はアルバムの最後を飾る楽曲1.からスタートです。

こちらのアルバムはかなりいろいろなお店、レコードショップのホームページに掲載されています。またDaptoneレコードの20周年記念の本『It ain't retro』作者Jessica Lipskyさんが彼らのインタビューをGrammy Awardsというサイトでしており、それが読み応えがあるとのでぜひ読んでみてくださいとのこと。

今週はこの人は一体何者なんだというオサゴダールさんと電話を繋ぎます。ジミーさんも実際にお話しするのは初めてで、日本盤の妄想ジャケットで知り、デザイナーの方なのかなと思ったそう。
オサゴダールさんも基本的にインスタグラムで妄想シリーズを始めたところ色々なレコード関係の方から声をかけてもらい、みなさんに繋がるきっかけになったと思っていますと語ります。

妄想ジャケット作ってみたい方いますかということでEscapersのジャケットを作ってもらったジミーさん。それが妄想からマコトになリました!
最初の予定ではアメリカのレコードストアデイで出すつもりだったのですが、すったもんだ色々ありライブ会場限定で販売することになったそうです。
インスタグラムでいろんな人のサインをもらっているアメリカのナイスガイからそのレコードにジミーさんとオサゴダールさんのサインをもらえないかと、速達の書留が送られてきましたが、送料が38ドルだったのでジミーさんは普通にエアメールで返したそうです笑
バシッとカタカナでサインしましたよね我々もとお二人。

ということでジミーさんはデザインをしていると思っていたらアレこの人音楽もしてるんかなというのが次にあり、どっちもハイクオリティなのに驚き、ちょうどレコードも出たこのタイミングでジミソラジオのご出演となりました。

元々今から15、6年前にバンド形態であって、その時は渋谷系のバンドとして3〜4人編成でやっており、解散はしていないが途中だいぶ空いた状態になっていました。コロナ禍を機にちょっと録音をまたやってみようと去年の5月に今の形態で1枚目のレコードが出おり、今現在はユニットだが今後はバンド活動にしたいと目論んでいますとのこと。
ここでオサゴダールさんからそのバンド、Browse Departの「Citylights Blues」をご紹介(楽曲2.)。清涼飲料水系の曲とのこと。

バッチリ清涼飲料系ですね。西日本放送さん清涼飲料系のスポンサーさんにどうでしょうかねとジミーさん。
オサゴダールさんも歌詞も今の夏と夏が終わっていく時期に合うのかなと思っておりますとのこと。
こちらの曲のシンガーはヒロンさんという方で90年代にはオリコンチャートに食い込む用な勢いを見せていた方で今も現役だそう。オサゴダールさんは今回作詞、変曲、ギター、イラストデザインを担当しています。
ブレイクの部分はもうしてやったりな感じですよねズバリ。
どこかで聴いたあの曲を取り入れてしまってますね。完全にオマージュだと思います。

続いてB面の曲もご紹介。オサゴダールさんが大好きだという大上留利子さん「Sexy Woman」カバーをお届け(楽曲3.)。

カバーのチョイスもバッチリですね。この曲はDJの締めにかける人多そうですねとジミーさん。
単音ギターはオサゴダールさんがミュートしてミュートして弾いてるそう。またこの曲のシンガーは元ズクナシのエミさん。ファンク、R&Bの有名な方で今はエミランドというバンドで歌っています。今回初めてシティポップに挑んでもらったとのこと。
放送日時点では多少ソールドアウトの話が出ているそうですがタワーヴィニールに追加発注したので各種主要レコードショップのホームページではあるかもしれないとのこと。また、サブスクはまだしていないが今後やっていこうかと考えていますと話ていました。
オサゴダールさんの情報についてはまずはインスタグラムをフォローしてもらえればとのこと。

以上でインタビューは終了。その後は「Walk On By」が流れてきます。ジミーさんは収録日にジョーダン・ピール監督最新作『NOPE』を観てきたそう。
香川はすぐ劇場公開しないだろうと思っていたらやっていたので急いで観にいってきたらこれが本当に面白かったですね。なんの話か頭にずっと?マークが出てるけどとても映画的で映像も音もすごいし最高でしたねとのこと。意外にレコード映画でもあってソウルミュージックもバッチリかかります。今回は劇中かかる何曲かからシカゴのThe Lost Generationというグループのセカンドアルバム(『Young, Tough And Terrible』)1曲目「This Is the Lost Generation」(楽曲4.)で番組を締めます。

こちらのThe Lost GenerationはLowrell Simonという人が率いたグループでこの人は「Mellow Mellow Right on」のロウレルさん。レーベルはBrunswickというシカゴのレーベルから出ています。劇中にレコードが映りますがちゃんとBrunswickでしたねとジミーさん。レコードうるさ方探偵もちゃんと納得の映画となっておりますのでぜひぜひ『NOPE』香川でも観れますので劇場へ足を運んで観てくださいと語り、このあとメッセージの呼びかけなどを行い番組は終了となりました。


9月2週(2022年9月8日) こも出演回

1.Chris Lujan,Electric Butter & Golden Rules
    / Brothers and Sisters of the World,Unite!
2.Ural Thomas & the Pain / Dancing Dimensions
3.Swamp Dogg / Full-Time Woman
4.Little Tempo /Love Max
5.Kokoroko /Age of Ascent
6.Yaya Bey/Meet Me in Brooklyn
7.JayWood / Thank You
8.Las Los/ All Through the Day

まずは楽曲紹介からスタート。以前インタビューを行ったアメリカ西海岸のマルチインストゥルメンタリストのChris Lujanさん。インタビューの中でも語っていたReality Jonezさんとの楽曲がリリースされましたのでお届けです(楽曲1)。

こちらの楽曲はドイツのGolden Rulesというレーベルから出ており、彼らは世界中のインディペンデントレーベルの楽曲を紹介などをしています。ホームページ上には私達のゴールデンルールズ100%真実の音楽。私達が紹介する音楽は絶対に本物であり、観客にそれを伝えることが私達の最大の関心事であると書かれています。向いている方向は同じということでコンタクトを取っているそうなのです。お話が聞けるのをお楽しみにお待ちくださいとのことでした。

この後は私(こも)が出演しジミーさんと交互に選曲を行いました。

私の1曲目:Ural Thomas & The Pain / Dancing Dimensions
60年代から活動しているシンガーのニユーアルバムから。ジミーさんがUniやCamelotレーベルから7インチが出ていることを説明してくれました。話題にででてきたRonBufordさんとの曲は「DeepSoul」。

ジミーさん1曲目:Swamp Dogg / Full-Time Woman
機会があればかけたいと思っていたというこちらもベテランシンガーの1曲。かなり変わってるけどカッコいいという言葉通りの素晴らしい楽曲です。ミックスも変わっていてウイアードソウルここに極まれりという感じなので皆さんチェックしてくださいとのこと。

私の2曲目:Little Tempo /Love Max
11年ぶりのアルバムからの1曲。夏の終わりに合いそうということもあり選びました。

 ジミーさん2曲目: Kokoroko /Age of Ascent
こちらはUKの8人グループ。ジャズにアフロビートの要素もありアルバム全編気持ちいとのこと。
ジミーさん3曲目:Yaya Bey/Meet Me in Brooklyn
最近出たアルバムから短い楽曲ということでプラスで選曲してくれました。

私の3曲目: JayWood / Thank You
カナダのミュージシャンのこの方も最近でたアルバムからの1曲。ポップス寄りな楽曲ですがアルバム全体の流れが素晴らしく、そのハイライトにあたるような楽曲です。

ジミーさんの4曲目:Las Los/ All Through the Day
こちらThee Sacred Soulsのガルシアさんが最近気に入っている曲としてインタビューで答えていたそう。The ShaLaDasのポールさんの新しいユニットだそうです。


9月3週(2022年9月15日) 速報(後半ナカバさん出演)回

1.Jalen NGonda / Just Like You Used To
2.Cole Williams / How We Care For Humanity
3.Ladyoldskoo / Becoming
4.Professor Galactico / Ahora
5.Bobby Oroza / This Love

「今日はいくつか速報があります。」そんな言葉から今週はスタートとなりました。
全国29局をネットしているA・O・Rで毎週木曜日20時から吉岡正晴さんが担当している番組(Soul To Soul)にてジミーさん並びにジミーソウルラジオのことに触れ、デビュー時から力を入れて応援しているThee Sacred Soulが紹介されました!また9月の3週目には彼らのミニ特集が行れるそうです。ユキ・ラインハートさんの耳にジミーソウルの名前が届いてこんなに嬉しいことはないですね。吉岡さんも聴いてくださっているということで今日も張り切ってまいりたいんですけどとジミーさん。
Thee Sacred SoulsはDaptoneというニューヨークのレーベルのボスコマンがロサンゼルス西海岸でやっているサブレーベルPenroseから出てますが、Daptoneの方からまた素晴らしいシングルがリリースされました。期待の新鋭シンガーJalen N'Gonda。今はイギリスに住んでるようですが生まれと育ちはワシントンD.C。Daptoneの面々がバックをバッチリ固めております。まずはそちらの曲(楽曲1.)をご紹介。

ということでみなさんまずはThee Sacred Soulsのアルバムをチェックしていただいて、こちらJalen N'Gondaさんのリリースを待ちましょう。たまたま私が初めにかけてるだけですので、それがきっかけになって全国に、世界中に広がっていくことは本当に喜ばしいことなのでとジミーさん。ミュージシャンはチェックしてホント喜んでますのでみなさんもぜひインスタグラムとかタグ付けしてポストして下さいとのこと。

続いてはアーティストさんが送ってくれた音源のご紹介。お名前はCole Williamsさん。スウェーデンSoul Tuneレコードのニューリリースで、バックはSoul Tuneのメンバーがやっております。メッセージではインタビューしてもいいわよという感じだったので楽しみにしてくださいとジミーさん。レコードのリリースはまだアナウンスされてませんが、いずれ発表されるでしょう。ここで楽曲2.のオンエア

続いてはラズベガスのThe O.R.PH.A.N. Houseというレーベルからレーベルオーナーのバスケスさんがこんな曲があるから聴いてくれということでDMをくれたそう。
クセになるイントロからなんせ彼女の声が美しいです。こちらもおそらく日本初オンエアだと思いますということで楽曲3.をご紹介。

こちらのLadyoldskooさんはスクールだけど綴りにおしりのLはないのでスコーさんかと。インスタグラムのフォロワーは1万人を超えていて当地では大変人気があり、先週末はチカーノフェスティバルがあるから忙しいとメールにあったそうです。またモデルもしているようです。

「続いてはちょっとBPMを上げていきましょうか」とこの番組では何度か紹介しているProfesor Galacticoの楽曲4.をオンエア。My Gritoからのリリースとなります。

ここでもうひとつの速報・特報。ある方と電話を繋ぎます。

ナカバさん:みなさんこんばんは。ナカバです。今日は速報があります。チカーノソウル、ビンテージソウル現行シーンの最重要アーティストのひとりボビー・オローサが日本に来ます。
(歓声の音)
ナカバさん:日程が11月3日木曜日祝日、代官山晴れたら空に豆まいて、11月4日金曜日大阪東梅田Do With Cafe、11月5日土曜日京都烏丸御池Ace Kyoto Piopikoこちらの方ライブではなくてDJとして宮田さんとボビー・オローサがやるということになっています。そして11月6日日曜日小岩のBushbashで行います。あと最終日11月7日月曜日代官山晴れたら空に豆まいてで最終日となっております。
ジミーさん:で、今日ナカバ君に速報・特報頼んだのはなんとそのナカバ君が…
ナカバさん:はい。11月3日のライブ初日ですね。自分もDJさせていただくことになりました。
(ファンファーレの音)
ジミーさん:なんと!ボビー・オローサとナカバ・コタジマが11月3日共演ということで
(バックに歓声の音)
ナカバさん:そうですねー。
ジミーさん:やりましたね。
ナカバさん:いやー、やりました、ありがとうございます。
ジミーさん:ティミオンのスニーカーも注文したかいもありましたね。
ナカバさん:笑
ジミーさん:まだ届いてないあれは?
ナカバさん:もうすぐ届きますね。もうすぐ届くんですけど関税が6500円って聞いてちょっとびっくりしてます。
ジミーさん:あっ、それか。ツイートかなんかしてたやつは。
ナカバさん:そうですね。はい。
ジミーさん:えっ、でも当然届いたら当日は履いてくでしょ?
ナカバさん:そうですね。もちろん履いて行こうと思っています。
ジミーさん:そのね、スニーカーの値段を会場でみなさんナカバ君にこっそり聞いてください。
ナカバさん:笑
ジミーさん:冗談は置いておいてホント凄いですね。おめでとうございます。
ナカバさん:いやーありがとうございます。ひとつの夢が叶った瞬間でした。
ジミーさん:私も凄い嬉しいです。ホント待望のそれこそコロナ前、コロナあれいつでしたっけ、ボビー・オローサのライブが流れちゃって、モニロカさんがDJしにきたんでしたっけ。
ナカバさん:そうですね。えっとちょうどコロナちょい前くらいですかね。ボビーくるか来ないかみたいなところだったんですけどちょっとスケジュール合わずモニロカさんとあとスピニョリータさんとそのご一行でいらした感じですね。
ジミーさん:だから待望のボビー・オローサジャパンツアーということで。いやーいやー。
ナカバさん:そうですね。えっとこのいろんな世界情勢の中でこんな感じでボビー・オローサが日本に来てくれることと、それに踏み切ったミュージックキャンプ宮田さんのこの行動力には本当にもう凄いなというところで。各種チケットはお店問い合わせていただければと思うんですけど、ちょっと今の時点で凄いチケット売れ行き好評ということなのでこの放送を聞いてちょっとでも気になる方はすぐ問い合わせをした方がいいかもしれませんね。
ジミーさん:特設サイトもできてましたよね。ミュージックキャンプ内に。
ナカバさん:そうですね、はい。
ジミーさん:ですよね。だからもう今、アクセスしてください。いいですかみなさん。じゃあそのナカバ君とボビー・オローサの出会い、まぁレコードにはなるとは思うんだけど、どんな感じなんですか最初は。
ナカバさん:初めはオークションで見て、新譜っていう風な認識で見てなかったですね。ひとつの古いビンテージのレコードかなぁって思って曲を聴いて、で曲を聴いてるときにいろいろそのアーティストのバックグラウンドとかググったりしまして、調べてみるとアレ⁉どうやら最近の現行のアーティストらしいっていうところだったので、そこがもうホントスタートですね。
ジミーさん:まぁ、みなさんからね、新譜をオークションに売るなよってツッコミが聞こえてくるような気もしますが、まぁこのファーストシングルが話題になってってことですね。何よりね。
ナカバさん:そうですね。
ジミーさん:で今回日本ツアーはバックのバンドはどなたが務めるんですか?
ナカバさん:はい、日本のバンドでタイニーステップサウスサイドトリオさんが担当していただくことになります。
ジミーさん:ホントね、待望の日本公演、日本ツアーですから皆さんすぐアクセスしてチケット押さえてもらえたらと思うんですけど、じゃあせっかくなので2016年のリリース時この曲がヒットしましてニューヨークのビッグクラウンからもリイシューされました。じゃあせっかくなのでこの曲、ナカバコタジマが旧譜と間違えたこの曲で今日はね終わりましょうか。じゃあナカバ君のほうから曲紹介とDJの意気込みを最後にお願いいたします。
ナカバさん:はい、ボビー・オローサで「This Love」です。11月3日は本当に気合入れて頑張りたいと思いますんでボビーのライブと共に自分のDJも楽しんでいただけたればと思います。よろしくお願いいたします。
ここで楽曲をオンエア。

今週はそのまま番組は終了となりました。

9月4週目(2022年9月22日) Golden Rulesインタビュー

1.FunKool Orchestra / Boogie With Your Baby
2.DeRobert & The Half - Truths / Thievin’ & Robbin
3.Eleven 76 / The Scarab’s Quest
4.Wonder45 / Wonderland

今週も楽曲紹介からスタートです。ご紹介する楽曲はFunkool Orchestraというグループの「Boogie With Your Baby」になります。こちらの曲はウィリージェイアンドカンパニーというグループのカバー。ウィリー〜の方は1999年に出たケブ・ダージさんのコンピで世界中のファンク・ソウルのコレクターが知ることになったレコードでそのシーンではビッグチューンになっているそうです。このナンバーがご機嫌なのでいきなりのダンスタイムという感じとのこと。
Funkool Orchestraはナポリベースドと書いてあるのでイタリアのグループ。このレコード自体は2021年にFunk Nightレコードから出てすぐ売り切れてしまったようです。今日はこの曲を含む素晴らしいプラットフォームを作っている方のインタビューをお届けします。まずは楽曲から行きましょうということで楽曲.1をオンエア。

こちらの正にダンサブルなブギーナンバーに乗せて今日も特報をこの場で披露させてもらえたらと思いますとジミーさん。この番組のでレクターさんが担当していた「街の小さな文学賞 ~ラジオストーリープロジェクト~」という特番がなんと2022年度日本民間放送連盟賞ラジオ・エンターテイメント番組部門で最優秀賞を受賞しました。
(ファンファーレの音)
「今デレクターさん自ら入れたファンファーレが入っていると思いますのでナカバ君の回より大きいファンファーレが入っている可能性ありますね。そんな訳でですね。この文学賞自体を半空、高松のコーヒーと本と音楽のですね喫茶、半空のオーナー岡田さんをジミソラジオに招いて文学賞自体の告知をさせてもらったと思いますのでこの受賞もまぁジミソラジオも関係ないことはないですよね。まぁねディレクターさんが同じ人でディレクターさんがスゴイ優秀だというのを皆さん知っていただきたくてここで特報として入れさせていただきました。」
受賞を記念して10月16日に再放送があります。また今年度の半空文学賞の応募も始まっており、今回のテーマは「おへんろさん」。こちら締め切りは12月末までになるそうです。

このあとはアナウンスしていた通りドイツのデジタルプラットフォーム、ゴールデン・ルールズの創始者であるJohannesさんとのZOOMインタビューをお届けです。

まずは彼らのプラットホームの起源について質問。ZOOMインタビューをしたところもう1人のルームメイトか相方らしい方が作業をしていて後ろでキーキー音がしていました。

ちょうどパンデミックの始まった時期2022年からデジタルアーカイヴを始めたそう。彼は元々レコードコレクターでありソウルミュージックの大ファンであるということで70年代の古いソウル、ブルースの音楽雑誌を見つけそこの記事、当時のミュージシャンやレーベルに関するストーリー情報にも物凄く感銘を受け、それからそのトレジャーズ・宝物をデジタルアーカイブとして保存してインターネットやスマートフォンですぐ見れるような形にしていこうということで始めたのがこのゴールデン・ルールズということです。

今、このゴールデン・ルールズのホームページ上ではやっぱりこの人、ミスターCarlton Jumel Smithさんのアーカイヴが見れます。凄い貴重な写真とエピソードをカールトンさん自らたくさん寄稿してますのでそちらも併せてチェックしてもらえたらと思いますとジミーさん。

彼はドイツのライプツィヒという所に住んでいるおり、そこの人口は60万人ほどで高松香川とそれほど変わらない規模です。そこから世界に向けてデジタルフラットフォームを新しく発信を始めているということにジミーさんは共感を覚えたそう。

続いてはドイツのソウル、ファンクミュージックのシーンについて聞いています。 

ドイツでもそういうシーンに携わっている人はいます。そんななかで最初に取り上げたいのはホワイトフィールド、J J Whitefield関連の音源で、彼はPoets Of Rhythmのメンバーです。それが中心、起源としてあってドイツにはお馴染みトビアスさんが主催するTrampレーベルもありますし、あとはハンブルグでは今Mocamboレーベルがあります。とはいえドイツ自体はシーンとしては小さく、皆さん点在しており小さなパーティーがあちこちであって、レーベルがそれぞれあっちこっちであるという感じだそうです。
そして彼自身の音楽的なバックグラウンドとしては元々ヒップホップが好きで、サンプリングソースを辿っていくなかでジャズ、ソウル、ファンクのいわゆるレコードディグに夢中になっていったとのこと。一番好きなビートメイカーはマッドリブでピート・ロックも好きだそう。

続いて改めてゴールデン・ルールズをやっている目的・目標・ビジョンについて聞いています。

彼は元々ドイツ、ヨーロッパにアメリカからバンドが来る際のブッキングなどをしていたそうで、いくつかのレーベルやバンドと繋がりがあったので、いまやっている形になるまで正直そこまで難しくなかったそう。今のコンテンポラリーソウルミュージック、ファンクミュージックのシーンにスポットライトをあてようとするなかでダップトン、コールマイン、フリースタイル辺りはもう既に知られているけども、それらに続く新しい才能に特に光をあてたいとのこと。

まさに私がやっていることと全く同じでドイツに友達がいたと感じだったんですけどとジミーさん。

彼はオリジナルズというタイトルのインディペンデントレーベルから出ている曲を改めてコンパイルしたレコードを出しています。ゴールデン・ルールズのサンプラー、レーベルコンピレーションとしてオリジナルズ1がすでにリリースされており、こちらはレコードで手に入ります。そして目下そのレーベルサンプラーのオリジナルズ2が作られています。
またスポティファイ上にゴールデン・ルールズのプレイリストがあります。ジミーソウルラジオの選曲を全部そっからしてもいいんじゃないかなとジミーさんが語るほど深いところの超フレッシュな新譜がならんでいるのでぜひチェックしてみてくださいとのこと。
ここで彼がコンピ盤に収録している楽曲をご紹介。ジョハネスさん自身が選んでくれた曲(楽曲.2)をオンエアです。

続いては曲を選ぶにあたり基準はあるのかと質問。

もちろん基準やフィットすべきフィーリングはあるけど、私はオープンな人間なので割とグルーヴィーだったらOKです。タフなブギーやファンク、ソウルが好きだからちょっとオールドスクールな人間かもしれないね。そのへんは先ほどのコンピレーションには反映されています。ただ、ちょっとオールドスクールでもメカニカルサウンド過ぎるものはあまり得意じゃないのでそのあたりもコンピをチェックしてくださいとのこと。

今はそういう彼のフィルターを通したインディペンデント音源のコンピレーションをリリースしていますが、他にプランはあるの?と聞いたところ、ドイツの物凄くレアで物凄くオブスキュアな音源の権利をちゃんと取ってリイシューを出そうとしてるんだとのこと。そちらもリリースが決まったら教えてくれるそうです。ただアーティストのドイツ語の名前を何回聞いても正しく発音できなかったので難しいですね語学ってとジミーさん。

そんなわけで新譜のアーカイブ、新譜のアーカイブプレイリスト、古い記事のアーカイブを全てデジタルでやっている(当然フィジカルでのリリースもありますが)、プラスレア音源の正規リイシューもしていくそうなのでぜひぜひこのゴールデン・ルールズをチェックしてください。デザインも統一感があってパッと見てわかるので凄くセンスのいい彼らだと思いますとのこと。

続いても彼に選んでもらった楽曲3.をお届け。

みなさんぜひゴールデン・ルールズの活動をチェックしてください。番組冒頭でかけたFunKool OrchestraのBoogie With Your Babyは今度出る彼らのコンピレーションアルバム、オリジナルず2に収録予定です。7インチないんすかね~とボヤくジミーさん。

最後に彼が選んだ楽曲4.をオンエア。

彼は元々ブッキングをやっていたというコネクションもあり、今はSNSもあってアーティストと直に連絡が取れますから正直やり取りは簡単だと言っていたそう。
番組でも紹介したChris Lujan、Andre Cruz、Reality Jonezの楽曲(Brothers And Sisters Of The World, Unite! )もかっこよかったですよね。Andre Cruzが今現行のソウルミュージックシーンで最高のソウルシンガーの1人だと思うという話で盛り上がったそうです。
「私ちょっと気づいたんですよね。このゴールデン・ルールズ方式だったら、ジミーソウルラジオのコンピレーションアルバムも出せるんじゃないかなと。あとは先立つ資金の方になってくるんですけどこのへんぜひみなさんリクエストあればツイート等していただけたらと思います。」
このあとはメッセージの募集などを行い今週は終了となりました。


9月5週目(2022.9.29) Cole Williamsさんインタビュー

  1.  Harvery & The Phenomenals / Soul & Sunshine

  2. Cole Williams feat. Soul Tune All Stars / How We Care For Humanity 

  3. Cole Williams feat. Soul Tune All Stars / A Better Woman

  4. The Harlem Gospel Travelers / Help Me To Understand feat. Aaron Frazier

今週は本当と映画の紹介からスタートです。以前番組にも出演した降矢さんが主催する『ムービーマヨネーズ』の3号が発刊されました。今回は映画『アザー・ミュージック』と『サポートざガールズ』のパンフレットを兼ねていますが、パンフレットとしては大変充実したものになっています。

ジミーさんは試写会で『アザー・ミュージック』を鑑賞したそう。
こちらははニューヨーク実在した伝説のレコード店「アザーミュージック」のドキュメンタリーとなっております。惜しくも2016年に閉店してしまいましたがその誕生から閉店までを綴ったドキュメンタリー映画です。

いやーよかったですね、コレ抜群におススメですねとジミーさん。

「かかっている音楽、並びに店で推していた音楽は正直ジミーソウルラジオで普段かかっている曲とは ちょっとジャンル的には異なるんですけどもレコード店ってやっぱね、私も含め行くところがなかった人が行って知識をひけらかしたりとかする場所として本当に私若い頃救われた面がホント多いのでそういったことを懐かしむと共に、やっぱり音楽自体の配信、発信方法はコレ変わっているっていうのは事実としてありまして。その中で自分がまぁもうジミソラジオも4年5年目になりまして一応ね発信する側に回りまして何ができるかなーていうのを凄く考える機会になりましたので全音楽ファン必見ですね。この『アザー・ミュージック』ぜひ劇場で、今ならやっておりますので。あと順次公開して行きます。ただ四国の方が…公開予定がなかったのでちょっとねーどなたか手を挙げて貰えたらと思います。『アザー・ミュージック』抜群におススメです。あとこの『ムービーマヨネーズ』の方は高松の本屋さんルヌガンガさんの方でもお買い求めできますので是非是非お手にとってみてください。ただね、音楽の方のジャンル的には直接あんまりジミーソウルラジオとは関係ないよと申し上げましたが、映画冒頭抜群のファンクナンバーがかかりますのでジミソラジオからはこちらのナンバーで今日は始めて行きましょうか。Harvery & The Phenomenalsの 『Soul & Sunshine(楽曲1)』で今日は行きましょう。」

ちなみにこアザーミュージックという店の名前は真向かいに物凄く大きいタワーレコードがあって、そのタワーレコードにはない=アザー、
別の音楽を取り扱う店ですよってことだそうです。そのアザーミュージックで取り扱ってないジャンルがヘビーメタル。
ヘビーメタルはね、やっぱ神聖な音楽なんでアザーミュージックにも入らないというところで笑ってしまったとジミーさん。『アザー・ミュージック』と『ムービーマヨネーズ』ぜひチェックしてくださいとのこと。

ここからは先月アナウンスした通り11月にスウェーデンのソウルチューンからデビュー7inchをリリースするCole Williamsさんへのインタビュー。ジミーさんが翻訳・要約してお届けです。

ジミーさんが「Could you introduce yourself 〜」と簡単に自己紹介してもらえますかと言うと、彼女は開口1番手短に頑張ってすませたいと思いますとの返事。その言葉通り本当に色々なことをしている方で、レコーディングアーティストで、ニューオリンズのWWOZというラジオ番組を持ち、レコードプロデューサーであり、彼女はニューヨークに住んでいますが市の所有する荒れ果てた物件をホームレスの人たちと一緒に改築してそこに住む人たちに就業訓練などの救済活動もしてるそうです。
まずは先頃かけた「How We Care For Humanity」の話を聞いています。

今回のリリースまでは彼女は自分でプロデュースもしていましたが、それは自分の求めているサウンドを持ったプロデューサーを見つけることができなかったからだそう。けれども今年の初めにニコラス、ニックを紹介され、作ってる音楽を聴くと彼女が幼き頃に聞いていたゴスペルミュージックと彼女の好きなシャロンジョーンズのような感じもありびっくりしたとのこと。
あと彼女のメンターにモハメッドカーティス氏という方がいます。この方は60年に渡る公民権運動のベテランで、ミシシッピで働き南部と黒人の投票権獲得に貢献した人物で彼女はモハメッドさんの最後のメンティーだそうです。先ほど語ったホームレスのプロジェクトを通して彼が指導してくれて助けてくれました。
表現しなければならないと思った時にニックが作った音楽を聴きカーティス氏もさぞかし誇りに思うだろうと感じたそう。
また今回の「How We Care For Humanity」の歌詞に関してはエルダー、壮年・老人世代と若者の関係について歌っています。若者には年長者から学ばなければいけないことがたくさんあり、年長者が私達と共有したい知恵もたくさんあります。もしあなたが自分のコミュニティーの長老に会うことができればその魔法は素晴らしいものになることでしょう。
まさにカーティス氏と彼女との関係性に基づいた歌となっているそうです。
そんな中でニックの現代的にオーセンティックなソウルサウンド、2022年のサウンドとしてミックスして鳴らしてる所に共鳴し合ってこの楽曲が誕生したいうわけです。
改めてお聞きくださいということで、楽曲2.をオンエア。

こちらの曲は7インチが11月11日にリリースされることが発表されていますしCole Williamsさん本人のホームページでプレオーダーが始まっています。日本のソウルでDJしている人達には好きなタイプの曲だと思いますので売り切れは必至かなと思いますとジミーさん。

続いてニックは凄いいい人だよねっていう話をしました。

Cole Williamsさんはニックのことを絶賛し、彼は本当に天才です。彼に出会えて本当によかった。だから一緒に楽曲を作っていきたいと思っています。ニコラスと一緒に仕事ができることはどれだけ幸せか。それが人生の糧になるとまでおっしゃっていました。

彼女はニューヨークに住んでますし、ニコラス及びソウルチューンの面々はスウェーデンなので離れてレコーディングしたんですかと聞いています。

やはり今時なんでオンラインを駆使して離れて録音し、スバリNoトラブルだったそう。
バックのトラックをスウェーデンで作って、彼女はニューヨークブルックリンとニューオリンズを行ったり来たりしているから割と忙しくて。そんな中で自宅のホームスタジオを持っていてそこでデモを入れて、それをバックアンドフォース、やりとりしてできていき、彼女はミックスにもこだわる方みたいでいろんなところで車や自分のスマホで聴いたりして細かく指示を出したけどNoトラブルで出来ましたよとのこと。

ここで本邦初公開の情報をいただきました。彼女はソウルチューンとアルバムを作っていて7曲はもう完成しているそう。全体では10曲くらいを考えているとのこと。
また、「How We Care For Humanity」の逆面の「Better Woman」とのカップリングで7inchが出ます※。どちらの曲もYOUTUBEには上がっていますのでチェックしてもらえたらとのこと。

この流れで「Better Woman」について聞いています。

こちらは長い間の恋愛の苦しみ、つまりは失恋に関する曲だそう。冗談でニコラスのようないい関係生のパートナーもちろんニコラスとはロマンティックな関係ではないのだけれどという冗談を入れつつ、友達のような人とロマンチックな関係を共有するのはとても素敵なことで完璧でなくてもいい相手、自分が失敗してもいい相手、自分を受け入れてくれる相手、欠点や苦労も含めて相手を受け入れて一緒に成長できる相手、そういった恋人と別れたことの歌なんですけどもそんな出会いと経験を通じて結果ポジティブな効果が生まれる。そういうことを歌っているそうです。
おススメなのがリリックビデオをYOUTUBEに上げてくれてますので英語の勉強にもなりますし彼女が作ったビデオでぜひ歌詞を確認してみてくださいとジミーさん。
ここでその「Better Woman」(楽曲3.)をオンエア。

最後に日本のソウルミュージックファン、ジミーソウルラジオリスナーに向けてメッセージをいただきました。

まずは日本のソウルミュージックファンにありがとうと言いたいです。アメリカでもソウルミュージックがポピュラー(彼女はスペースと言っていました)ではあまりないので、スペースがない中でソウルミュージック、ブラックミュージック、ブラックヴォイスにスペースを与えてくれてありがとうございます。ジミーさん、そして曲を愛してくれた方への感謝の言葉。
この音楽とこのメッセージのためにあなたのできる最善のことは歌詞を考えてそれを伝えていくことです。私は自分の才能、技術を地域社会、特に助けを必要としている最も貧しい人に分け与えていきましょうと言いたいのです。この音楽を聴いた人には積極的な気持ちになって欲しいのです。もう一度ありがとうと言いたいですし心から愛していますとのこと。

彼女はニューオリンズWWOZのラジオ番組でニューヨークの自宅から3時間の生放送のラジオをしておりニューオリンズの音楽をたくさんかけているそうです。そのうちの1時間はニューオリンズの女性シンガー、女性アーティストの楽曲ばかりを紹介しているそうです。
「ここでですね最初の話に戻りますけど私レコード屋くらいしか高校生の時は行くとこがなかったんですがそこで培ったニューオリンズ、高校生のときかな?ニューオリンズの音楽が好きで文化なんかも手探りで情報をいっぱい集めて勉強してたんですよ。で彼女が挙げてくれたニューオリンズのアーティスト全部知ってて、ちょっとこうプラスアルファの情報を足していったら彼女もびっくりしてくれて1番詳しいと。今まで会った人の中で1番詳しいと褒めてくれたのでやっぱねレコード屋で授かった知識は無駄じゃなかったと思いましたね。」
地域社会だったり社会全体のことを考えてアーティスト活動をしているCole Williamsさんぜひチェックしてもらえたらと思います。

最後にリクエストをご紹介。タカノブックさんからのお便りです。アーロンフレイザーさんが関わった曲がとても良かったのでメールしたとのこと。
こちらは同じくニューヨークのグループです。この楽曲4.をお届けして今週は終了となりました。

※最終的には「A Better Woman」と「Organize」とのカップリングで7インチレコードが発売されることが12月8日の番組で報告されました。


9月のプレイリスト

放送でオンエアされた曲をまとめてみました。見つけられなかった曲や放送時と違うバージョンもありますが、ご了承ください。
アップルミュージックの調子が悪いようなのでスポティファイを追加しました。
・アップルミュージック

・スポティファイ






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