角保持してたらランク入りした話
小学生の時、僕は子供将棋クラブに通ってました。それは奨励会みたいなガチなやつではなく、みんなとおしゃべりをしながら将棋を指す、お遊びみたいな習い事でした。将棋を始めて数日、僕は「角」がお気に入りの駒になりました。斜めだけに移動するところに魅力を感じて、対局では毎回「玉」よりも「角」を守っていました。
ようやく駒の動かし方を覚えた頃、通ってたクラブで将棋の地区大会が催され、僕はたくさんの人と将棋を指したいがために参加しました。対戦はトーナメント式で、棋力はランダムで構成されていました。しかし、参加者はある程度戦法を固めた状態の人が多く、何の戦法も知らない僕は「角」を上手く使ってなんとか対抗していました。
その戦い方とは、角を端っこに忍ばせておいて、相手の玉を角の筋へ誘導させるもの。
創作戦法だったにもかかわらず、なんと相手は続々と罠にかかってくれました!そして勝ち進んでいき、見事総合3位になってしまいました。
偶然が上手く重なった勝利ですが、僕の中ではいい思い出です(^^)