感動!自作エフェクター!~カンカラファズの製作~
あなたもエフェクター製作に挑戦してみませんか?
今回、紹介するエフェクターは筐体に空き缶を利用した遊び心あるファズエフェクターです。回路はインターネットを検索すると簡単に見つかる有名なものです。
使用部品が少なく初めてエフェクター製作に挑戦するギター愛好家の方、いかがでしょうか。私も初めて作ったエフェクターはこのカンカラファズです。はんだ付けの技術はある程度必要です。ラジオキットなどではんだ付けなどの基本的な技術を習得してからの挑戦をおすすめします。
*製作に必要な図を末尾に掲載しています。
必要な道具
・はんだごて(電子工作用)
・こて台(針金のハンガーなどで作っても良い)
・はんだ(0.8mm 電子工作用)
・半田吸い取り線
・こて先クリーナー
・ラジオペンチ ニッパー
・ドリル ドリル刃はステップドリルが良い(写真)
・絶縁ビニールテープ
・接着剤
・紙やすり(金属用)
道具はホームセンターなどで実際に手にとってみて購入した方が良い
部品
・抵抗
R1 470Ω ×1 (黄紫茶金)
R2 33KΩ ×1 (橙橙橙金)
R3 10kΩ ×1 (茶黒橙金)
R4 100kΩ ×1 (茶黒黄金)
R5 1kΩ ×1 (茶黒赤金)
R6 2.2kΩ ×1 (赤赤赤金)
・コンデンサ
C1 2.2μF ×1(電解コンデンサ*極性アリ)
C2 0.1μF ×1(セラミックコンデンサ表記104)
C3 22μF ×1(電解コンデンサ*極性アリ)
*電解コンデンサは白線がある方がマイナス(足の長い方がプラス)
・トランジスタ
Q1、Q2 2sc1815-Y ×2(向きに注意)
・ダイオード
D1 1N4007 ×1(極性アリ)
*図②を参考に。ラインのある方がジャック側
・LED Φ5mm (足の長い方が+)
・VR *予め爪を切っておく
100kB ×1(ボリューム用)
1kB ×1(ファズ用)
・フォンジャック ステレオジャック(インプット) ×1
ステレオorモノラルジャック(アウトプット)×1
・DCジャック ×1
・フットスイッチ ×1
・配線コード 適量(サイズ24 2m×7色で500円位)
・熱圧縮チューブ 適量
・ユニバーサル基板 ×1(使用するのは12×10穴)
・空き缶
・裏蓋用のプラ板、ブリキ版など ×1
基板を作る
① 図①を参考にして基板の表面にパーツ配置マークを描く
② 背の低いパーツから順にはんだ付けを行う。はんだ付けしたパーツの足を図①をよく見て足を折り曲げてニッパーで切る。
③ 図①うらと見比べてよく確認してください。はんだが隣の線とショートしていないかも確認してください。
LEDの配線
①LEDは足の長い方がプラス。抵抗6と配線コードをはんだ付けする。
②熱圧縮チューブでカバーする。
配線と仮組、音出し
①図②を参考に配線する。ダイオードはまだ付けないこと!
②音出しのためにフォンジャックのアース同士をつなぐ。
③音出しのためにDCジャックのマイナスとインプットジャックのリングをつなぐ。
音出しをする。
電源(9Vセンターマイナスアダプター)をつないで、音が出るかかくにん。 音が出たら音出しのためにつないだ線を外す。
音が出ない原因
音が出ない原因の多くは基板のはんだ付けです。導通チェッカーがある場合はポイント、ポイントを確認する。①一見つながっているように見えてつながってないことがよくあります。もう一度はんだごてを当ててみてください。或いはショートしていないか?②プラグをインプットとアウトプット逆に繋いでいないか?③DCジャックのプラスマイナスの確認④部品のつけ間違いは?
空き缶にドリルで穴あけ加工
フットスイッチ 12mm
LED 5mm
VR 7mm
フォンジャック 9mm (内側から穴の周囲をやすりがけする。空き缶は表面がコーティングされているため)
DCジャック 使用するジャックの直径にあわせて穴あけ
組み立て
①基板の裏にビニールテープを貼る。
②DCジャックを取り付ける
③続いて他の部品を取り付けていく
④ダイオードをはんだ付けします。ダイオードの向きに注意してください。ラインのある方がDCジャックのセンターマイナス
⑤LEDを接着剤で固定
⑥裏蓋を接着して完成!!
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