2022年11月のジミーソウルラジオ

”ジミソラジオ”ことJimmie Soul Radio(ジミーソウルラジオ)はDJのジミーソウルさん(日本人)が"メロウ&グルーヴィー"をキーワードに素晴らしい楽曲を幅広く、心地いいお話とともに届けてくれるラジオ番組です。リラックスした雰囲気もありながら、音楽やそれにまつわるお話も盛りだくさんで私自身、毎週楽しみに聞いています。        
そんな大好きな番組についてもっと知ってもらいたいのと自分用のメモを兼ねて放送内容を文字にしてみました。野暮なこととは思いますが、まだ聞いたことのない方にも興味を持ってもらえたら最高です。
こちら香川県RNC西日本放送から毎週木曜日夜11:00~11:30の放送ですが、ラジコのプレミアム会員になれば日本全国から聴くことができます。気になった方はぜひ聴いてみてください。

11月1週目(2022年11月3日) ゲスト Flatt The Laidbackさん

1.Debbie's Ally / In The Starlight
2.Debbie's Ally / Burning Sand
3.Hanna Warm / Wave of Luv
4.Nathan Johnston &  Angels of Libra / Curtis (Do You Wanna Be A Star?)
5.Beat Bronco Organ Trio / Dr.Kiffi
6.The Point / Double Oh Seven

放送日の11月3日はレコードの日だそうで、この週はそんな日にふさわしい日本が世界に誇るスーパーレコードディガーの方がご出演。最新リリースについてお話をききました。

ジミーさん:今日は番組2回目の登場ですね。もうあのデイガーっていう言葉は彼のためにあるんじゃないかって言うほどの熱いまさに掘り師、九州からDJのFlatt The Laidbackさんです。こんばんは。
フラットさん:どうもこんばんは。
ジミーさん:ご無沙汰しています。
フラットさん:ご無沙汰しています。お元気でしょうか。
ジミーさん:もちろん。元気です。それでですね。もう早速いきましょう。
フラットさん:いきましょう!
ジミーさん:ちょうど今日ですね、11月3日にフラットさんが主宰のEXHUME EXHUMEの第何弾になりますかこちらはもう。
フラットさん:えっとね、これで第4弾ですね。
ジミーさん:第4弾のアルバムがちょうど今日3日リリースということで、それで今日はちょっとお呼びしたんですけど。でちょっとあのフラット君のご厚意で先に聴かせていただいてるんですけどこのアルバムが…
フラットさん:はいはい。
ジミーさん:最高ですね。まずはフラットさんのほうからアルバムタイトルをお願いいたします。
フラットさん:はい。Debbie's Allyというバンドの『夜明けのDREAMING』という作品です。
ジミーさん:これまたね。私正直何度も言ってますけど和モノ全然明るくなくて強くなくて、当然私は知らなかったんですけど。まぁフラットさんが掘ってきた音源なのでこれも相当なまた自主音源じゃないかなと思いつつ今日はまずじゃぁこのDebbie's Allyというグループ、バンド、どういったグループになりますか。
フラットさん:はいもうおっしゃる通りでございまして、こちらねあの自主製作盤なんですね。沖縄出身のボーカリストのデビーさんというホントチャーミングな女性なんですけど、その方を中心に、当時ねスタジオミュージシャンとしてバリバリに活動されていた凄腕のプレーヤーの方々が1970年代末に結成して、その流れでレコーディングされた幻の自主製作盤ですね。
ジミーさん:はー、完全インディペンデントで彼ら自身が作って。じゃあプレス枚数も相当少ないっていうことで。
フラットさん:そうなんですよ。もうね100枚以下でちょっとなんか当時セミプロみたいな感じで活動されてた方々なんですが、ディストリビュートが誰もいなかったと。ということでなかなか厳しかったみたいでレコード屋にそのまま並んでそのままその盤の存在をメンバー自体がもう忘れちゃったみたいな感じの雰囲気のところがあったみたいですね。
ジミーさん:へーそんな激レア盤をまぁ今回当然いわゆる権利関係をクリアしてEXHUME EXHUMEさんのほうからリリースといったことになってると思うんですけど、また今回もシビれる交渉のエピソードなんかございます?
フラットさん:えっとね、今回に関しては、きっかけがねまぁ純粋にこの作品が好きで手がかりが全く掴めないんで、僕の信頼するHMVの担当者、敏腕A&RのKさんですよね。に色々と探ってみてくれと依頼していたんですよ。でまぁ前回リリースしたね石炭人のときも話しましたけどもまぁホント製作者にたどり着くのが難しいんでもうなかなかキビシイだろうなと諦めてたんですけどまぁそこはさすがの敏腕っぷりを発揮してくださいましてバッチリボーカルのデビーさんとコンタクトを取ってきていただいたんですよ。
ジミーさん:へースゴっ!
フラットさん:今回に関してはもうホントに僕ががっつりいったというよりもレコード会社側の素晴らしい働きで実現したっていうところが大きいかなっていう感じです。
ジミーさん:それじゃあもう直接この『夜明けのDREAMING』をリイシューしたいんだけどって話になってここからは割とトントン拍子で進んだんですか?
フラットさん:そうです。そうです。ただまぁかなりデビーさんこちらのレコードに対して思いが本当に強い方でまぁ色々とですね先方のやりたいこと、こちらのやりたいことっていうのをすり合わせしながらですね、よりよいものを作っていくということをやった感じでしょうかね。
ジミーさん:それは具体的に言うとコレ、リマスタリングはしてるんですか?
フラットさん:勿論でございます。コレねホントに音質はもうちょっと僕も現物聴いてびっくりしたんですけどこちらFlower Recordsの高宮永徹さんにリマスターをお願いしまして、運よくこちらの音源ですね基になるマスターがあったもんでそこから本当に素晴らしい音質、クラブミュージックの12inchくらいゴツくてメリハリの効いた音に仕上げていただいてます。
ジミーさん:そうですよね。この音の感じは私の好きな70年代後半から80年代前半のアメリカのいわゆるインディーのソウルの今で言うとブギーとかモダンソウルとか言われるやつの音の質感があってホントいいでね。抜けがね。
フラットさん:ですね。和モノの弱点と言ってもいい音の弱さっていうのが完全にクリアされてクラブでプレイされるDJの方にも納得していただけるような音質に仕上がってるのかなということを思いますね。
ジミーさん:じゃあその辺もデビーさんも納得してくれて。
フラットさん:あっ、もう素晴らしいということで凄く喜んでいただきました。それとですね前回の石炭人のときもなんですけどオリジナル盤にはですねこちら帯っていうのが付いてないんですよ。ただね私の友人で、まぁこないだこちらにもそれこそ出演されていたBrowse Departのオサゴダールさん。
ジミーさん:オサゴダール画伯がこの帯を。
フラットさん:画伯が。そうなんすよ。あのデザインしてくれて当時帯が付いていたとするとこんな感じだったのかなっていう妄想をカタチにした妄想帯ですね。タマんないっすね。
ジミーさん:まったく違和感ないですね。
フラットさん:完璧でしょ。ホントに。
ジミーさん:またねこのデビーさんのお写真がいい感じのこの何て言うんですかね、画質の感じとか最高ですよね。
フラットさん:あーそうでしょ。ちょっとローファイ具合がいい感じで。
ジミーさん:そうそう。
フラットさん:でホントね凄くお綺麗な方なんですよ。

ジミーさん:で内容のほうなんですけど先ほど私が申し上げたように今の文脈で言うブギー、モダンソウル風味もありながらあとですね例えば「You Are The Sunshine Of My Life」のカバーなんかもあったりとかしつつ、コレね楽曲もこのオマージュですかみたいなニヤリポイント満載ですよね。まずね。
フラットさん:そうでしょ。これはもうねこちらのねジミーソウルラジオお聴きの方っていうのにも、すぐに反応していただけると思いますよね。
ジミーさん:でも当時でこのオマージュ感っていうのは相当早い、オンタイムくらいですよね。
フラットさん:早いですよね。いやないでしょう。このSpinnersとかだと達郎さんとかがスゴイ山下達郎さんのイメージなんですけど、まぁ達郎さんかデビーズアリーかって言うくらいの早さなんじゃないかなっていう。
ジミーさん:やっぱ前回の石炭人さんしかりやっぱ当時日本でもそれだけトンガってアンテナを張って音源を掘ってた方がいるっていうのはホント驚きかつ私もスゴイ誇らしく思いますね。
フラットさん:いやホントそうですよね。同じ日本人として日本のそういうアンテナ高い方というのが存在してて志をもってそういう作品を作られていたというのはホントに誇らしいというか嬉しいというか。ねー素晴らしいですよね。
ジミーさん:そんな貴重な音源を今日ですね、ちょうど11月3日に正規でリイシューしてくださいましてありがとうございます。じゃあですねこんな素晴らしいアルバムの中から今日はFlatt The Laidbackさんに1曲選んでいただけますでしょうか。
フラットさん:はいではですね先ほどお話にも出ました、これホントもう聴いてもらったでけですぐにあっアレだということでお分かりになる方多いと思うんですけど。えーいきます。Debbie's Allyで「In The Starlight」(楽曲1)

ジミーさん:フラットさん。これねー私クラブとかでもしかかったら…
フラットさん:はい。
ジミーさん:にやにやが止まらないです。
フラットさん:いやそうでしょう。ホントに。間違いない。うーん間違いないですよホントに。でね、実はこちらの作品ね今日11月3日に実はCDも同時にリリースされてましてこちらはねSolid RecordsさんからリリースされてましてなんとCDにはですねボーナストラックとして未発表のスタジオライブ音源が収録されてます。
ジミーさん:またまた〜そんなコレクター泣かせな。
フラットさん:そうなんですよ、これもね実はあのLPにも入れたかったんですけどまあね色々とそこはね諸事情ありましてまぁ断念しましたのでこうやってね別のメディアで日の目を見るというか、たくさんの方々に聴いていただける機会が出来て非常に嬉しいと思ってるところです。こちらもぜひよろしくお願いいたします。でねHMVのウェブショップのこちらの商品ページにこのバンドのこと作品のこと凄く詳しく書かれています。デビーズアリー『夜明けのドリーミング』と検索していただいたらヒットしますのでぜひ覗いてみてください。そしてよろしければポチっとカートに入れてオーダーいただけたらもうホントにこの上ない喜びです。よろしくお願いいたします。
ジミーさん:フラットさんありがとうございます。まだまだ今後のリリース予定もあると思いますけど今日はあえてきかずにリリースが決まったらまた私にお知らせしてください。
フラットさん:わかりましたありがとうございます。
ジミーさん:今後ともよろしくお願いいたします。
フラットさん:こちらこそありがとうございます。
ジミーさん:ありがとうございます。
フラットさん:はいー失礼します。

ジミーさん:それではですね私のほうからこのDebbie's Allyさんの『夜明けのDREAMING』の中の今の気分で選ぶフェイバリットチューンをおかけいたしましょうか。みなさんあのエアギターのご準備をよろしくお願いいたしますね。それではお聴きくださいDebbie's Allyで「Burning Sand」になります(楽曲2)。

番組冒頭でも触れられた通り11月3日はレコードの日ということでいろんなレコードがリリースされます。この番組でもおなじみHannah Warmさんも「Marshmallow」と「MEME」という曲の7inchをリリース。
そんなHannah Warmさんの新曲をかけて若干、いや結構クールダウンしていただきましょうかとHanna Warm「Wave of Luv」(楽曲3)をオンエア。

こちらの楽曲はファンクバンドQ.A.S.B.のサックス奏者ゆうぞうさんをフィーチャーしたナンバーとなっております。

このあとはメロウないい感じのヴァイブスを引き継いでNathan Johnston &  Angels of Libra 「Curtis (Do You Wanna Be A Star?)」(楽曲4)を紹介。

こちらのAngels of Libraはドイツのハンブルグの10人組のソウルバンド。ジミーさんはネイソンとやりとりをしているそうなので今後お話が聞けるかもしれません。

そしてBeat Bronco Organ Trio 「Dr.Kiffi」(楽曲5)のオンエア。

メンバーの方がインスタで連絡をくれてこの楽曲を提供してくれたそうです。彼らはSweet VandalsやSpeak Low、Mighty Vampといったバンドでもバックを務めていた精鋭3人によるバンドということでDelvon Lamarr Organ Trioなどが好きな人にはたまらないサウンドになっているのではないでしょうかとジミーさん。

最後にもう1曲、こちらもアーティストから直接もらった音源のご紹介。
「正統派のソウルチューンじゃないけどノーザンソウルのそれこそウィガン・カジノだったりワンハンドレッドクラブで踊りまくっていた方々はこいう曲も絶対好きなんじゃないかなという楽曲で今日は終わりたいと思います。音源をくださったのはThe Pointですね。彼らはもう今大学生で映画勉強してたりするそうですよ。このThe Pointの新曲になります。最高なので一回ね下げといてまたみなさん踊っていただけたらと思います。お聞きくださいThe Pointで「Double Oh Seven」になります(楽曲6)。」

「いやーこれね私こういう曲も大好きでまぁねエアギターポイントもありますしバッチリ踊れるということでみなさんも気に入ってくれたら本当に嬉しいです。」

この後、メールの呼びかけを行い番組は終了となりました。


11月2週目(2022年11月10日) こも出演回

1.Johnny Ruiz & The Escapers / Oralia
2.さよならポニーテール / クレイジーボーイ
3.Azul Kechi / Azul
4.João Donato / Órbita
5.Maglore / A Vida É uma Aventura
6.Swatkins, Antwaun Stanley / Bright Light
7.Swatkins, Raquel Rodriguez / Lottery
8.Raquel Rodriguez, Stan Taylor / You Are Everything

この週はジミーさん自身待ちに待った新曲をリリースしてくれたJohnny Ruiz & The Escapersの紹介からスタート。 オサゴダールさんと彼らの楽曲「Stay」の妄想盤を作ったら本当にアメリカでリリースされたりとこの番組ではお馴染みのグループです。今回はシアトルのParksideレコードからのリリース。このレーベルは以前True Lovesで紹介されました。
(楽曲1.オンエア)

この後は私(こも)が出演しジミーさんと交互に選曲を行いました。

私の1曲目:さよならポ二ーテール / クレジーボーイ (楽曲2)
ジミーさんはRah Bandの「Clouds Across the Moon」ようとの感想。こちらは10年以上活動しているのですが全然露出がなく、ライブもしたことない音源だけのグループ。クレジットを見るとメンバーは全部で11人いるようです。

ジミーさんの1曲目: Azul Kachi / Azulejo (楽曲3)
宇宙感を引き継いでの選曲。以前番組でもインタビューしたフィラデルフィアのEraserhoodレコードから今度アルバムがでるアーティストのご紹介。彼女はサウスロンドンの生まれでミレニアム世代の若いシンガー。ジミーさんは特別に音源を送ってもらったそうです。彼女は影響を受けたシンガーとしてベティデイビスの名前を挙げており、ミュージックビデオでは頭にかぶる宇宙の恰好?をしています。

私の2曲目: João Donato / Órbita (楽曲4)
ジョアン・ドナートといえばブラジル音楽の超大御所。最新アルバムからの1曲。以前『Jazz is Dead』にも出ていたのと秋はブラジル音楽が合う気がするので選びました。 

ジミーさん2曲目: Maglore / A Vida E uma Aventura (楽曲5)
ジミーさんもブラジル音楽からの選曲。タイトルは英語でいうとライフイズアドヴェンチャー。フリーソウル好きなひとは両手を挙げているのではとジミーさん。このバンドは基本的にはロック、シンガーソングライター系のグループですが、先日でた新譜の1曲目がこちらだったそうです。

私の3曲目: Swatkins, Antwaun Stanley / Bright Light (楽曲6)
ハートウォーミングなナンバー。SwatokinsさんはL.A.のマルチ奏者。この曲ではキーボードを演奏しています。ヴォーカルAntwaun StanleyさんはVulfpeckでも歌っている方です。

ジミーさん
3曲目: Swatkins,Raquel Rodriguez /Lottery (楽曲7)
4曲目: Raquel Rodoriguez,Stan Taylor / You Are Everything (楽曲8)
同じSwatkinsさんのニューアルバムからRaquel Rodriguezさんをフィーチャーした曲とStylisticsのカバーを選曲。
楽曲を聴きながら番組は終了となりました。


11月3週目(2022年11月17日) 前半ナカバさんレポート、後半楽曲紹介

1.Bobby Oroza / My place, My Time
2.Tiny Step "Southside" Trio / Yume Kara Sametemo
3.The Jack Moves / When You're In Love
4.Devin Morrison / Partner Pathways
5.Chaka Khan / Caught In The Act

この週はまずネット上SNS上を見る限り大好評だったBobby Oroza 来日初公演の初日でDJをしたあの方と電話を繋いでの放送となりました。

ジミーさん:ナカバ君こんばんはー。今日もよろしくお願いします。
ナカバさん:こちらこそです。
ジミーさん:先日のBobby Oroza 、初来日公演・初日DJをされていかがでしたか。
ナカバさん:いやーもう最高でしたねー。もう最高でしたねしかちょっとでないですけど。もうなんかライブあの日終わった後ちょっと数日間ちょっとふわふわしあ気持ちにずっとなってました。はい。
ジミーさん:具体的にBobby Oroza のライブはどんな点がよかったですか?ナカバ君的には。
ナカバさん:そうですね、まずはボビーの歌声ってすごい優しいんで割となんですかね長いライブで最後まで声がもつのかみたいないらない心配というかしてたんですけども、そんな心配はホントにもういらなくて、最後の最後まで力強くあの歌声でライブをしていてライブ巧者だなっていうことはすごい思いました。
ジミーさん:じゃあ音源で聴いてるより力強くパワフルだったりということに加えギター弾きながらねぇ歌ってましたね。
ナカバさん:そうですねもうギター弾きながら歌いつつあとはちょっとびっくりしたんですけど曲でちょっとギターを置いてパーカッションを叩くシーンなんかもあったりしたんですよね。
ジミーさん:あっ、パーカッション叩いて。
ナカバさん:そうですね。
ジミーさん:へーそれ知らなかったなー。
ナカバさん:そうなんですよ。はじめリハのときにあの自分もサウンドチェックとかしてて。んでボビーがふらっとステージのところでパーカッションを叩いててすげぇリズミカルに超うまくひくなーなんて思って、あのライブ前の遊びみたいな感じで叩いてんのかななんて思ったんですけど。そしたら全然ライブでバッチリなパーカッションを披露してくれましたね。
ジミーさん:へーじゃあもうがっとそこはもうアガるポイントで。
ナカバさん:なんか全員うぉーみたいな感じになっちゃってて。でちょっと調べたらあれなんですよね10代の頃で歌と同時にパーカッションも習ってたみたいですね。
ジミーさん:あー彼自身アレですよね南米にもルーツがあるんですよね確かね。
ナカバさん:そうですね。多分そこはパーカッションについては「This Love」のジャケというかメインビジュアルというかにドーンと。やっぱ思い入れが歌とおんなしくらいくらいあんのかなーなんていう風に感じさせるライブでした。
ジミーさん:ありがとうございます。どうでしたお客さんの反応、さっき盛り上がってたって聞いたんですが全体としてこうナカバ君がまぁ言ったら関係者として見たお客さんの印象はどんな感じだったですか。
ナカバさん:そうですね、まぁ言っても今こうしてジミソラジオ聞いていただいてるみなさんですとかあとそのちょっとスウィートソウルとかゆっくりした音楽を好きな方は当然熱量を感じていたんですけども果たしてこのライブをやるにあたって来るお客さんが全然読めなかったというのはあったんですけどもう開場前からまず当日券が出るって当日にアナウンスして、でその当日券を出しますよっていう時間にはもうすでに会場の外に長蛇の列ができていたりですね。で開場して僕はすぐ1番目にDJだったんですけどそん時にお客さんやっぱこういう時ってライブがメインなんで最初の方ってお客さんそんなパラパラパラとしか入んないのかななんていう風に思ってたんですけどはじめからもうほぼパンパンみたいな状態になって。
ジミーさん:おーじゃあもういわゆるオープン待ち状態みたいな感じで。
ナカバさん:そうですね。もうほんとライブというか開場してもうバンドセットのステージのまん前に陣取る方がすごいズラッといらっしゃるような感じになったりして。でもうライブ始まる頃には多分もう店に入り切らなかったくらいまで人が溢れてたっていう印象でしたね。はい。
ジミーさん:なるほど。やっぱですね。私もね普段この番組を聴いてくださってる方のツイート等でどういう様子なのかなって伺えたんですけどやはりBobby Oroza のね音楽の持つ魅力っていうのはですね、こうまだリスナーの方以外のところにも当然波及してるなってすごい感じまして今回のツアーで。で全公演ソールドアウトということでやはりですねそういった方々にジミーソウルラジオを届けて行きたいなと改めて思ってる訳なんですよ。
ナカバさん:間違いないですね。
ジミーさん:でその大使に今日ナカバ君任命しますので。
ナカバさん:(笑)ありがとうございます。
ジミーさん:かつ今までこう選曲を中心にしてもらいましたがやっぱねかわいい子供には谷底に落として的なあるじゃないですか。やっぱ厳しいことをナカバ君には要求していこうと決めました。
ナカバさん:はい。
ジミーさん:なのでナカバ君はTimmionレコードのオフィシャルミックスCDが出せるように今日から動いてください。
ナカバさん:かしこまりました。ちなみにジミーさん。あのー今Bobby Oroza Big Crown所属なんですよね。
ジミーさん:(ショックを受けて)おぅ〜
ナカバさん:(笑)まぁでもなんですかね今回のアルバムでバックバンドというかバンド組んでるのはおなじみCold Diamond & Mink、Timmionレコードの主催であるCold Diamond & Minkだったりするんでもちろん無関係では当然無いっていうところで。
ジミーさん:ナカバ君自らハードルを上げたということで。TimmionかBig Crownのオフィシャル。両方とは言わないですよ(笑)。TimmionかBig CrownのオフィシャルミックスCDが出せるように今日からですね動いていただいてそのやりとりをこの番組で今後はメインでレポートしてもらうと。当然私も協力は惜しみませんので、ちょっともうナカバ君自身もネクストステップへ行っていただきたいなと。
ナカバさん:そうですね。やっぱ本当なんですかねこのジミソラジオを通じてやっぱ色んなヴィンテージソウル、新譜のものを紹介させていただいてたんですけどもやっぱりその紹介、自分なりの紹介の仕方みたいなところを考えた時にやっぱりそのレーベル、ほぼそのBig CrownだったりTimmionだったりレーベルっていうのはほとんど買ってたりするんで。現場でもかけてたりするんで。
ジミーさん:言っちゃいましょうよ。今後は俺を通せぐらいのことはね。
ナカバさん:(笑)
ジミーさん:そこまで行っちゃいましょう。ナカバ君。
ナカバさん:いやそこ、言えるようになれるくらい胸張ったいいミックスを作れたらなんてふうに今思いました。
ジミーさん:まぁちょっとね新しいフェィズということでまぁそのねナカバ君オフィシャルミックスCDリリースへの道乗りを今後は番組通じてみなさんにお届けしていこうと思うのでもちろん私もサポートいたします。ナカバ君それで行きましょう。
ナカバさん:承知しました。頑張ります。
ジミーさん:ではですね、そんなナカバ君からの今回のライブを経てBobby Orozaのナンバーを1曲チョイスしてください。
ナカバさん:はい。ではBobby Oroza で「My place, My Time」(楽曲1)です。どうぞ。
(ここでBobby Oroza さんからのメッセージ!)

ジミーさん:ナカバ君今回もありがとうございました。
ナカバさん:あっ、あと最後に一言。これ聞いてるみなさんもホントにボビー素晴らしいんで1人でも多くの方にボビーの歌声を聴いていただきたいんでジミソラジオと共にボビーのアルバムだったり曲だったりを勧めていただけたらというふうに思ってます。
ジミーさん:ありがとうございました。
ナカバさん:ありがとうございました。

ジミーさん:みなさんもね、お気づきになられたかと思うんですけどナカバ君ねBobby Oroza の呼び方がボビーになってましたね。

そんな今回の来日公演のバックを務めたのがTiny Step "Southside" Trio。彼らの演奏が素晴らしかったというツイートやインスタのポストもたくさんありました。次にこのTiny Step "Southside" Trioの楽曲をご紹介です。こちらのバンドはハモンドオルガンキーボード奏者の山口ゆきのりさんによるソロユニットのひとつのトリオ。2022年今年に出た「Yume Kara Sametemo」をオンエア(楽曲2)。

続いてジミソラジオ同様木曜日に全国でネットされております長寿番組A・O・Rの中でソウル・サーチャーこと吉岡正晴さんご出演のソウル・トゥ・ソウルの話題へ。先日なんと2度目のジミーソウルさんへの言及がありました。というのもアルバムを出したJack MovesとZOOMインタビューできそうだったのに音信が途絶えてしまい、まぁあるあるだよねみたいな話を吉岡さんとツイッターDMしていたそう。
番組の中でこのアルバムの1曲目「Lionel Richie」を吉岡さんが紹介しましたが、なんでLionel Richieってタイトルを付けているのかわからないというところから、ユキ・ラインハートさんは歌詞の中でオールナイトロングってフレーズがでてきたので仮タイトルでつけてて面白いからそのままそうなったんじゃないかと推理していました。その流れで是非真相はインタビューの予定があるのでジミーソウルさんにきいてもらえたらとジミーさんへの呼びかけ。
「まだーZOOMの方が実現してないんですけどありがとうございます吉岡さん。それではですねせっかくなのでジミーソウルラジオからもJack Movesの今回のアルバム『Cruiserweight』。あのボクシングのクルーザー級っていうクルーザーウェイトですかね。の中から1曲ご紹介させていただきます。まぁこの番組だったらこんな感じかなって曲になります『When You're In Love』になります。(楽曲3)」

『Cruiserweight』はブギーやディスコっぽいものや70年代のスウィートソウルマナーのものだったりと全曲最高のアルバムになっているとのこと。ただ、昨今レコードのプレス工場が大変忙しいみたいでレコードでのアルバムリリースは来年になるようです。

続いてご紹介するのはDevin Morrisonというシンガーでもある方がシリーズで出している『Dream Lobby』というインストゥルメンタル集から「Partner Pathways」。このシリーズはいわゆる作業用BGMとしても最高でおススメとのこと。90年代初頭だったり80'sのファンク・ソウルのインストチューンというよりかはカラオケのようなトラックが続いており、どれも曲の長さがどれも3分33秒と4分44秒となっています。
(ここでDevin Morrison 「Partner Pathways」(楽曲4)のオンエア)

こちらアルバムジャケットも大変ユニークで暗がりの建物の中の柱や窓を使ってドリームロビーの1や4のローマ数字を表現しています。

今週最後の楽曲のご紹介。先日イギリスのソウルシンガーJoss Stoneさんのポッドキャストを聴いたら楽曲から受ける印象と彼女自身のパーソナリティがポジティブにいい意味で違っていて驚いたという話をしていましたが、同じことをJennifer Hudsonさんに対しても感じたそう。
の「ジェニファー・ハドソンショー」という番組のダイジェスト版が公式としてYOUTUBEにアップされていてジミーさんは毎日観ているそうです。
「ジェニファー・ハドソンさんも本当に明るくてエネルギッシュな方で素晴らしい人間性ですよね。私が偉そうにいうことでもない気がしますけど。そんな訳で彼女のYoutube『ジェニファー・ハドソン・ショー』のYoutubeチャンネルも何回も何回も観てるんですけど。そんななかでなんと先日歌手活動50周年を迎えたあのシャカ・カーンがゲストで出てましてインタビューしてたんですよ。すごいエピソードいっぱい聴けましたね。例えばですねびっくりしたのはあのスティーヴン・スピルバーグ監督の『カラーパープル』という映画にシャカ・カーンがオファーがあって、しかもえーとシリ、シシ、ちょっと今忘れちゃいましたウーピー・ゴールドバーグがやった役にシャカ・カーンがオファーがあって、でもちょっと断ったみたいな話が聞けてうわっ!てなっちゃったんですけど。そんなわけで歌手活動50周年を迎えたシャカ・カーンさんインタビュー含め本当に面白いコンテンツ、あとコレ凄かったですよ。ベイビーフェイスとジェニファー・ハドソンがオーディエンスの方から適当な単語とかフレーズを言ってもらって即興で作曲して歌うんですよ。即興で作詞作曲して歌うって言って。ベイビーフェイスがホント凄くてなんかね、たしかちょっつとうろ覚えですけど何番通りのお店で何番通りの洗剤って言われてそれで歌うんですよ。でもバリバリの聴いただけだとラブソングでびっくりしましたね。そんな訳でおススメのYoutubeチャンネルとなっておりますのでこちらもチェックしてもらえたらと思います。じゃあこの番組でシャカ・カーンかかるのも初めてですかね。大ヒットアルバム『I Feel for You』のなかからこの流れで今日かけるのは『Caught In The Act』(楽曲5)になります。」

この後はメールの呼びかけなどを行い番組は終了となりました。

https://youtu.be/7093TXUw4cg



11月4週目(2022年11月24日) 最近お気に入りの楽曲紹介

1.Gloria Scott / All of The Time, You're On My Mind
2.Red Astaire Coco Rouzier / Reaching Out of You
3.XinU / 合図 Eyes 合図
4.The Brothers Nylon / Three Ears
5.Dabey / Three Ears - Dabey Soul Treat
6.Sleeping Dogs / Bow's Wallet
7.The California Honeydrops / I Miss You Baby Pt.1

今週はひたすらジミーさんが最近聴いているお気に入りの楽曲をできるだけ紹介するとのこと。
早速の1曲目はあのGloria Scott。2022年にニューアルバムがイギリスの名門Acid Jazzレコードからでました。タイトルは『So Wonderful』。Gloria Scottと言えば70年代にCasablancaから『What Am I Gonna Do』というアルバムがリリースされています、そのジャケットは彼女の顔のアップですがそれを今回のアルバムでも踏襲しています。本当に素晴らしいアルバムになっておりますのでぜひみなさんチェックしてみてくださいとジミーさん。今回は1曲目「All of The Time, You're On My Mind」(楽曲1)をオンエア。

続いても女性ボーカルのナンバーをご紹介。こちらは少し前の2017年の楽曲。Red AstaireとCoco Rouzierの「Reaching Out of You」。この7inchレコードをジミーさんは買い逃しており、先週渾身のライブレポートをしてくれたナカバさんさんに見つけたら買っておいてもらえますかと頼んでいたそう。すると先日デッドストックが出てきたのかある海外のレコード屋さんから出てきましたということで購入したそうです。
ただここからは推測の話なのですけどと前置きをして「このRed Astaireさんというですねビートメーカーの方が先日お亡くなりになりまして。それでですねいわゆるそんななかで在庫がでてきて手に取れたのかなと。これあくまで推測なんですけど。それでですねレコードは手に取れましたが大変悲しいニュースをお届けしているわけですが楽曲は素晴らしいので今後も私も聴き続けることになりますし、この場を借りてご冥福をお祈りいたします。でこの曲はですねLove PotionというKappからでているレコードの『This Love』って曲をサンプリングしてまして。じゃあ久しぶりのマニアッククイズここでだしておきましょうかね。このLove Potionの『This Love』の違う名義、違うレコードがあってそれはなんですかっていうのをね。リスナーの方に出しますのでメールかツイート等お願いします。ちょっと脱線しましたけどこの曲最高なのでみなさんも気に入ってくれたら嬉しいです。Red Astaire & Coco Rouzier で『Reaching Out of You』になります。」
(楽曲2.をオンエア)

続いてご紹介する楽曲も女性ボーカルもの。今度は日本人のシンガーになります。スペルがX・I・N・Uでシンユーさんと読むそうで最近精力的に楽曲をリリースしています。ちょっと前のシングル「合図eyes合図」を。アイズは漢字の合図で次のアイズは目のeyes、最後のアイズは漢字のアイズの「合図」。みなさん多分ニンマリするカッティングフレーズの連発となっておりますとジミーさん。
(XinU 「合図 Eyes 合図」(楽曲3)のオンエア)

2か月に1回のジミーさん後出しジャンケン対決にとっておけばよかったかと今ちょっと後悔しているけどぜひぜひチェックしてみてくださいとのこと。

続いては以前番組でもご紹介したドイツのコレクティブ、新譜楽曲を精力的に紹介しているGolden Rulesがすごい面白いことをやっています。Golden Rulesが過去紹介した楽曲をビートメーカーを招聘してリミックスをだしているそうです。分かりやすくご紹介するために元々のバージョンを聴いてもらいましょうかとThe Brothers Nylon 「Three Ears」(楽曲4)のオンエア。

この楽曲をビートメーカーのだべー、ダビーさん?がリミックスされていてこちらはGolden Rules Golden Ticket Tapesというコンピレーションシリーズのコラボ的な感じでリリースされています。ということでDabey 「Three Ears - Dabey Soul Treat」(楽曲5)をオンエア。

それでは続いてもですねもう最近正直私Golden Rulesに頼り切りのところもあるんですけど、また彼らに教えてもらった楽曲をご紹介しますとジミーさん。中国は北京のバンド。バンド名がSleeping Dogs、アルバムが『Blunt Razor』で楽曲は「Bow's Wallet」。
コレいいですよ。と楽曲6.をご紹介。

アルバもを通して素晴らしいインストのファンクアルバムになってますのでこちらもぜひぜひ聴いてみてくださいとのこと。

「それでは今日最後に紹介する楽曲でみなさんご準備いいですか手を、両手を上げる楽曲を最後にご紹介しますのでぜひぜひハンズアップしてもらえたらと思います。」
(The California Honeydrops 「I Miss You Baby Pt.1」(楽曲7)のオンエア)

「はい、今週も楽曲をたくさんご紹介できて私は大満足です。ジミーソウルラジオではみなさまからのメッセージをお待ちしています。メールアドレスはjimmie@rnc.co.jpジミーの綴りはjimmieです。ツイッター、インスタグラムアカウントもあります。ハッシュタグはカタカナでジミソラジオとなっております。メッセージをご紹介させていただいた方には番組ステッカーをプレゼントしています。あっ、みなさんもう手下ろしてもらっていいですからね。それでは来週12月1日の夜11時にお会いしましょう。ジミーソウルでしたー。」

11月のプレイリスト

放送でオンエアされた曲をまとめてみました。見つけられなかった曲や放送時と違うバージョンもありますが、ご了承ください。
アップルミュージックが調子悪いようなのでスポティファイでも作ってみました。

・アップルミュージック

・スポティファイ


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