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初めてワンピースを読む【108】

マザーフレイムの破壊の跡のことも気になるんだけど、とにもかくにもバーソロミューくまの人生ちょっと激動すぎん???な、108巻読了しました。

バーソロミューくまさんは、とても大きい体格だが、それはバッカニア族と言う特殊な血がもたらしたものだったようだ。大きいだけではなく、力も元来強いらしい。
バッカニア族は、かつて世界に対して大罪を犯した一族の末裔故に、生まれながらの奴隷階級として差別されている。既に絶滅種と言われているバッカニア族だが、彼らには‟太陽の神ニカ”が、伝説の戦士として代々伝わっているらしい。
これはもう、バッカニア族が空白の100年の時代に、世界政府の前身たる20人の王たちと敵対した、巨大な王国の仲間だったと言うことだろう。その巨体と怪力で、戦いの中で20人の王たちを追い詰めたこともあったのかもしれない。そのことが、敗北故に大罪と称されているとしか思えない。
巨大な王国にはジョイボーイもいたし、ゾウも仲間だった。ジョイボーイと約束を交わした人魚姫、そして魚人族も仲間だったのではと思う。そしてバッカニア族も……戦争に負けた後の世界では、みんな罰を背負ったり、差別されたりしている。

前から示唆されていた、ゴッドバレーでのロックス海賊団VSロジャー&ガープの戦いに、子供のくまも巻き込まれていた。何なら子供のイワンコフも巻き込まれていた。革命軍ってのは、天竜人の傍若無人の犠牲になってきた人が多いんだろうな。

ゴッドバレーの戦いは、以前聞き及んだ話だと、ガープが奴隷のために天竜人を助ける形で、ロジャーと手を組み、ロックス海賊団の面々と対峙した……と言うことだったが、それはちょっとばかり世間に対して、若かりし頃のモルガンズが手を施し、情報操作されたものだったようだ。事件の真相を隠すため、ガープの英雄伝説以外は世間には知られないように……このとき特に隠したかったのは、何のことだったんだろう。単純に人間狩の事実?
あと、ガープの中将歴びっくりするくらい長い。この世で最も中将だよ。
ゴッドバレーについては、戦いの詳細については、また何かの機会で描かれそうだな。ロックス海賊団らしき面々も顔出しされたけど、旧四皇の皆さんとオリジナル・ステューシーはともかく、知らない方もたくさん出てる。本当に皆さん誰、てかロックスどれ。まだロックスは出てないのかな?出てくるなら、もっとバンッて出てきそうだもんな。

今までも散々、天竜人の、人を人とも思わない残虐な振る舞いは描写し尽くされてきたが、今回はひときわ酷い。しかし、これも現実の歴史をモチーフにしてるんだろうな……事実は小説よりも奇なり、ってこういうことか。
天竜人は、征服ついでに人間を狩りの対象にしたゲームを、ゴッドバレーで開催していた。
そこにロックス海賊団が乗り込んできたのは、どうやら狩りの商品になっていた悪魔の実2つが、彼らが拠点にしていたハチノスから盗み出されたもので、それを奪い返しに来たってことかな。そして、結果的を鑑みるに、その2つの悪魔の実は、ニキュニキュの実をくまが、青龍モデルをカイドウが食べたんだろう。それにしても天竜人的にも悪魔の実ってほしいもんなの?食べたいってよりは、売りたいかもな。
それにしても、乗り込んできたロジャーは「1年だぞ!」と言っているが、何が1年なんだろう。ロジャーもまた、悪魔の実を追ってゴッドバレーへ来た?それとも他の目的で?

そして、ゴッドバレーには若き日のフィガーランド・ガーリング聖の姿も。天竜人にしてはイケメン。おっと失礼。しかし面を問わず総じてクソ。
それにしても、このフィガーランド・ガーリング聖とシャンクスが父子説、聞きました。顔が似てるって。確かにシャンクスが何故五老星と面会できるのか=天竜人出身だからって言うのは自然だしな。珍しくイケメンに描写されているのも、そう思うと意味があるように思える。
シャンクスが今39歳だったか……一瞬、このゴッドバレーでの戦いの最中に赤ちゃん時代のシャンクスがロジャーに保護されたのかと思ったけど、ちょっと年代が違うかな。まだ生まれてなさそう。

ドラゴンは、どうやら一度は海軍に在籍していたらしい。ガープに放り込まれたんだろうか。ただし、運悪くそこで「正義」を見出せなかった、とのことだ。やっぱり天竜人の命令に逆らえない海軍という立場に疑問があったんだろうか。竜を意味するドラゴンって名前も、何だかそうなると皮肉なものがある。
そして、どうやらドラゴンは25年前には既に「自勇軍」と名乗り、各国政府へのデモを推進していたようだ。その後、武装をして「革命軍」になったと……。
この人も、まだまだ謎が多い。本当に血の繋がったルフィの父なんかな?ルフィが生まれたときには既に革命家として名を馳せていたようだが……若干、ガープやルフィとは顔の系統違う気がするんだよな。もちろん、ルフィがまだ存在が明らかではない母親似なだけな可能性もあるけど。だけど、ガープはエースを預かったりしているし、ワンピースの物語自体、血の繋がっていない家族の話も多いから、若干まだ疑う。

そして、気になるのはマザーフレイム。
マザーフレイムを放たれたルルシア王国跡地には、海にポッカリと巨大な穴が空き、その穴に元々あっま海水が周囲に溢れだしたのか、何なのか、世界の水位は1mほど上昇するという大規模な現象を引き起こした。
この海にポッカリと空いた巨大な穴、何だか見覚えがあるなと思ったら、エニエスロビーだった。あそこも海に巨大な穴が開いている。そして、エニエスロビーに関しては、800年前――世界政府発足時から司法の島として運用されているとのことだったので、恐らくはエニエスロビーの穴が空いたのは失われた100年の間。
つまり、エニエスロビーはマザーフレイムと似た兵器……似た、と言うか元祖である古代兵器ウラヌスに破壊されたんじゃあなかろうか。
それじゃあ、エニエスロビーとそう遠くない立地のウォーターセブンが水没していくのも、海面が上昇したから?と思って読み直したら、地盤が沈下しているから、とのことで原因が違った。地盤沈下はウォーターセブンだけのようだし、独立した要因なのかな。
エニエスロビーとルルシア王国跡、同じように海に穴が空いているが、エニエスロビーの方は陸地が恐ろしいバランスで残っていた。これは、もしかすると空白の100年の時代の攻撃で、誰かが防御した跡だったり?
また、エニエスロビーは、読んだ当時はあまり気にしていなかったが「不夜島」で夜が来ないらしい。何故、エニエスロビーにだけ夜が来ないのか。
ちょっと思ったのが、ウラヌスが「天空」の意味を持っていること。もしかすると、ウラヌスは天空……に浮かぶもの。すなわち「太陽」に似たものなのかもしれない。太陽の力は強力だ。兵器の意味合いを持てば、その威力はまさに強大だろう。そして、その「太陽」が、未だエニエスロビーの空に浮かび、輝いているのだとしたら?夜の闇を振り払うように、煌々と……そして、エニエスロビーが不夜になっている?
とすると、やはりマザーフレイムはウラヌスではなく、Dr.ベガパンクが生み出してしまった兵器なんだろうな。マザーフレイムを生み出すための融合炉もあるらしいし。
Dr.ベガパンクは悪い男ではない、と各所で言及されている。じゃあ、何で融合炉なんて危険なものがあるんだろう。マザーフレイムは兵器以外に、何か利用方法がある?
ワンピースの世界では、最近「太陽」がキーワードになっているけれど、「太陽」を必要とする事態でも想定されるのだろうか……例えば、世界が闇に包まれるような……ん?そう言えば闇と言えば黒ひげだな。

くまは、酷く悲しい形で一途に好いてくれていた女性を失ってしまった。娘であるボニーをも襲った珍しい病気で……。
この自然光を浴びると広がる青玉鱗という病気。日光・月光を浴びると……と、言うあたりが太陽の神が伝わるバッカニア族のくまに降りかかる悲劇としては何か示唆的なものを感じるし、鱗は太陽に憧れた魚人族を思い出させる。いや、天竜人に囚われていたことを思うと、龍の鱗の可能性も?
そう言えば、天竜人が「竜」な理由って何なんだろう?

あとサターン聖。この人、果たして普通の人間なんだろうか?この人も、イム様よろしく800年前から生きてる?
または名前から考えるに、五老星も古代兵器的な存在なんじゃないの?って気もする。

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