2023年9月のジミーソウルラジオ

Jimmie Soul Radio、通称ジミソラジオはDJのジミーソウルさん(日本人)が"メロウ&グルーヴィー"をキーワードに素晴らしい楽曲を幅広く、心地いいお話とともに届けてくれるラジオ番組です。リラックスした雰囲気もありながら、音楽やそれにまつわるお話も盛りだくさんで私自身、毎週楽しみに聞いています。        
そんな大好きな番組についてもっと知ってもらいたいのと自分用のメモを兼ねて放送内容を文字にしてみました。野暮なこととは思いますが、まだ聞いたことのない方にも興味を持ってもらえたら最高です。
こちら香川県RNC西日本放送から毎週木曜日の夜11:00~11:30で放送していますがラジコのプレミアム会員になれば日本全国から聴取可能です。気になった方はぜひ聞いてみてください。


9月1週目(2023.9.7) Les Imprimésさんインタビュー

1.Max Kaplan & The Magic / Loving, I'm Leaving
2.The Charities / Bring Your Love
3.Les Imprimés / I'll Never Leave
4.Les Imprimés / No One To Fight
5.Les Imprimés / Chess

今週から月も変わり9月の放送になりました。ですが毎回同様楽曲紹介からスタートです(笑)。
テネシー、メンフィスのMax Kaplan & The Magicというグループのアルバム『Mind On My Heart』から「Loving, I'm Leaving」(楽曲1)。
こちらのマックスさんとはインスタグラムでやり取りしているので今後も最新情報をお届けできるかと思いますとジミーさん。

続いても新しいバンドを紹介です。サザンカリフォルニアのThe Charitiesで「Bring Your Love」(楽曲2)になります。
彼らともインスタグラムでやり取りをしており、興味を持ってくれている人もいるので多分この楽曲はレコード化されるだろうと話していたそうです。

この後はニューヨークBig Crownレコードからアルバム『Reverie』をリリースしたLes Imprimésさんのインタビューをお届けです。

(インタビュー音源、自己紹介)
彼はMorten Martensという方でLes Imprimésというユニット?バンド?グループ?をやっています。またアルバム名の発音はレヴェリと言っていました。
まずは本人が選んだ楽曲をお届けします。このアルバム『Reverie』の中から2曲選んでくれました。1曲目は「I'll Never Leave」(楽曲3)。

ジミーさんの中ではPale Jayさんと彼が現行の最先端インディペンデントソウルミュージックシーンの2大新星という感じだそう。
彼の音楽にもいわゆる60's,70'sのソウルプラスアルファのところに個性が出ています。
その辺りについてズバリ質問しています。

(インタビュー音源)
そのとおりです。60年代や70年代のサウンドが大好きなんだ。だからジミーさんの言うようにそれプラス現代の音楽、ソウルやポップミュージックと融合させたいんだ。
90年代のヒップホップも大好きで彼自身がプロでユーサーとして2000年代初頭に作品を発表したときに様々なグループのサンプリングしているサウンドを聴きソウルミュージックと出会ったそうです。
Big Crownの特徴のひとつとしてサウンドの軸足がヒップホップにあるのがレーベルの色になってますね。

続いて彼自身はノルウェーに住んでいるのですがニューヨークのBig Crownからアルバムをリリースするに至った経緯について聞いています。

(インタビュー音源)
インスタグラムのアカウントを開始したことからすべては始まったんだ。誰も知らなかったし、どこから来たのかも言わずに20秒くらいの曲のビデオをどんどんアップし始めました。そういったビデオクリップをLAのレコードレーベルIndustry Music Groupがまず見つけてくれて、そこから7inchレコードを出しました。
そうやってできた曲をBig Crownの創始者のひとりDanny Akalepseさんに送ったそう。そしてどの曲がアルバムに収録されるかは分からない中でもどんどん曲をやり取りし、今回のアルバムに至ったそうです。
ここでせっかくなので彼がIndustry Music Group(I.M.G.)から出したナンバーをはさみます。「No One To Fight」(楽曲4)をオンエア。

彼もコロナ禍になりロックダウンしている最中にデモをたくさん作ったとのこと。
彼自身このユニットはひとりでほとんどしているそうなのですがその点についても聞いています。

(インタビュー音源)
コビットでロックダウンしている間何もすることがなかったそう。彼自身は音楽のプロデューサー業をしていたのですが、以前やっていた仕事が全てキャンセルになってしまいました。その時に自分はソウルミュージックが好きでそれを形として世に出したいなという夢があったと改めて気づいたそうです。バンドとして周りで一緒に活動している人がいなかったのでこのアルバムではほぼほぼ全ての楽曲の楽器パートを彼1人で演奏しています。スタジオに1人で自分自身と向き合いながら曲を作っていったそうです。

そんな彼の楽曲のレコーディングの手順についてを次に聞いています。

(インタビュー音源)
彼は1人でレコーディングする際にまずはドラムから録り、作り込んでいきます。ブレイクが必要だからレコーディングを始める時はまずドラムから録り始め、その次にベースを重ねていくということでいわゆるリズムトラックから作るそう。
この辺はヒップホップベースのプロデューサーの楽曲作りの手法なのかなと思いますとジミーさん。
ループを作ってその後にメロディを作ります。メロディは最初に書きません。しばらくしてビートのバリエーションを作るけど全て最初は4小節のループから始まるんだ。ある意味ホントにヒップホップみたいなものだね。

そんな彼のフェイバリットビートメイカーはやはりJ Dillaだそうです。
そしてこのアルバムを引っさげてライブの予定があるかを聞いています。

(インタビュー音源)
まずこのアルバムで世界中のあらゆるエリアの人からたくさんの愛をもらいました。素晴らしいことです。みんなが評価してくれているのを見るのは本当に嬉しい。もっともっと演奏したいし楽曲も作りたい。だからツアーにも出たいと願っています。
このユニットは基本的に1人だしバンドでやっていることはまずないのでその形でライブができることを楽しみにしています。世界中もちろん日本も含めてプレイしたいと願っています。

ここでもう1曲彼に選んでもらった楽曲をかけてインタビューを終わります。楽曲は「Chess」(楽曲5)になります。
(曲の始まりに合わせてLes Imprimésさんからのメッセージ)

(BGMにLes ImprimésのFalling Away)
そんな彼もやはりDaptoneの影響があるとも話していました。Daptone直系のLeon Michels、Danny Akalepse率いるBig Crownから楽曲をリリースできていることは大変誇りに思ってると言っていたそうです。

このあとメール募集の呼びかけなどを行い番組は終了となりました。

9月2週目(2023.9.14) CHICK-Dさん、ナカバさん、こも出演回

1.Florencia Andrada / Nada M​á​s Por Hoy 
2.Pama International / Hypocrite
3.Willie Scott, The Birmingham Spirituals / Keep Your Faith to the Sky
4.MMYYKK / U Got Me
5.James Tillman / Shangri La
6. the sindecut and ijeoma / Lucky (Radio Edit)
7.Kaidi Tatham / All I Need

この週は私(こも)出演回ということで選曲をさせていただきました。ですがその前にまずは楽曲紹介です。アルゼンチンのシンガーでFlorencia Andradaさん。西海岸のレーベルLove Soul Productionsからアルバムがリリースされます。アルバムタイトルが『Nada M​á​s Por Hoy』。そのアルバムタイトルチューン「Nada M​á​s Por Hoy 」(楽曲1)をオンエアです。

前回の私(こも)出演回はアキモトさんにご出演いただいきましたが、今回はサプライズである方へ選曲を依頼してくれていました。

ここでジミーさんへ紹介をしたナカバさんがご出演。
(BGMにFriday, Saturday & Sunday「There Must Be Something」)
Thank you, Soulプロジェクトの7inchも好評でFriday, Saturday & Sunday「There Must Be Something」はもう既に完売しており、The Diamonettesの「Don't Be Surprised」の方も残り少なくなっているそうです。

ここからはその方、今回選曲をしていただいたプロデューサーでMy Favorite SoulレーベルのCHICK-Dさんも加わります。11月のレコードの日にCHICK-D feat. 椎名純平「カフェインの女王」がリリースされます。このレコードのリリースに至る経緯などについてはまた来月特集をするとのこと。

この後は私(こも)の3曲に対してCHICK-Dさんにも選曲していただき1曲づつ後出しじゃんけんスタイルで紹介していく流れとなりました。

私(こも)の1曲目:Pama Internation「Hypocrite」(楽曲2)
ジャマイカのコーラスグループ、ヘプトーンズのカバー曲。イギリスのグループでメンバーにはスペシャルズの方もいるようで、最近Bandcampでミニアルバムがでていました。レゲエ曲のソウルカバーというのが面白いかなというのもあり選びました。

CHICK-Dさんの1曲目:Willie Scott「Keep Your Faith to the Sky」(楽曲3)
CHICK-Dさんは先ほどの曲からギターとコーラスとの繋がりで選んだとのことで、またゴスペルフィーリングみたいなところも近しいかなと思っていますとお話していました。
こちら凄く珍しいゴスペルのレコードで79年頃に出たいわゆるレアなレコードですよねとジミーさん。ただ今はリイシューされサブスクリプションサービスでも聴くことができます。

私(こも)の2曲目:MMYYKK「U Got Me」(楽曲4)
こちらMMYYKKでマイクさん。ゴスペルフィーリングもあるようなボーカルが乗っかっていてまさに現代ソウルって感じですねとジミーさん。CHICK-DさんからはDJ目線で言うとめちゃくちゃ使えるやつですねとのコメント。
こちらの方はミネアポリスのマルチインストゥルメンタリストで、この曲でもギター、キーボード、サックス、ボーカルを担当しているようです。

CHICK-Dさんの2曲目:James Tillman「Shangri La」(楽曲5)
楽曲4がディアンジェロ、マーヴィン・ゲイ、ミネアポリスということでプリンスなどの影響を受けているのではということでCHICK-Dさんもアメリカのシンガーソングライターでディアンジェロ、マーヴィン・ゲイのフォロワーともいえるJames Tillmanさんを選んだとのこと。コーラス部分にちょっとフォーキーでアーバンな現代ジャズに影響を受けてますみたいなところがいい感じの返しになったかなと思ってますとお話されていました。
私(こも)はこの曲を目をつぶって気持ちよく聴いていたのですが、ジミーさんに昇天してましたもんねと指摘されました(笑)

私(こも)3曲目:The Sindecut and Ijeoma「Lucky」(楽曲6)
こちらの方も最近アルバムが出ています。The Sindecutイギリスの方でボーカルのIjeomaさんはニューヨークのシンガーさんだそうです。

CHICK-Dさんの選曲の3曲目:Kaidi Tatham「All I Need」(楽曲7)
タイトルこそ「All I Need」ですけど、正に"All We Need"で我々が求めるものすべてが詰まっているような楽曲ですね。最初のキーワードのゴスペルがここで伏線回収したなみたいな感がありますよとジミーさん。
まさにCHICK-Dさんもそれを意図していたそうです!
こちらKaidi Tathamさんの2022年作のアルバムから。女性ボーカルでビートが打っていてコーラスが分厚いくメロウビーツということでも選曲したとのことでした。

(ここでBGMにThe Diamonettesの「Don't Be Surprised」)
CHICK-Dさんプロデューサーをされているので楽曲の分析が素晴らしいですねとジミーさん。そんなCHICK-Dさんが作る楽曲気になりますね。

最後に改めてリリースされる楽曲をご紹介。タイトルがCHICK-D feat. 椎名純平「カフェインの女王」。11月3日に7inchでリリースされます。


9月3週目(2023.9.21)

1.Aesthetic / 40 Days
2.Smith & The Honey Badgers / Shadows
3.Black Market Brass / Echo A.D.
4.The Blaxound / Rio Bravo
5.Soul Supreme / Dues And Don'ts
6.Jack Page / Run Into The Night
7.Joseph Solomon / New Religion
8.Aaron Frazer / Bring You a Ring

今週は時間の許す限りいい曲をご紹介していきます。
1曲目は西海岸のビートメーカーユニットとバンドの両方の側面を持つ二人組Aestheticの「40 Days」(楽曲1)という楽曲からです。
『こちらの曲はご存知の方も多いかもしれません。A Tribe Called Questの「Luck of Lucien」という楽曲でまんま使いされているBilly Brooksの「Fourty Days」のカバーになります。』

次にご紹介する楽曲はFunk Nightです。こちも精力的にずっと活動しているインディペンデントのレーベルで、そこからのリリース。Smith & The Honey Badgersの「Shadows」(楽曲2)になります。

続いては以前にも紹介されたミネアポリスのサイケファンクバンド、Black Market Brass。アルバム『HOX』がお馴染みColemineから先頃リリースされました。アナログレコードのリリースももちろ予定されています。今回は「Echo A.D.」(楽曲3)をオンエア。
ジミーさんは彼らともインスタグラム上でコンタクトを取っているのですが、メンバーの多いバンドでまだ誰か分かっていないそうです(笑)

今度はかっこいいインストゥルメンタルナンバーをご紹介。アーティスト名がThe Blaxound。こちらの楽曲はLove Soul Productionsという9月20日にアルバムがリリースされたFlorencia Andradaさんも所属するレーベルからのアルバムになります。こちらのThe BlaxoundとFlorencia Andradaさんの音源はジミーソウルレコードでも買えるそうです。
アルバムの中から「Rio Bravo」(楽曲4)をご紹介。

同じインストですが少し毛色の違ういわゆる今時のインストゥルナンバーをお聞きくださいとジミーさん。Soul Supremeさんはアムステルダムを拠点とするキーボーディスト、DJ、プロデユーサーで先頃アルバムをリリースしました。その中の楽曲「Dues And Don'ts」(楽曲5)。

続いてはJack Pageさん。生まれたのはニュージーランドで今はイギリス在住のようです。「Run Into The Night」(楽曲6)をお届け。

『はい、では今日はあと2曲ご紹介したいと思います。続いてご紹介する方はLAの男性ソウルシンガーJoseph Solomonさんになります。この曲もいいですよねー。「New Religion」(楽曲7)になります。』

今週最後に紹介する楽曲はAaron Frazerさん待望の新曲「Bring You a Ring」(楽曲8)になります。こちらはハート型の7inchレコードの予約が始まっており、ジミーさんも予約しようとしたらもう買えなかったそうです。
ここで楽曲8をオンエア。

「はい、皆さん今日も盛りだくさん8曲ご紹介いたしましたがいかがだったでしょうか。今日の8曲が皆さんの新しい音楽をディグするきっかけになってくれれば幸いです。それでは来週9月28日の夜11時にお会いしましょう。ジミーソウルでした。」

9月4週目(2023.9.28) Lucas / Heavenさんインタビュー

1.Lucas / Heaven / Every City Has a Rhythm(Live)
2.Gil Scott - Heron / It's Your World (Live)
3.Lucas / Heaven / Folks Grown Party
4.Curtis Mayfield / Breaking In The Streets
5.Arc De Soleil / Bad Kombucha

今週は来月10月25日にジミーさんのジミーソウルレコーズの新しい企画としてディスクユニオンのディストリビューションで行われる第一弾7inchシングルの特集をしていきます。

今回リリースになるのはテキサスはヒューストンのLucas / Heavenさん。彼の「Every City Has a Rhythm」という楽曲が2022年にリリースされていますが、ジミーさんが気に入りそちらを7inchレコードとしてリリースすることになりました。
そんな彼にZOOMで話を聞いたそうなのでそちらをお届けです。

(インタビュー音源 自己紹介)
先ほどテキサス、ヒューストンと紹介がありましたが、今はロサンジェルスに住んでいるそう。この楽曲「Every City Has a Rhythm」を初めて番組で紹介した時もGil Scott - Heronを彷彿とさせるとジミーさんは話していましたが、それを彼本人にもズバリ聞いています。

(インタビュー音源)
Gil Scott - HeronさんはLucas / Heavenさんに大きなインスピレーションを与えている大好きなアーティストの1人だそう。そこにプラスしてメッセージがある。彼の歌詞はとても重要なことを歌っているんだと話していました。

そこで今回はリリースする「Every City Has a Rhythm」(楽曲1)のライブバージョンとGil Scott - Heronの「It's Your World」(楽曲2)をオンエアします。こちらも最近発掘された1976年のニューヨークのラジオ局におけるライブバージョンになります。
「そちらを続けて2曲聴いていただいたら私の言わんとすることが伝わってくれたら嬉しいです。」

この「Every City Has a Rhythm」では歌詞を7inchレコードの裏面にジミーさんが聞き取り、掲載しています。歌詞の内容はいわゆるジェントリフィケーション、都心部における家賃の高騰がものすごいことになって、なかなかそれが故に生活に苦しむ人が出ているよねといった内容となっています。
歌詞の内容について彼に聞いています。

(インタビュー音源)
大都市での暮らしがいかに大変かということだと思う。ロサンゼルスに住んでると苦しんでいる人たちをたくさん見かけるよ。だからこの曲に関してはそれは大きかったと思う。(ジミーさんが言うように)この曲がジェントリフィケーションについて歌っていると言うのはわかるよ。
ジェントリフィケーションについて詳しく知りたい方はA24制作の映画「The Last Black Man in San Francisco」という作品を観ると理解できるかなと思いますとジミーさん。

続いてユーチューブでも観られる「Every City Has a Rhythm」のビデオが大変カワイイのでそれについて聞いています。

(インタビュー音源)
確かにかわいいね。そう言ってくれて本当にありがとう。作るのは大変だったからね。
ジミーさんがダンスを覚えないとねと言うと、そうだねルーカスさん自身もまた練習しなきゃねと話していました。

彼自身の音楽的なバックグラウンドについて聞いています。

(インタビュー音源)
10代の頃から演奏しているんだ。どんなスタイルの音楽でも大好きだよ。でも私にとって1番重要だったのはゴスペルを演奏していた時、ヒューストンで5年〜6年演奏していたんだけどゴスペルの教会で演奏していたんだ。それからプロのミュージシャンとしてR&Bのライブなどにも出演した。それらは僕にとって本当に大きなことだった。それらは彼の演奏の仕方を形成した礎になったんだ。音楽に対する考え方とかもね。そこがやはりすごく重要だった。それからファンクやジャズやソウルミュージックにももちろんずっと興味があってディスコやブギーなんかも僕にとって本当に重要なジャンルなんだ。R&B全般もね。両親の影響でそういうものを聞いて育ったんだ。
両親は2人ともジャズを聴いていたそうなのですがR&Bも聴くしスムーズな音楽も聴くとのことで、豊かな音楽的な土壌がやはりありました。

そこからルーカスさんから深い話をしてくれました。
(インタビュー音源)
彼自身ラップスティールギターも弾くそうです。
そのラップスティールギターを弾くようになった大きなきっかけのひとつが『SACRED STEEL』という映画だそう。こちらユーチューブでも観ることができます。
この『SACRED STEEL』というドキュメンタリー映画を作ったのがArhoolieというブルース系の素晴らしいライブラリーを作ってくれたレーベルで、この作品を観てラップスティールギターを弾き始めたそうです。
この映画は本当に必見だよ。スティールギターをメイン楽器として教会で使うという話なのだけど、イメージする通り教会ではオルガンがメインだけどこれらの教会ではスティールギターがメインなんだ。それがとても魅力的なんだ。彼らのスティールギターの演奏は刺激的で心を揺さぶったんだ。だからこの『SACRED STEEL』という映画を観たことはとても大きかった。ぜひ観てほしいと思うよ。

(インタビュー音源)
彼自身はこの「Every City Has a Rhythm」を含むアルバム『Blues of the World』を2022年にリリースした時にリリースを記念していくつかライブはしたそうですが、今後はもっとライブをしたいというのとプラス彼もマルチインストゥルメンタリストでこの「Every City Has a Rhythm」もほとんどは彼の自宅スタジオで作ったそうなのですがこれからはライブバンドとしての形にシフトしていきたいと言っていました。

今は特定のバンドメンバーは持たずミュージシャンのリストを作っていてステージに合わせてブッキングしていますが、よりライブバンドを目指してちょうど新しい曲、新しいアルバムのレコーディングをしているそうです。
今回のリリースする7inchのB面は本邦初公開の完全な新曲です。

(インタビュー音源に続き「Folks Grown Party」(楽曲3)をオンエア)
こちらめちゃくちゃかっこいいですがジャンル分けが難しい曲だよねと話すと、ミックスだね。ブギーのようなポストディスコ、エレクトロファンク、ブギーのようなそういう雰囲気だと思う。それからCurtis Mayfieldの「Breaking In The Streets」という曲に凄くインスパイアされたんだ。彼のアルバム『We Come In Peace With a Message of Love』からの曲。とにかくこの曲をチェックしてみてと言ってくれました。
そこでCurtis Mayfieldの「Breaking In The Streets」(楽曲4)をここでお届けです。

ということでLucas / Heavenさんの特集をしてきました。
彼の友人からはこのB面の曲「Folks Grown Party」を聴いてザディコみたいだねと言われたとのこと。ザディコはルイジアナのアコーディオンと洗濯板といったもので奏でるブルースの兄弟のような音楽だそうです。

(ルーカスさんからのメッセージ)

最後にもう1曲紹介です。これまたジミーさんが最近ハマっているというどういうジャンルといったらいいんだろうという楽曲だそうです。Arc De Soleil「Bad Kombucha」(楽曲5)。

このあとはメール募集の呼びかけなどを行い番組は終了となりました。



9月のプレイリスト

放送でオンエアされた曲をまとめてみました。見つけられなかった曲や放送時と違うバージョンもありますが、ご了承ください。

・アップルミュージック


・スポティファイ


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